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夏だ!チェンソーだ! オリジナル版「悪魔のいけにえ」ネタバレなし感想+秀逸なカメラワーク

今週末7月13日より、映画「3D飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲」が3週間限定で公開されます。
まあなんていうか、邦題がすごいですよね。なぜそんなB級チックなんだよと(個人的には好きですけど)。
そんなわけで本日は伝説的A級ホラー、シリーズ第一作「悪魔のいけにえ」(原題:The Texas Chain Saw Massacre)(制作:1974年)をご紹介します。

マリリン・バーンズ
3718円
powered by yasuikamo

個人的お気に入り度:8/10

一言感想:ひたすら暑くていい意味で不快

あらすじ


若者たちがチェンソーでぶっ殺されます。




ホラー映画の金字塔と言われる作品であり、ホラーのジャンルではみんなのシネマレビューで歴代15位と高い評価を得ている作品です。

驚くべきなのは、これが40年前の映画だということ。
他の追随を許さない恐怖演出は、映画ならではの芸術とも評されています。
ホラー映画が好きなら一度は見ていて損はないでしょう。

しかしデートにおすすめかと言われると、これが全くおすすめできません。
なぜなら、この映画に感じる一番の感情は(個人的に)「不快」だったからです。
「怖い」というよりも「こんなもん観たくない!」という嫌悪感を催すつくりで、人によっては辟易してしまうでしょう。

不快な理由はあの殺人鬼「レザーフェイス」の気持ち悪さだけではありません。
作中の舞台はホラーらしからぬ晴天が映える真昼間なのですが、とにかく暑苦しいのです。
テキサスの茹だるような夏の暑さ、血の匂いが画面が伝わってくるようです。

荒々しい画面も非常に効果的ですが、これは低予算だったために良質のフィルムが手に入らなかったためでもあります。
そんな当時の事情さえもプラスに働く本作は、伝説とされるにふさわしい存在だと思います。

本作の魅力はいろいろ語り尽くされているとは思いますが、あえてひとつ言うならカメラワークが素晴らしいです。
そのテクニックは観客の心理をついた「やめてくれ~」と言わせるもので、この後のホラーに多大な影響を与えたことが頷ける面白さでした。

ストーリー性はほとんどないので、映画に物語やメッセージを求める人には向きません。
しかし、嫌な気分になれるホラーとして「悪魔のいけにえ」はかなりおすすめです。

ちなみに血がドバっと出るシーンはそのほとんどが隠れて見えないのですが、「見えない」からでこその恐怖もあったりします。
直接の残虐描写がほとんどないとはいえ、お子様には見せませんように。

↓以下ははじめに殺されるシーン&中盤の展開シーンがわりとネタバレ ラストの展開にも少し触れているので、未見の方は要注意














第一の被害者となる男性は、とある一軒家に入り込みます。

悪魔のいけにえ1<Hello!

外に居るヒロインも呼ぼうとしますが、彼女は中に入りません。
その先を見ると・・・

不気味な骨が・・・

赤い壁に不気味な骨が見えます。
彼はおそるおそるドアに近づくかと思いきや・・・

軽やかステップで<軽やかステップ

なんと走り出します

転んじゃう<ずしゃっ

そしてコケます
見上げると・・・

ハンマー持った男

チラ顔見せ<チラッ

顔をチラ見せ。でも全部は見せません。
当然とばかりに彼はハンマーで殴られます。
男性の足はけいれんし、レザーフェイスはその体を奥に引きずります。
そしてレザーフェイスは・・・

閉めるよ

バァーン!

扉を閉める。
実はここまでBGMはなかったのですが、扉を閉めた瞬間に不愉快な重低音が鳴り響きます。

観客はこの家に恐ろしい怪物が住んでいると印象づけられます。
そこでカメラは外に居るヒロインを捉えます。
そのカメラはヒロインの後ろにまわり、彼女のあとをゆっくりとつけていていくのです。

カメラは後ろに・・・

ベンチの下を通って・・・

いっちゃだめだって!

ああ、もう死んだな

このカメラワークのおかげで、観客は「そっちにいっちゃだめなんだって!」とハラハラしながら見ることができます。
怖いのは「登場人物が知らないことを観客が知っている」という映画ならではテクニックのためでもあります。

さっきの扉が・・・

そこには当然男性が犠牲になった扉が・・・

でも行くのはこっち、ほっ

しかしカメラは横を向きます。
ここで観客は「あ、そっちには行かないんだ」とちょっとホッとします。

でもホッとできるわけがなくて・・・彼女は謎の「骨」が大量にばらまかれている部屋で転んでしまいます。

転んじゃう 悪魔のいけにえ

にわとりが何故か<そこには鶏もいる

あたりには骨が<動物の骨かな・・・

どう見ても頭蓋骨<と思ったらこれは人の頭蓋骨の一部っぽい!

