駄目日本映画総決算 実写映画版「ガッチャマン」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー
個人的お気に入り度:1/10
一言感想:

あらすじ
松坂桃李が「俺はリーダーだから掟よりも仲間を守る!」と安い決意をしたり、剛力彩芽がビッ○化する話。
あまりに映画がつまらないので、出されたあらいにヤニ臭さを感じてブチ切れる海原雄山のような気持ちになってしまいました(あの主題歌も歌いたくなりました)。
前々から駄作であることが囁かれていたこともあり微塵も期待していませんでしたが、その低いハードルをさらに潜り込んでくるすさまじさです。
本作は1970年代に放送され、絶大的な人気を博していたアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」の実写映画化作品です。
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タツノコプロの作品が実写映画化されたのは「マッハGoGoGo(スピード・レーサー)」、「ヤッターマン」に続いてのこと。実写化を望んでいたファンの方もきっと多いことでしょう。
なぜこの実写映画版が大惨事な出来になっているのか・・・
以下にいろいろ理由をあげてみましょう。
①原作のスピリットなさすぎ
原作のガッチャマンは問答無用で悪をくじく正義のヒーローでした。
しかしこの映画は全く違い、まるで「ダークナイト」「ウォッチメン」のように正義についてウジウジ悩むシーンがたくさん登場します。
そういった傑作を模倣して善と悪に悩むヒーローを描きたいというのは理解できるのですが、そのニーズは「ガッチャマン」にはないでしょう。
どんなことがあっても正義を貫くことこそが作品のアツさのひとつであったのに、そこを否定している時点でどうかと思うわけです。
②展開破綻しすぎ
詳しくは↓のネタバレで書きますが、これがもう本当にひどい。
つぎつぎに「なんでそうなるの?」というツッコミが無尽蔵に出てきます。
そのツッコミどころは笑って済ませられるレベルじゃなく不愉快なレベルです。
③原作の設定無視しすぎ
原作の「鳥」の要素がほぼ無視されているのが気になります。
原作では登場人物に「大鷲の健」「コンドルのジョー」「白鳥のジュン」などという二つ名がついていましたが、映画ではそんなものはなく、代わりに「『石(ネーミングセンス皆無)』の『適合者』だからガッチャマンになれる」という謎設定が出てきます。
敵の「ギャラクター」の設定も大幅に変わっており、ここのトンデモ理論と無理のありまくる設定は観ていてとてもしんどいものがあります。
④セリフひどすぎ
自分は「登場人物が自分の心情をベラベラしゃべる」映画が大嫌いなのですが、この映画はKING OF 登場人物が自分の心情をベラベラしゃべる映画です。
役者の表情や展開で登場人物の想いを語ることは回避しまくって、登場人物は「私はこう思っているの!」と力説します。
中二病まっさかりなセリフは百歩譲って許せるのですが、全編こんな感じなので苦痛に感じるほどです。
⑤倫理的に間違いすぎ。
そのヒドいセリフの代表が予告編でも聞ける「俺は1千万人を助けるために、1人の命を犠牲にするという考え方を否定する!」でしょう。
言い方はともかくその意味自体には問題がないのですが、その後にこの台詞と矛盾したことをしやがるのです。教育上子どもに見せたくありません。
⑥剛力彩芽演じるヒロインがキツい
台詞がひどいとは書きましたが、彼女の場合はひどいを通り越してマジで不愉快なレベルでした。
性格もかなり電波が入っていて、ことあるごとに主人公に好き好きアピールをする安いヒロインです。
そもそもガッチャマンに恋愛要素など不要ですし・・・
剛力さんが悪いんじゃなく、事務所と脚本が悪いんだと思う。
⑦音楽ヒドすぎ
コメディと思われるシーンでは「チャンチャカチャン♫」って感じのコントみたいな音楽が流れます。
ただでさえお寒い雰囲気を氷点下まで持って行ってくれました。
総じて脚本がヤバすぎます。
