母と、2人の父の想い 映画「マンオブスティール」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー
個人的お気に入り度:8/10
一言感想:これこそ真の実写版ドラゴンボール
あらすじ
惑星クリプトンは絶滅の危機に瀕していた。
ジョー・エル(ラッセル・クロウ)は、赤ん坊の息子を救うために宇宙船に乗せて地球へと送り出した。
その赤ん坊は地球で優しい父(ケヴィン・コスナー)と母(ダイアン・レイン)に大事に育てられれ、やがて自身の出生を知るために流浪の旅をする青年クラーク(ヘンリー・カヴィル)に成長していた。
クラークは極寒の地の調査に同行し、そこで勝気な性格をした女性記者ロイス・レイン(エイミー・アダムス)と出会う。
さらにクリプトンを追放されていたゾッド将軍(マイケル・シャノン)は、地球のすぐそばまで訪れており・・・
すんげー面白かった!オススメです!
本作は「300〈スリーハンドレッド)」「ウォッチメン」のザック・スナイダーの監督最新作にして、超有名なアメコミヒーロー「スーパーマン」を描いたアクション大作です。
スーパーマンシリーズで最も有名なのは、クリストファー・リーブ主演の初代実写映画版でしょう。
![]() | クリストファー・リーブ 2500円 powered by yasuikamo |
自分はこの初代も、評判の良いリメイク作「リターンズ」も観たことこともありません。
今回の映画を観るまで「スーパーマン」には「能天気なヒーローが爽やかな笑顔を振りまきながら人を助ける」「地球を逆回転させて時間を戻すトンデモヒーロー」という印象しかありませんでした。
荒唐無稽な設定とアクション、良い意味でバカバカしさに溢れているのがスーパーマンの魅力だと信じて疑いませんでした(たぶん間違ってないと思う)。
しかし今回の映画版は全く違っていて、作品はシリアスなドラマ性重視なのです。
今回のスーパーマンはただ人を助けるだけのヒーローではなく、「強すぎる自分の力」について苦悩します。
これは多くの人が感情移入しやすい、普通の人が持つ「自分の邪魔な個性」の悩みと同種のものだと思うのです。
その個性とどう付き合っていくか、どのような選択をすればいいのか―そこがドラマの焦点になっているのです。
そして、周りの人々の助けがあってこそ、スーパーマンの悩みが解消されていくのも素晴らしい点だと思います。
多くのアメコミヒーローは孤独で、同じく正体を明かせない「スパイダーマン」もウジウジ一人で悩むしかなかいところがありました。
ところが今回のスーパーマンはそうじゃない。
育ての父と母は本当にいい人で、主人公を暖かく見守ります。
ときには、スーパーマン自身も神父に告白をしたりもします。
父を演じたケヴィン・コスナー、母を演じたダイアン・レインは、そのことば、そして表情で息子への愛情を語ります。
こうした両親の暖かさが伝わる俳優の演技だけで、本作が大好きになりました。
ヒーローものでありながら、等身大の人間の悩みと、家族や人とのつながりを描いている―このことに、自分は大いに感動してしまうのです。
シリアス仕立てのストーリーになったのは、制作に「ダークナイト」のクリストファー・ノーランが関わっているためでもあるのでしょう。
タイトルにヒーローの名前を冠していないのも共通していますし、暴力を否定的に描いていることも同じなのです。
そんなシックなドラマが続く前半と相反するように、後半は「これでもか」というほどの超絶スピードアクションが幕を開けます。
キャラクターは一瞬で空をビュンビュン飛び回り、敵キャラは素手でちぎっては投げちぎっては投げの攻撃をして、そして物が破壊されまくります。
この「アクションがぶっ続けすぎて胃もたれ起こしそう」な印象は「アベンジャーズ」「トランスフォーマー3」の印象を軽く超えるものでした。
これを「SUGEEEE!」と思うか、「ムチャクチャすぎてむしろすごくない」と思うかで本作の評価が分かれる印象でした(自分は圧倒的に前者)。
さらに驚いたのが、ザック・スナイダー監督が得意とするスローモーションのアクションが全くなかったことです。
とにかく「スピード」を味わってもらいたいという意向であると受け止めました。
