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ひとつの事実「ラン・ローラ・ラン」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

前回に引き続き「クラウド アトラス」の監督の一人トム・ティクヴァの出世作「ラン・ローラ・ラン」(製作:1998年)をご紹介します。

フランカ・ポテンテ
2625円
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個人的お気に入り度:8/10

一言感想:「スタイリッシュ」「アイディア1本勝負」が最も似合う映画!


あらすじ


ローラのもとに、裏金の運び屋である恋人マニから電話がかかる。
マニは仕事で手に入れるはずの10万マルクをうっかり手放してしまったのだ。
制限時間は20分。ローラはマニのために奔走するが・・・




すげえ格好いい!
音楽がとてもスタイリッシュで、躍動感ある展開のとりこになりました。

トム・ティクヴァ監督の「パフューム ある人殺しの物語」もクセのある作品でしたが、以前にもここまで独創的な作品を撮っていたんですね。どちらの作品も大好きになりました。

「アイディア1本勝負」な映画ということも含めて、「メメント」「バタフライ・エフェクト」「ミスター・ノーバディ」が好きな方であれば気に入ると思います。

本作のテクノ音楽は本気で格好いいのですが、どこかで聞いたことあるなあと思っていたらTV番組「逃走中」で使われていました。確かに「走る」シーンによく合った音楽です。
<run rennt soundtrack - YouTube>
<Run Lola Run: Original Motion Picture Soundtrack>

ちなみに通貨がユーロに統合される前の映画なので、ドイツのお金の単位・マルクが出てきます。
映画に出てくる10万マルクは、だいたい500万~600万といったところでしょうか。

また、本作のDVDは現在廃盤になっていて、中古でないと手に入りません。
レンタルビデオ店でも置いていないことが多いようです。
「クラウド アトラス」の宣伝でも「ラン・ローラ・ラン」のことは大きくピックアップされているので、ぜひこの機会に再販してほしいですね。

上映時間はたったの81分ですが、本作のハイテンションっぷりからすればこれでちょうどいいと思います。
好き嫌いは別れますが、一度はぜひ観て欲しい作品です。

以下は序盤と作品の仕掛けが少しだけネタバレ↓ 予備知識なく観たい方は要注意



本作は、「ローラがたどる3つの分岐」を描いた物語です。
ローラは恋人を救うために奔走し、そのたった20分間の出来事を、映画は3回反芻するのです。
その3回ともそれぞれが「ちょっとだけ違う」ために、運命が変わるのです。

映像面では、たとえばこんなところが目をひきます。

シャンプー ランローララン<母親のこのお使いはガン無視

恋人からの電話を切り、10万マルクを手に入れるために走り出すローラを尻目に、カメラは母親の部屋のテレビを映し出すのですが・・・

アニメが・・ ランローララン<カメラがTVに寄っていき・・・

アニメ ランローララン<ローラが走っている!

なんと、ローラが階段を降りるシーンがそのままアニメで描かれるのです。
ローラの髪型がどぎつい赤色なのも、この「アニメの登場人物と同じ」ということを示したいがためのものなんでしょうね。

犬を避ける ランローラ<犬を避けるローラ

その後、階段の踊り場にいた犬を避けるローラですが、「あとの2回」ではその場面も異なったりもします。


さらにローラはベビーカーをひいているおばちゃんにぶつかってしまいます。

おばちゃんにぶつかる ランローララン<「なんだよ!」と怒るおばちゃん

なんとここで、映画はシャッター音とともに「おばちゃんのその後の人生」を描きます

そして・・・ ランローララン<そして・・・

赤ちゃんを取り上げられる ランローララン<赤ちゃんを取り上げられてしまう

誘拐 ランローララン<他人の赤ちゃんを誘拐してしまう

この他にも何人もの「その後・・・」が描かれます。
その顛末はハッピーエンドだったり、悲惨なものだったりするのです。

これはほんの少しの変化が、その後に大きな変化をもたらすというバタフライ効果を描いたものでしょう。


そして1つのローラの奔走が終わると、また「電話を切る」シーンからはじまります。

また電話に ランローララン<「チン!」

3回の奔走で、ローラは無事10万マルクを手にできるのか?
その結末はぜひ映画を観て確認して欲しいです。


映画のはじめではこう言われます。

「人間は地球上でもっとも不思議な生き物だ、答えのない謎に満ちている。
たとえ答えを探したとしても、また次の謎が生まれてくる。またその次と・・・
だがつまるところ、問いは1つじゃないか?
そして答えもひとつなんじゃないか?

「ボールは丸く、時間は90分。
それだけが事実で、あとは推測さ」


そうして警官がボールを蹴り上げ、「試合」が開始されます。

いつも問いも、答えもたったひとつ。
それならば、ローラの3つの物語のうち、どれかが事実で、ほかの2つは推測に過ぎないのでしょう。
観たあとは、最後の1つが事実だと信じたくなるはずです。

テーマ : 映画
ジャンル : 映画

2013-03-14 : 旧作映画紹介 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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非公開コメント

懐かしい映画ですね~。自分も昔観ましたが、非常に印象的な映画でした。最初は30分程度で(あれ?もう終わり!)と思ったところでまた始めから始まるシーンには驚いたものです。所々を荒々しいアニメーションにし、かつスタイリッシュな映画はなかなか面白かったです。
昔観てからまたみたいのですが、そうですか。もう廃盤ですか。近くのゲオか中古屋で捜してみます。
2013-03-16 09:56 : 名無し URL : 編集
Re: タイトルなし

> 昔観てからまたみたいのですが、そうですか。もう廃盤ですか。近くのゲオか中古屋で捜してみます。

ブルーレイでも発売して欲しいですよね。
2013-03-20 13:20 : ヒナタカ URL : 編集
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『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
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<2015年上半期>
『極道大戦争』
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『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
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<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
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<2014年上半期>
『渇き。』
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『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
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『モンスターズ・ユニバーシティ』
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<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
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『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
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『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
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