剛力彩芽のゴリ押しっぷりをまとめてみた
往年のガッチャマンファンは激怒し、純粋な映画ファンからは邦画の行く末を嘆かれ、ダメ映画フリークからも「デビルマンとかに比べればたいしたことない」と言われるこの映画はマジで誰得と言えるシロモノでした。
原作へのリスペクトがほとんどなく、ヒーローとして倫理的に間違っており、台詞だけで登場人物の心情を語り、さらに物語には全く整合性がない・・・こんな脚本に付き合わされたスタッフの方々も被害者と言えるでしょう。
しかし、個人的にこの映画の一番の被害者は剛力彩芽さんだと思います。
TVCM、映画、ドラマと大抜擢が続いている女優ではありますが、剛力さんはネットでそのゴリ押しっぷりが大バッシングを浴びているのです。

本日はそんな剛力さん(通称:ゴーリキー)のゴリ押しっぷりをまとめてみます。
↓
①配役のゴリ押し
あげるとキリがないので代表としてドラマ版「ビブリア古書堂の事件手帖」を取り上げます。
何がひどいって、主人公のイメージが違いすぎること。<同じキャラです。
似てないのはビジュアルだけではありません。設定そのものが違います。
原作の主人公の設定:黒髪の長髪に透き通るような肌をした美人。普段はメガネをしている。スレンダーだが服の上からでも分かる巨乳。
剛力彩芽のスペック:茶髪&短髪&清楚ではない
すげえ、スレンダーということくらいしか共通点がないよ!
似せようとする努力がみられないし、本人がイメージ像を全部覆そうかと思っていますと言ってる(言わされている)のも怖いですね。
さらに2014年公開の「黒執事」では原作をベースにしたオリジナルキャラクターとして出演します。「男装の麗人」として・・・<もともとはショタキャラなのに・・・
これも誰得な配役だなあ。ていうかなぜオリジナルキャラまで作ってゴリ押しするの?
原作者が個人的に萌えますって言ってるのも裏があるように思えます。
そんな感じなので、人気漫画やライトノベルを実写化するとき、ネット住民からは「もう剛力でいいんじゃね」と諦めつつ言われるようになっていきます。
②キャンペーンのゴリ押し
本当にどこでもかしこでも使われます。<雑誌愛読月間
<自賠責保険
<新卒応援
<証券にまで手を出す
「私も投資家デビュー(嬉しそう)!」とか言ってますけど、頼むから新しいことに手を出さないでくれと言いたいです。
③メガネドレッサーのゴリ押し
特別賞に選ばれるのですが、そのメガネがあまりに似合っていないのも話題になりました。<えっ・・・
④吹き替え声優のゴリ押し
映画「プロメテウス」で主人公の声を務めたおかげで、amazonのDVDのレビューは大炎上しました。<宣伝でも全面押し
自分もどれだけひどいかを確かめるために吹き替え版を観たのですが、思ったよりはマシでした。
イントネーションがおかしいところがあるも、感情表現はしっかりできているので「ハンコック」のMAKIDAIや「ウォンテッド」のDAIGOよりは聞けるレベル。
でも主人公の声に抜擢するのはどうかと思うし、クライマックスの台詞の抑揚のなさはかなり興ざめだ。
ちなみに「ハンガーゲーム」も話題作りのために芸能人を吹き替えに起用していたのだけど、DVD版では差し替えられています。きっとこの騒動があったおかげでしょう。
⑤歌のゴリ押し
ミュージック・ステーションで自身の歌を披露したとき、お茶の前に衝撃が走りました。
めっちゃ音を外しまくって歌っていた上に、途中で口パクに差し替えられたのです。<途中で音声を変えられます。
ちなみに歌詞には矛盾があり、「ねえ君はもう友達じゃない」→「友達より大事な人」→「世界一のMy Friend」と続くという意味不明な事態になっています(でもこう解釈すればOK)
またダンスのほうは驚く程に上手いです。子どものころのダンス大会での優勝など、その実力はかなりのもの。それでも歌自体はamazonでプチ炎上中です。