目で追うのに必死なハイスピード・バトルではありますが、決して観難くもなっていません。
多くの方が思うことでしょうが、本作は漫画の「ドラゴンボール」のような印象が強い作品になっています。
拳がぶつかり合いキャラが宙を飛びまくるアクションは言わずもがなですが、主人公の正体が宇宙人だったり、強い力を隠している(孫悟飯のエピソード)など、共通点は多いのです。
あの黒歴史と化した実写版がこういう内容だったらよかったのに・・・と思わずにはいられないバトルとドラマは、実写でドラゴンボールが観たい!という方に大プッシュでおすすめします。
ハンス・ジマーによる音楽もまた素晴らしかったです。
![]() | Various Artists 2088円 powered by yasuikamo |
重々しく、時には悲壮感もある音楽が作品の雰囲気にマッチしていました。
欲を言えば、あの有名すぎるテーマ曲も聴いてみたかったですね。
<Superman (スーパーマンのテーマ) - YouTube>
ちなみに本作の脚本のもととなったコミックに「スーパーマン:アースワン」があります。
![]() | J・マイケル・ストラジンスキー 2100円 powered by yasuikamo |
スーパーマンがなぜ幼い頃に誰も傷つけることがなかったのか、その卓越した頭脳を金儲けに使わなかったのか、そういった「なぜ」が解決される1冊だそうで、コミックとしての評価もとても高いものになっています。
本作はそのシリアスさこそが、往年のスーパーマンのファンから批判を浴びていたりもします。
でも自分はこの方向転換は大成功だと思います。
確かに「グジグジ悩む」最近のヒーロー像には食傷気味になることもありましたが、前述したようにその悩みは普遍的なのものなので不快に思う方は少ないでしょう。
緊急事態にどうでもいいことに悩む実写版ガッチャマンとは雲泥の差です。
新しいスーパーマンのキャラクターは親しみやすく、また大好きになりました。
ただし手放しに賞賛できないところもあります。
それは作中に「破壊」がすぎてしまい、地球の人々を愛する主人公の想いが伝わりにくくなっていることです。
あの破壊のされ方では無関係の人々が犠牲になっていることは容易に想像がつきますし、戦いそのものもヒーローものとしてカタルシスが乏しいものとなっています。
ところどころに感じる「後味の悪さ」が本作の弱点であるでしょう。
それでもこれは人間ドラマとしても、大迫力のアクション映画としても、是非劇場で堪能してほしい秀作です。
できれば音響設備が整った環境で観ることをオススメします。
余談ですが、本作の続編はスーパーマンVSバットマンになるそうです。
同じDCコミックのヒーローなので、こうしたコラボレーションも可能になるのですね。
ちなみに「続編にはバットマンが登場する!」ということは、「マン・オブ・スティール」本編にすでに隠されていた(←それなりにネタバレ注意)そうです。
これから観る方は、是非その「ヒント」に注目してみてください。
以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓
~母の想い~
クラークの(育ての)母は、テレパスにより周りの考えが聞こえてしまい、倉庫に閉じこもって「世界は広すぎる」とつぶやくクラークに対して、こう言います。
「世界を小さくしたらいいのよ。世界をポツンと漂う小島だと思いなさい、そこまで泳いでみましょう」
クラークは幼少時から自身の「力」に悩まされていました。
どこかに知らない世界がある(自分の知らない正体がある)、そのことが苦しいと・・・
母はクラークに「自分の正体を知らなくてもいい」と思っていたのではないでしょうか。
力について悩まなくても、ただ狭い世界の中で、幸せに生きれたらよいと・・・
青年に成長したクラークは、母に「自分の故郷がわかった」ことを伝えます。
ここでの母の表情は、筆舌に尽くしがたいものがあります。
口では「よかったわ」と言うも、その表情は決して喜んではいません。
母は「あなたは頑張ったわ。本当のあなたは素晴らしい、いつか世界に受け入れられるときが来る。つらいのはあなたと生き別れることだわ」と胸のうちを吐露します。
母にとって、クラークが自分の正体を知ることは望むことではありませんでした。