どこかの映画のかっこういいシーンを模倣してあとはどうでもよさげで、敵を倒すとか言う前に仲間との内輪もめが続き、剛力彩芽がしゃべるたびに絶望するというやるせなさ。心・技・体を兼ね備えたダメさは冗談抜きで「少林少女」に匹敵するレベルです。
いいところもあります。まずは役者の演技です。
特に鈴木亮平さんの役作りは素晴らしく、かなりのはまり役を見せてくれました。剛力さんは見なかったことにします。
一応意外な展開で驚かせようと、CGをバリバリ使ったスピード感のあるアクションで楽しませようとする気概も十分に感じられます。
Bump of Chickenの主題歌「虹を待つ人」もとってもとってもよかったです。
でも全体的にはお話と台詞のほうがひどすぎて全て台無しです。
そんな感じで誰にもオススメできない超駄作です。
「どれだけひどいか」を確かめたいダメ映画フリークの方は観ることを検討されるかもしれませんが、「デビルマン」ほどの破壊力もありませんのである意味期待はずれかもしれません。
しかし・・・どうして今でもこんな映画が作られるんでしょうか。
少なくとも原作のガッチャマンをリスペクトした作品とは到底思えません。
今年は「舟を編む」「横道世之介」「箱入り息子の恋」など素晴らしい邦画もたくさん観ましたが、大体的に公開される映画に限ってこんなの(例:踊る大捜査線)ばっかりです。
とりあえずこんな見た目だけSFの茶番映画に付き合うことはありません。男の子にとってワクワクできる映画を観たい方は「パシフィック・リム」を観ましょう。
ps.原作との乖離が激しい本作ですが、現在「ガッチャマン クラウズ」というこれまた原作と全然違っていてもはや「ガッチャマンである必要はあるのか」と問われそうなアニメ作品が放送されています。

でもかなり出来は良いそうなので、劇場へ足を運んでお金払って時間を無駄にするくらいならこっちを観ることをオススメします。
1話無料です→<「ガッチャマン クラウズ」 | 【アニメ】はバンダイチャンネル>
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以下、結末も含めてネタバレです↓
以下展開をツッコミとともに書きます。
ヒロイン(剛力彩芽)はゴーリキーと呼ぶことにします。
~おはよう忍者隊ガッチャマン:劇場版~
「ZIP!」で放送されたショートギャグアニメがはじめのオマケとして流されました。
内容は松坂桃李がゲスト出演して、その正体が実はベルク・カッツェで、敵がすごい兵器を出しちゃうぞ!などと言うだけで終わるたわいもないものです。
「出演者が豪華になるのは『映画あるある』だぞ!」と言うのはよかったですね。
ちなみにベルク・カッツェが言った「カラオケが大きすぎて部屋に入らなかったタレント」というのは荒井注のこと。ネタがマニアックすぎるよ。
~はじめからデビルマン臭~
まずファーストシーンから度肝を抜かれました。
海辺で男の子2人、女の子1人語らいながら作中の用語の説明をしてくれるのですが・・・これが「デビルマン」のファーストシーンとそっくりなのです(そっちは男の子2人が暖炉の前で話していました)。
たぶん偶然なのでしょうが、駄作同士が同じ始まり方をするというのは運命めいたものを感じますね。感じないか。
内容は「適合者は『ウイルスX』に感染すると『ギャラクター』になっちゃうんだ。でも『石』が守ってくれるんだよ」などというかなり無理やりかつどうでもいい設定を解説するというもの。一応後半の伏線になります。
~いきなり設定大矛盾~
はじめに世界の状況を説明してくれます。
21世紀の初頭に「ギャラクター」なる侵略者が現れ、
彼らのシールドは人間の兵器を全て跳ね返す力を持ち、
たった17日でギャラクターは世界の半分を支配したと、そして世界は苦しみと悲しみに包まれたと、ナレーションと「正義」「悪」などとでっかく表示されるテロップで語ります。じつにわかりやすいですねー(棒読み)。
そしてその後に大問題が。
舞台は13年後の整然とビルが立ち並ぶ東京に移るのですが、このときゴーリキーは笑顔で両手に紙袋を持ってショッピングをしているのです。
しかもセリフは「自分で稼いだ給料なんだからいいでしょ~」だ。
おい待てこら、なんでそんなに平和なんだよ!