このあとに映し出される悪趣味な骨のアート(?)も、「ゆっくり小出し」のカメラワークで魅せてくれます。
当然ヒロインは吐き気を催しその場を去ろうとするのですが・・・

脱出しようとするけど・・・<扉が

扉が再び開く!<開く!

ばあーん!!<バァーン!

超必死<全力で逃げる!

当然つかまります<でも当然捕まります

ここから絶望へ・・・<そのまま持って行かれ・・・

再び扉の奥へ<未知の扉の奥へ・・・

そこにあったのは・・・

いやな鉤爪が!<!

とっても尖った鉤爪が!イヤアアアアア!

この後は恐ろしくてお見せできません。
この鉤爪をカメラの手前で、とっても鋭そうに、恐怖の対象として見せるのがまた上手いです。


ホラー演出だけでも面白い本作ですが、その追っかけっこを見るだけでも楽しめます。
舞台は夜となり、レザーフェイスはトレードマークのチェンソーを持って女性を追いかけるのですが・・・

全速力で叫びながら逃げるヒロイン<全速力で逃げるヒロイン

こいつもすごい速さだ!<すげー速さで追いかけるレザーフェイス!

そのドアは開かない!<民家の扉が開かない!

きた方向へ!<なんとヒロインは逆方向へ!

と思いきやヒロインはすぐさま左に、壁に沿って逃げます。
当然レザーフェイスも追いかける!

すぐさま追いかける!<右ドリフト!

このときのレザーフェイスの見事なコーナーワークは必見です。
ヒロインが行き着いた先は・・・

どこかで見た扉

あれ?ここどかで見たような・・・

あの扉じゃん<!

あの前の2人が殺された場所じゃん!
ここでもすごい絶望感を感じられるのです。
しかも・・・

扉は切り刻む<扉破壊

扉が閉められちゃったので、レザーフェイスは当然のようにチェンソーでぶった斬り。
もう本当に逃げ場がないよ・・・


そしてクライマックスでは、映画史に名を残す最高の追いかけっこを見ることができます。
秀逸なのは、前述の扉をチェンソーで壊すシーンの伏線がしっかり生きてくること。最終決戦でレザーフェイスは(ネタバレ反転)「トラックの扉をチェンソーで切り刻もうとするけど、硬すぎて歯が通らない」のです。
その後に訪れるラストシーンは、ものすごいインパクトを残すはず。是非ご確認ください。

あとチェンソーって人を殺す道具として向かないなあ・・・と思いました。
だって重そうだし。作中ではハンマーやほうきのほうが役に立っていましたし。

参考↓
悪魔のいけにえ - ニコニコ大百科

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2013-07-11 : 旧作映画紹介 : コメント : 5 : トラックバック : 0
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非公開コメント

No title
ラストシーン超好きです!
もはや怖いとか通り越して感動すら覚えちゃいました。
2013-07-11 20:49 : mahiro URL : 編集
No title
そうですか、40年前でしたか?
この映画を、全くの情報なしで、田舎の超ハヤラナイ映画館のナイトショウ(今こんな、言葉はないと思います)で見ました。
引き込まれた反面、凄く。怖く感じました。
「広大なアメリカなら、こんな猟奇的な事件はありそうだな」と思ってました。
それと、この映画は所謂「ジェーソン」もののオリジナルだと思っているんですが(?)、その後、この手の映画は、全て苦手になり。敬遠しています。
2013-07-15 18:16 : sakura URL : 編集
No title
私の長い間の感違いでした。
「悪魔の・・・」と「13日の・・ジェーソン」は、マッタク別のシリーズだったんですね。
2013-07-19 09:10 : sakura URL : 編集
Re: No title
自分も「ジェイソンの武器はチェーンソー」と勘違いしていました。
この「悪魔のいけにえ」「13日の金曜日」を混合している人はけっこう多いと思います。
2013-07-19 19:05 : ヒナタカ URL : 編集
No title
さっきニュースで読んだのですが、今作の主人公の女性を演じた女優が亡くなったそうです。
64歳だったらしいです。
2014-08-07 01:17 : 通りすがりのいがぐり URL : 編集
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<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』

<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
『ソウ ザ・ファイナル3D』
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