それでも母は、クラークが自身を知り、そして自身で選択をしたことに対して激励をします。それながらも「一緒にいたい」という想いをあらわにするのです。
この複雑な母親の想いを、母を演じたダイアン・レインは表情だけで語ってしまうのです。
~育ての父の想い~
クラークはスクールバスが事故により水中に沈みかけるさなか、その怪力でバスを持ち上げ、いじめっ子のピートを含めたクラスメイトを助けます。
クラークはピートの母から畏怖の目でみられるようになり、クラークは「見捨てろって言うの?」と自問します。
父は「そうかもな。お前は周りの誰かの人生を変えてしまう。ピートの母親も理解できないから怖がっていた」と応えます。
クラークは泣きながら「神様のせいなの?」と訴え、ついに父はクラークが地球の外から来たことを明かします。
そして、父は「お前は答えを見つける必要がある。いつか今起きていることに感謝をするときが来る。お前を別の名で呼ぶ父親がどこかにいる。一生かかっても、それを見つけることがお前の使命だ」と告げるのです。
この父の想いは、母の「小さな世界だけでもいい」という考えとは正反対です。
しかしどちらの意見にも、わが子を想う親の気持ちがあらわれています。
しかし父は、クラークに力を使うこと、正体を簡単に明かすことをよしとはしません。
青年になったクラークは、父に「父さんは僕を拾っただけだ」と言い、「努力が足りなかったか」と返されることもありました。
そしてその後に起こる竜巻・・・父は車に残された犬を助け、竜巻に巻き込まれそうになります。
ここで父は、遠くにいるクラークに「待て」と手のひらを差し出します。
結果として父は亡くなり、クラークは自分のせいで父が死んだことを悔やんでいました。
しかし、クラークの秘密は父が命を賭してまでも守りたかったことなのです。「今はそのときではない」と―
クラークは、本当に必要なときに、自分の正体を明らかにすることになります。
~本当の父親の想い~
クラークは宇宙船に残されていた本当の父・ジョーの「意思」と出会います。
ジョーは惑星クリプトンで生まれる子どもはあらかじめ「『役割』が決めれられる」と語ります。
唯一、クラークは自然出産で生れた子どもであるので、「役割」は決められていません。ジョーはこのことに「役割以外のものを目指してもいいはずだ」と語ります。
ジョーは地球の人類はクリプトンと同じ過ちを繰り返さずにすむと、クラークがその希望になると続けます。
ついに「希望(Sのマーク)」が描かれたスーツを手にしたクラークは、ジョーに「お前は想像以上に強くなった、自分で確かめてみろ」と言われ、飛翔します。<力をこめて・・・
ここでのクラークは、目的もなくただ飛び回っているだけです。
それなのに高揚感に溢れているのは、クラークの今までの抑えられてきた環境・境遇があったからでしょう。
さらに後半、ジョーがゾッド将軍の船に現れてクラークを助けたとき、ジョーはこう言います。
「お前には地球をまず『体感』させたかった。お前は2つの世界の架け橋になるはずだ。彼女(ロイス・レイン)を助けろ、地球を救え」と―
本当の父も、育ての父と同じようにクラークを想っていました。
そして、その力を世界のために使うことを望んでいました。
そのことは、実を結んだのです。
~クラークの想い~
ゾッド将軍は全人類にクラークを差し出すように告げます。
クラークは神父に告白します。「ゾッド将軍は信用できません。そして人間も信用できないのです」と。
クラークは幼少時代から人の心を聞くことができ、鬱々と過ごしていたため、人間に信用を置けないところもあったのでしょう。
神父は「まずは信用してみることです、信頼関係はあとから生まれます」と応えます。
それに導かれたかのように、クラークは人間に投降し、そして協力をあおぐのです。
その後の戦闘では、軍隊は「青い服の男も含めて攻撃する」ように呼びかけていました。
しかしクラークはヘリから落ちそうになった軍人を助け、敵を退けます。
瓦礫の下から出てきたクラークは武器を持った軍人たちの前に立ちます。
軍人たちはここで銃を降ろし、ハーディー大佐は「この男は敵ではない」と告げるのです。
この物語では、人間たちがヒーローをときには疑い、そして信用していく過程が描かれています。