世界は17日で半分が侵略されたんじゃなかったのか?
それなのに13年もたった東京が全く被害を受けていないのはどういうこと?
何か人類は防衛策は立てたのか?
そんな疑問は全て投げ捨ててゴーリキーの楽しいお買い物シーンを見せる意味が全くわかりません。
苦しみと悲しみに包まれているのは観ているこっちだよ!
あとゴーリキーは甚平(濱田龍臣)に「三ツ星レストランのレシピをハッキングしてよ!」と頼んでいます。この女こわい。
~はじめの戦い~
東京には突如ギャラクターの魔の手が忍び寄ります。
でかい車輪のような機械は「バトルシップ」の敵そっくりですが、実はアニメの51話に登場した「キャタローラー」だそうです。<実は原作に忠実
人類はギャラクターに相変わらず銃で応戦しています。
それ効かないんだろ?人類進歩してねえな。
建(主人公)は「俺が見えるか悪党ども、実態もなしに忍び寄る白い影がな」という中二病まっさかりな台詞とともに登場します。
(注:原作にもある口上です)
その後は「アベンジャーズ」のようにキャラがまんべんなく敵を倒す見せ場があってまあ悪くない感じ。
敵を追うときに思い切り「スパイダーマン」のようにビルに飛び移るやつがいたように見えましたが、見間違いかなー(棒読み)。
主人公が駄菓子店に落ちてしまい、「ヤッターワン」「ハクション大魔王の壺」を見せるというあまり嬉しくないファンサービスもありました。
あとドクロベエ様の人形が落ちて「おしおきだべぇ~」の声も聞けましたが・・・もっと自然なファンサービスできないもんですかね。
あとゴーリキーは爆弾処理担当として敵の内部に侵入して爆弾を取り外そうとするのですが、カウントダウンが止まりません。
最後にどうしたかというと、武器(ヨーヨー?)を爆弾に無理やり突っ込ませて止めるというひでえ解決法でした。
しかもゴーリキーは「当然でしょ?」とドヤ顔で言います。あームカつく。
ジョー(綾野剛)はこのときに仲間として合流します。
「お前らのデータは全てインプットしてきた」と言うこちらもちょっと痛い人でした。
また、後に仲間割れをするガッチャマン一同に「お前らみんな寝てろ」とこれまたアレなセリフも吐きます。
~パーティーへ~
この映画では登場人物が何か想いを語るときには、何故か火曜サスペンス劇場のように崖に行きます。
内容はジョーが「俺たちは訓練してばかりだった、こんな人生に何の意味がある」と愚痴ったり、竜(鈴木亮平)が義理の母のために除隊を考えていたりするというもの。
しかし全然物語に影響していません。
ゴーリキーが建に「絶対料理を作ってやるんだから~」となどとどうでもいいアピールをしたあと、ガッチャマン一同は「イリヤ」という元・ギャラクター一味を確保するため、潜入捜査をすることになります。
潜入場所はパーティで、建とゴーリキーはパーティの参加者を偽ろうとするのですが・・・ガッチャマンの存在は世間に認められているのに他人のフリをする必要あるのか?
そして「手形認証」のギリギリになるまで甚平がハッキングができないというのもよくわからない。もっと早くにやっとけばいいじゃん。
さらに本物のその要人をその場でジョーが気絶させているのもよくわからない。行き当たりばったりじゃないの?