⑥魅力のゴリ押し
メディアでは「美人!」「可愛い!」「名前がびっくり!」などと言われている剛力さん
剛力彩芽の魅力ランキングでは魅力が「よくわからない」が最多得票です。<よくわかりません
ここまで振り返って思ったのは剛力さんはちっとも悪くないということ。
演技だって、歌だって、吹き替えだって、努力をされてプロとしての仕事を全うしようとした結果だと思うんです。
悪いのは事務所でしょう。これほどにまでのゴリ押しをしたおかげで、剛力さんは多くの人に嫌われ、誰も得しない結果となったのです。
今回の「ガッチャマン」では脚本のおかげで頭のネジがブッ飛んだ性悪女にしか見えなくなっている剛力さん・・・本当にお疲れ様です。応援しています。でも黒執事は観たくないです。
「笑顔に愛嬌のある可愛らしい子だなあ」と素直に好感を持ったんですけどね・・・
思えば彼女が適役を演じたのはあれが最初で最後だったのでは
というくらい以降は合わない謎な仕事ばっかやらされてますね
正統派美人女優にはできない愛嬌のある役を演じられる
稀有な若手女優にもなり得たのに
なぜ正統派美人女優にしか演じられない役ばかりやらせるのか・・・
アスコーマーチでしょうか。
あのドラマでは正直、主演の武井咲よりも剛力のほうに魅力を感じていました。
仰るとおり一番のはまり役だったと思います。
今はただただ残念です。
> 主人公のイメージが違いすぎる
これ、割とよく聞く話なのですが、自分はドラマから入ったクチなのでどうということも無かったです。
というか、原作イメージとの乖離が問題になるなら、『JIN-仁-』(原作ではクマヒゲっぽい風体の主人公、南方仁:どちらかと言えばひ弱そうな雰囲気が漂う大沢たかお)が大絶賛だったのは何故?…とか思ってしまうわけでして。
「原作と違う」は評価のどうこうとは関係ないよね、気に入らない内容に対するアテツケじゃないの?…みたいな。
> 剛力さんはちっとも悪くない
ヒナタカさんらしい中立な意見で安心しました。
あ、念の為。私は別に剛力さんのファンとかではありませんよ。
漫画拝見しましたが、仁は充分ヒヨワにも見えますし。
少なくともロングヘアって言われて短髪の子出すほど乖離してません。
極悪人やダメ人間を良い人に、バッドエンドをハッピーエンドに、もう「どろろ」じゃない!キャラもストーリーも原型を留めていない!という評価は最もだと思います。
でも、原作が主人公達以外、妖怪よりも性質の悪い外道や責任転嫁や嘆いてばかりのダメ人間揃い、本当に救いようのない陰鬱なバッドエンドなので、百鬼丸とどろろが幸せになれる世界があっても良いんじゃないかな・・・というパラレルワールド的な物を映像化してくれた作品として楽しめました。
手塚先生が描きたかったのはあの陰鬱な世界とキャラクター達の救いようの無い未来のやるせなさ、それを後世の人間が勝手に壊すな!許せない!という人の気持ちを否定するつもりはありません。
なでの今回のガッチャマンやクラウズが面白いという人を憎むつもりも蔑むつもりもありません。
ただ自分が納得行かないというだけです。
余談ですが、映像化の際に避けられるだろうな・・・と思っていたエピソードや描写を逃げずに原作そのままに表現した意欲作でもあると思っています。
あと本作も原作では少年(?)だったどろろを既に少女と呼ぶにも大きくなり過ぎた柴崎コウさんが演じてミスキャストと言われていましたね。
ピントがズレた美的センスを押し付ける手法には限界が来てるんでしょうね。
大御所になってしまうと単価が高くなるので
若手のうちに名を売ってゴーリキブランドに箔をつけようとの戦略なのでしょうが
手当たり次第すぎますね。
適材適所をお願いしたいですね。
剛力の黒執事の男装?まだ前田敦子ちゃんの「イケパラ」のほうがずっといい。
確かにドラマの視聴率は悪いですね。。