それと同じく、クラークも人間たちを信頼していったのでしょう。
人々の揺れ動く感情を描き、そして「スーパーマン」が受け入れられるこの展開が、自分は大好きになりました。
~人々の助けと行動~
本作で感動したことのひとつが、スーパーマン以外の人たちが頑張っている描写があったことです。
・軍はスーパーマン任せにせず、自身たちも砲撃をしてゾッド将軍らに立ち向かった。
・軍はスーパーマンの指示を仰ぎ、爆弾を投下するために軍事兵器を持ち出した。
・ハーディー大佐はファオラに短刀での勝負を挑まれ、果敢に立ち向かおうとした。
・ロイスに厳しい物言いをして編集長は、最期まで瓦礫に挟まった部下の女性を助けようとした。
・名もなき警官も、必死に人々を誘導しようとしていた。
・名もなき男性は、ゾッド将軍の目ビームから家族を守ろうとした。
ヒーローに頼りきることなく、軍人が、普通の人々が自らの指使命を全うしようとするのです。
ハーディー大佐が、最期にファオラの目の前で自死を選び「名誉の死をくれて感謝する」と言うシーンも大好きでした。
ファオラもまた、凛々しく、とても魅力的なキャラクターでした。<「名誉の死を遂げさせてやる」と言う
~野暮な不満点~
やはり振り返ってみてもスーパーマンが街をぶっ壊しすぎなのは気になるところです。
そう考えると本当の父(ジョー)がわざわざ地球にクラークを送ったことも、勝手なエゴであり、はた迷惑なことのように感じてしまいます。
せめて場所をかえて戦ってほしかった、というのは多くの方が思ったことでしょう。
個人的には序盤にチンピラにからまれ、酒瓶をぶつけられたクラークが、チンピラのトラックをめちゃくちゃに壊していることも嫌でした。
さらにクラークは最後には1200万ドルもする偵察機も勝手に壊しているのです。
それでいてクラークは悪びれるわけもなく、破壊された場所が復興していく様子も描かれないのも消化不良です。
ゾッド将軍が安全なところに幽閉され、当のクリプトン人たちが星とともに滅びるのもちょっと納得がいきません。
いずれ驚異となる者を、わざわざ生きながらえさせたようにしか思えないのです。
ゾッドは「なぜ殺さない?自分の手を汚さないためか!」と元老院に激昂していましが、それだけでは説得力不足です。
作中一度も「Man Of Steel」と呼ばれていなかったことも消化不良。
「スーパーマン」という名も、せっかくロイスが言いかけるという「じらし」をしたたのですから、ここぞというときに呼んでほしかったですね。
名も無き軍人が「みんなスーパーマンと呼んでいます」と言うだけでは、高揚感がありません。<ロイスは「スーパー・・」と言いかけていました
また、元いじめっ子だったピートくんにも活躍の場を与えてほしかったですね。
ピートとクラークが一瞬レストランで見つめ合っただけというのは、物足りなさを覚えます。
~ゾッド将軍の想い~
ゾッド将軍は、生まれたときに「役割」を与えられていました。
その役割とはクリプトンを再建することです。
ゾッドはただ破壊と侵略をするだけではなく、自分の意思を貫いていました。<自分の意思で行動するゾッド将軍
ゾッドはクラークに「お前の父を殺したことを後悔している、しかし何度でも後悔してやろう」とも言います。
ゾッドにとってはクリプトンの再建こそが目的であり、そのほかのことは取るに足らないことなのです。
ゾッドはクラークの活躍により、地球をクリプトン化する計画が頓挫してしまいます。
その後の彼はクラークとぶつかり合います。ただ、自暴自棄になったように・・・
ゾッドは単なる悪役ではなく、あまりに悲しい存在でした。
~クラークの咆哮~
激闘の末、クラークは家族を殺そうとしているゾッドの首をひねり、殺します。
クラークはこのとき、悲痛な叫びをあげました。
なぜクラークが叫んだのか―それは本当の父・ジョーの意思でもあった「人類とクリプトン人の架け橋になる」ことができなかったからでしょう。
ゾッドはクラークにとって父のかたきではありますが、クラークはゾッドを殺すことを望んでいなかったでしょう。
そして本当の父の意思を通すことができなかった―ここに物語の悲劇があります。
~ラスト~
クラークは育ての父の墓の前で、「父さんにも見せたかった」ことを言います。