おそらく「オーシャンズ11」的なハラハラさを描きたかったんでしょうけど、作戦自体が全く意味不明なので全然ハラハラしませんて。
セレブな人たちが「ダークナイト ライジング」で見たことあるような仮面舞踏会をしていましたけど、世界の半分は侵略されてそれどころではないはずでは・・・もうどうでもいいや。
~ベルク・カッツェの正体~
イリヤ(中村獅童)は、建とジョーが愛した女性・ナオミ(初音映莉子)を殺した相手でした。
ジョーは過去に難民を送る途中で彼女にプロポーズをするのですが、ギャラクターに襲われ、ナオミは建をかばったばかりに死んでしまったのです。
ジョーはかたきであるイリヤを殺そうとしますが、建はそれを止めます。
イリヤは獄中から建と「カークランド博士(光石研)」をも挑発します。
どうでもいいけど「カークランド」という名前のキャラを日本人がやっちゃだめだろ・・・<「カークランド」って名前とは思えん
イリヤはあっさり脱獄し、ジョーはそれを止めようとするのですが・・・なんとここでイリヤが死んだはずのナオミに変身します。
なんでやねんと思っていたら「ウイルスXに不可能はない、細胞レベルで変化できる」というすげー都合のよい理屈を言われました。
ナオミは「自由」のためにギャラクターになったと言っていましたが、全然自由そうには見えません。<見た目はドロンジョ様のよう
ジョーはいきなりナオミにキスをされて、ウイルスXに感染して目が赤くなり、ギャラクターになりかけてしまいます。
さらにナオミは「ベルク・カッツェの三代目」として正体をあらわにするのでした。
それはいいけど本物のイリヤはどこに行ったの?
~仲間割れはほかのときにやれよ!~
建は「任務の遂行を第一に考える」人間でした。
はじめの戦いでは仲間の危機よりも爆弾の解除を、
イリヤ(ナオミ)が脱獄したときも罠にかかった甚平よりもイリヤの逮捕を、
そして敵の一団を仲間の捕虜ととともに消し去る作戦にも賛成をしています。
そしてナオミの目的が30分後に世界の主要都市を攻撃しようとしていることだとわかります。
一刻を争う事態であり、建は「作戦は船内で伝える」と至極もっともなことを言って本拠地に向かおうとします。
しかし、ここで竜が「ちょっと待て、その前に聞きたいことがある!なんで甚平を助けんかったんや!」とほざくのです。いいから早く行けよ!
さらにここでゴーリキーによるひどい台詞が垂れ流されます。
「あなたは適合者なら適合者の人生があるってそればっかり!」
「あなたは狂っている。もっと普通にできないの?」
「私だってわからない、私も戦っている、醜いスーツを着て戦っている」
「私も狂っている」
狂っているのはこの映画の脚本だよ!
なんでスーツをディスっているんだよ!この映画の出来に比べればスーツはまだマシだろ!ていうかいいから早く行けよ!
ていうかマジでゴーリキーの台詞の意味が理解できないので、誰か解説してください。
~ラストバトルへ~
最後はゴーリキーが謎のゴスロリ風の少女と肉弾戦をしたり、
ジョーと建がナオミと戦ってボロボロになったり、
捕らえられた博士が何故か爆発したり、
甚平が「衛星の機動をずらしただけ」で主要都市の破滅を阻止できたりと、至極どうでもいい感じに話が進みます。
しかし東京への破壊兵器の発射は避けることができず、建は満身創痍のままナオミに戦いを挑みます。
このときに制限時間は残り3分になっていますが、その後15分は軽く戦っていました。
ジョーがギャラクターへ変わろうとしているさなか、建はナオミを刺して殺します。
このときのナオミの台詞がこれまたひどいです。
「あたしは建に愛されたナオミ、ジョーに横取りされたナオミ、それでも私を殺すの?」と懇切丁寧に自分の状況を語っています。
最後は基地に突き刺さったままの「ゴッドフェニックス」にガッチャマン一同が乗り込み、2度ミサイルの発射をしてその反動で脱出。
東京へ発射をされたはずの破壊兵器は、ギャラクターの基地を体当りさせることでいつの間にか解決できていました。話の適当さがヒドすぎる!
あとゴッドフェニックスがこのときミサイルの爆発のために真っ赤になって、甚平は「科学忍法・火の鳥だ!」とほざきます。それ絶対違う。
~主人公の主張って・・・~
建は「俺は大勢を助けるために仲間を犠牲しない!」「1千万人を助けるために、1人の命を犠牲にするという考え方を否定する!」「みんな助けてやる!」と高らかに宣言します。
しかし「ゴッドフェニックス」に乗って成功する可能性が低い脱出方法をとったときには「死ぬときはみんな一緒だ」とほざくのです。
みんな助けるんじゃなかったのかよ!
ジョーに「リーダーなら掟よりも仲間を守れ」って言われて自分もそう思ったんじゃなかったのかよ!
そんなことも忘れて「みんな死ぬときは死のう」とほざく主人公・・・自分の言ったことと矛盾しているよ!
ほかにも建はナオミを刺した時にも「ナオミはもういない、お前はナオミじゃない。死んだ人に会いたかったら天国に行くしかない!」と言っています。
ナオミは生きているし、目の前にいるじゃん!なんで洗脳(とは違うか)を解こうとは考えないの?何勝手に死んだってことにしてんの?
一応フォローしておくと、子どものころのナオミは「私がギャラクターになったら殺して」と建に頼んでいるんです。
しかし建は「一人の命を犠牲にするという考えを否定する!」「みんな助けてやる!」と言っておきながら一人と仲間たちの命を見捨てているんです。
こいつにリーダーたる資格はありません。
~ラスト~
ジョーがくだらない話で笑っているガッチャマン一同を見て「こいつらくだらない話をばかりして・・・こいつら最高だ」と言ったあと、建が「これより帰還する」と言って映画は終了します。
エンドロール後にはジョーの目が再び赤くなり、ギャラクターになりかけているシーンがありました。
続編作る気満々です。
完
自分の気持ち→こいつらくだらない話をばかりして・・・この映画最低だ
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なんつーか、「すげぇ映画」だということがわかりました。
「デビルマン」はDVDで見ましたが、途中で投げ出すのを何回抑えたかわからない出来でした。
この映画の試写会応募して落選したのですが、そんなにガッカリしていないです。
「パシフィック・リム」の方観に行ってよかった♡
「登場人物が自分の心情をベラベラしゃべる」のは本当にやめてほしいですね。演技や演出で見せろよ、言葉で説明してやらなきゃ俺たちが理解できないと思ってるのか?バカにするんじゃねえよ!と(怒
劇場の予告編で「俺が見えるか悪党ども、実態もなしに忍び寄る白い影が」や「ガキの頃から訓練に励み、こんな人生になんの意味があるんだ」などの台詞を聞かされた時に、あー、この映画はまたダメだと言われる多くの日本映画の病理を理解出来ず繰り返すのね… と失笑すると共に落胆してしまいました。
でも、ゲテモノとして、ネタとして、ツッコミ箇所にとことん付き合って突っ込んでやる!って行ってみたら…。破壊力半端じゃありませんでした。
言いたい事はカゲヒナタさんが書いて下さっているのです書きませんが、しかしこの内容で、どうして製作、公開して大丈夫だとの判断が下されたのか本当に不思議でなりません(そして、こんな気持ちにさせてくれる作品が過去から途絶えない悲しさ)。三池監督でもガッチャマンは避けたのに、誰がどこに勝算を見いだしたのか不思議ですねー。しかも続編作る気満々とか正気の沙汰じゃない!