母親は「もう見ていたわ」とこれに返します。
その後に映し出されたのは、幼少時のクラークが赤いマントをつけている画でした。<父はこのマントを見ていた
父はクラークが人々のために戦うところを見ることはかないませんでしたが、その「未来」は見つめていたのではないでしょう。
父の想いは、叶えられることになったのです。
ラストでクラークはロイスのいる新聞社に入社します。
「人間」として生きるクラークはこれからどのように生き、そして成長するのでしょうか。
その人生をもっと観たくなる―その魅力に溢れた新しいスーパーマンでした。
否定的な意見↓
『マン・オブ・スティール』ネタバレ映画レビュー
【ネタばれ】「闖入者の理屈」 マン・オブ・スティール/ユーザーレビュー - Yahoo!映画
肯定的な意見↓
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『マン・オブ・スティール』感想 - さめたパスタとぬるいコーラ
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本作はイマイチでした
確かに戦闘シーンは迫力があり良かったと思いますが
ストーリーがまるで総集編を見ているかのような作りでところどころ省きすぎでまったく登場人物に感情移入も出来ず好きなキャラクターも見つかりませんでした。
スーパーマンはヒーローであるのに
カッコいいとも思えるシーンも全くなくそれどころかとても良い人には見えませんでした。
唯一かっこよいと思い気に入ったのはファオラでした。
彼女の戦闘シーンはとても良かったです。
私もとても面白かったです^^
なんといってもアクションが最高でした。
ゾッド将軍配下のコンビと戦うシーンが一番手に汗握る迫力の映像でもう大興奮でした^^
私もレビュー書いたので時間があれば見てください^^
不躾で申し訳ないのですが^^
http://kuragematsuri.blog.fc2.com/
期待通り、今回は充実してましたね~ グッとくることが何回もありました。
”地球の住人”として未熟なまま(ぶっ壊しすぎとか)わざと幕を閉じた感じがします。
そう思うと新聞社への就職のセリフもなるほどなと
このシリーズはスーパーマンとして完成するまでのお話になるのかな、などと思ってます。
バットマンに説教されたりして 笑
途中は、”一人ウジウジ悩む”というよりは理解者や助言者が多いので
”試行錯誤”や”トライ&エラー”みたいになるといいな
エラーで人が死にすぎないことを望む
あ、今回のファオラはよかったねー 唯一完璧なキャラでしたよ。
そこで少し冷めてしまいました。前半の人間ドラマは大好きなだけに、少し残念な映画な気がします。
旧作から全部知っていますが、今作は「スーパーヒーロー」の立場ではなく「異星人」として描いていて新鮮でした。
この作品も3部作?らしいですが、これから地球人に受け入れられてゆく過程が描かれるのでしょうか。今の所地球人の認識は、ただの「鋼鉄の男=強く頑丈なやつ」ですが、もし3部作最後のタイトルが「スーパーマン=守ってくれる救世主」だったら素敵ですね。
これで明るいヒーローはアイアンマンくらいか。
あと、元ネタとは逆でハルクが明るく感じるけど。
それと、エンディングの一部でもいいからあの音楽を使って欲しかったな。スタートレックみたいに。
気になったので調べてみると...
~スーパーマン~
・原作コミック『スーパーマン』は1938年に初登場。
・それを基に製作された映画はクリストファー・リーヴ主演で1978年から4作。
・ビルを突き破って闘うアクションも映画版『スーパーマンⅡ』のゾッド将軍との戦いで既に実践済。
~ドラゴンボール~
・『ドラゴンボール』の連載開始は1984年。
・鳥山明が、その前にかいていた漫画『Dr.スランプ』(1980~1984)には、スッパマンというキャラクターが存在。
僕も、『マン・オブ・スティール』を観たあと「ドラゴンボールかよ!」という感想をよく耳にしましたが、むしろ『ドラゴンボール』がキャラクターにせよ設定にせよ『スーパーマン』を参考にしているのではないでしょうか。 鳥山明が『スーパーマン』から影響を受けていないとは考えにくいように思えます。