そして一方で、ギレルモ・デル・トモ監督が日本のアニメや漫画、怪獣映画を理解し、愛をもって作られた傑作が同時期に公開されているこの現状の悲惨さ。
ガッチャマンの名前を借りなければ、少しは、ほんのすこーしはマシだったのかもしれないとも思ったけど、やっぱりあの破綻した脚本では・・・ですかね。
製作期間がすごく短かった印象があります。
なんか暗~いドヨ~んとしたビジュアル(この時点でヤバイ感じアリアリ)が
リリースされたら、あっという間に公開されたような。。。
鳥を意識した美しいフォーメーションでの攻撃とか
”サンシャイン 2057”じゃあないですけど地響きを感じるような炎の
”火の鳥”とか色々期待はあったんですけどね
残念。
予告にもあった「一千万人を助けるために、一人の命を犠牲にするという考え方を否定する」という発言には唖然としました。普通のヒーローなら、仲間と人々のために自らを犠牲にするという精神がつきものですが、建にはそれがなかったのでしょうか。
同じヒーロー映画でも仮面ライダーや戦隊シリーズの方がよくできています。
監督は原作無視宣言のあげく役作りをしようとする主演陣に「原作観るな」指示、脚本は「GANTZ」で加藤くんや鈴木さんや多恵ちゃんその他のみんなを「とれんでぃ」に壊した人と聞いてましたが、一人を除いてヒーロー特撮経験者揃いだしアクション観れれば御の字くらいに思ってましたが、試写会評判の悪さに迷ってました。
おかげでスルーの決意が固まりました。お金と時間を救ってくださってありがとうございます。浮いた予算と暇で「パシフィック・リム」4回目行っています!
「クラウズ」こんなのやってたの知りませんでしたが、使命感0のドヤ顔スイーツ中ニ病ポーズの女子を囲むオサレ男子達に冠される「GATCHAMAN」の英字に絶望感ハンパ無いので観れそうにないです。申し訳無いのですが「○○だと思わなければ面白いよ!」という気遣いは原作破壊に嘆く原作ファンの怒りと悲しみにガソリン注ぐだけだと思うのです。観たいのは「ガッチャマン」なのでおとなしくファミブの50円セール行って自分を慰めようと思います。
余談ですが、剛力さんは阿呆(監督は誰もが憧れるスーパーヒロインを描いたつもりでしょうけど)を演じろと言われて生真面目に阿呆を演じただけだと思います。むしろ監督の顔面に脚本叩き付けても良い位なのに、プロの仕事をこなした事を褒めるべきかと。
私も早速、新宿バルト9で公開2日目に鑑賞してきました。
18:20からの上映を4列目の中央で見ましたが、2日目の夕方にも関わらず前の席もガラガラだったのを覚えています。もちろん、両隣が開いていただけでなく、同じ列に座っている人も数えるほどしか見ないほどでした。
後ろの席の方では、若くは見えない(40~50代か?)方が観客として座っていました。
映画の方はというと、CGはスピード感があってすごかったのですが、(映画をあまり見ていないので…)一方でここで述べられているのと同じツッコミをしたくなる場面もありました。
しかし、映画自体はそんなに酷い内容でなく、シリアスな場面もきちんと描くようにしているし、そこまで非難される内容ではないように感じます(笑)。
前評判もそんなに良くなかったので、実際映画の売れ行きがどうなるのか、正直気になります。
きちんと見てもいないのにクラウズの方まで巻き込むのは頼むからやめてくれ
早速、見てもないくせにクラウズの方までけなす「怒涙」とかいう
○テハンみたいなネーミングセンスの馬鹿がコメント欄に沸いてるじゃねーか
クラウズは元祖ガッチャマンでもあったヒーロー同士の葛藤を
現代版にアレンジしてよくやってくれている方なのに
見た目だけでガッチャマンっぽくないとか判断されても困るわ
ガッチャマンでなくて「GATCHAMAN」に門前払いされたので観てませんし、なので観ても無い内容にまで批判してません。
ただ「クラウズ」という作品なら私も観たくなったかもしれません。次のリメイクの機会にはガッチャマンが観たい人にも敷居を低くして欲しいですね。
あとお願いですが、ヒーローを愛するなら大事な思い出を踏みじられた人の気持ちも考えて、安易に馬鹿などと仰らないでください。
実際、本編のほうに比べはるかに出来がよかったと思います
先代のベルク・カッツェらしきおっさんは太っちょの変態で中ボスはどこぞの秋葉戦隊から引っ張ってきたような格好・・・
よくタツノコがこんな脚本で許可したなと思いやした
>ヒーローを愛するなら大事な思い出を踏みじられた人の気持ちも考えて
怒涙さん、それはお互い様ですよ。
あなたに自覚がないのなら教えて差し上げますが、
もしあなたがクラウズが好きな私の立場だったとして
『使命感0のドヤ顔スイーツ中ニ病ポーズの女子を囲むオサレ男子達に冠される
「GATCHAMAN」の英字に絶望感ハンパ無いので観れそうにないです。』
などと書かれたとしたら、どう思われますか?
このクラウズという作品を踏みにじられたと感じるとは想像できないのですか?
先に見てもいない作品に対して挑発的なことを書いておきながら「踏みにじられる」と発言する事に対して
あなたは自分でも調子の良い事を言っているとは感じないのですか?
実写版ガッチャマンは拝見していませんが
パシフィック・リムとクラウズを両方楽しんでる自分の様な者からすれば
あなたは視野狭窄に陥っているだけの偏狭で頑迷な方にしか見えませんし
見ていないのなら素直に黙っておけばいいものを
オサレ全開だどとリムオタの印象も悪くなるような発言をしており
はっきり言ってこちらの方が“踏みにじられた”気持ちで迷惑千万ですよ。
表現できない脚本家が悪いのか、見せられない役者が悪いのか、理解力のない客が悪いのか。
>『使命感0のドヤ顔スイーツ中ニ病ポーズの女子を囲むオサレ男子達に冠される
>「GATCHAMAN」の英字に絶望感ハンパ無いので観れそうにないです。』
これがガッチャマンではない、ガッチャマンの新作を期待した人にこれは無いでしょう・・・というガッチャマンでなく「GATCHAMAN」で「クラウズ」ですお帰りください。という門前払い感を現したつもりなのですが、気に障ったなら申し訳ありません。
ただ「クラウズ」を楽しむ人を馬鹿にする意図は無かったとご理解くだされば幸いです。
こきおろすほど悪くはなかった、という印象でした。
(別段、良いというつもりもないです。「酷評するほどじゃない」というだけ)
甚平に首四の字を掛けられていた(というか股間で絞められていた)ギャラクターが羨ましいとか思った自分は逝ってよしですか、そうですか。
解説、詳細のってるから。詳しくわからんのに真向から否定するのゎ違うと思うで?
>解説、詳細のってるから。詳しくわからんのに真向から否定するのゎ違うと思うで?
これ以上余計な金も時間もこんな超デストロイ作品に使えませんが、要するに未完成。
完全に理解するために追加料金を払って解説書を買ってください(佐藤東弥監督が言った訳じゃないですけど)とか・・・。
松本監督が上から目線の「R100」でもここまで言ってません・・・。
この時点で映画として本作は十分超デストロイですよ・・・
ひどい作品でした。
原作のガッチャマンが泣いてしまいます。
ちなみにアニメのガッチャマンクラウズは確かに評価高いと思います。
原作とは全く設定が違いますが、ギャラクター、ベルクカッツェ、X・・・といった諸々を新しい設定で実に上手に活用しています。
いまどきのIT技術と融合させて物語をつくりこんであり、かなり上質な出来だと思いますよ。
それに、ナオミじゃない!ナオミは既に死んでいると桃李が言ったのは、完全mに感染してまったら、「人」として死んでいると言うことだからではないでしょうか。まぁ流石に最後の「みんな」では矛盾してたけどねw
冗談でいった可能性もw
それでも一生懸命演じなければならないし
本心を言うことも出来ないなんて…
ガッチャマンクラウズは面白いアニメでした♪