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死を見つめて・・・ 映画「悪の法則」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は悪の法則(原題:The Counselor)です。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:はっきりしなさすぎ&哲学的すぎ


あらすじ


「カウンセラー」と呼ばれる弁護士(マイケル・ファスベンダー)は、恋人ローラ(ペネロペ・クルス)にプロポーズをして、人生の絶頂期にいた。
カウンセラーは実業家のライナー(ハビエル・バルデム)、裏社会のビジネスに携わるウェストリー(ブラッド・ピット)と手を組み、利益率4000%の麻薬取引に手を染める。
しかし、運び屋である男が何者かに殺され、運ばれるはずの麻薬が盗まれてしまう。
その男は偶然にも、カウンセラーが弁護を担当していた受刑者の息子であった・・・




グラディエーター」「プロメテウス」のリドリー・スコット監督最新作です。

まず、観ていてハラハラするサスペンスを本作に期待すると確実に裏切られます。
物語の大半を占めるのは登場人物たちの会話劇と、哲学的な思想の提示なのですから。

画面に映り込む様々なメタファーや、登場人物が意味深に語ったことばはその後の展開を暗示していたりします。
この映画は物語の面白さよりも、そうした「人間」に関する哲学的な考察を重視していると言ってよいでしょう。

ふつうの映画にある状況説明をわざと省いているような印象さえあります。
肝心の「カウンセラーが手を染めた闇のビジネス」の内容さえ深く語られません(せいぜいわかるのは↑のあらすじに書いたことくらいです)。
その後の状況も台詞で語られる場面が多く、ものすごく展開が理解しがたい内容でした。

脚本をつとめたコーマック・マッカーシーは、「ノーカントリー」の原作小説を手がけています。
ノーカントリーもまた、作中にメタファーが多分に盛り込まれた玄人向けの作品でした。
その作風は一部の映画ファンには喜ばれることかもしれませんが、娯楽作品を期待する方には不向きです。

自分は未見でしたが、今年公開された「ジャッキー・コーガン」も似た作風のようです。
こちらも豪華キャスト(ブラッド・ピット)を招いておいて、メタファーばかりで娯楽性を無視しまくっており、一般の方からの評価は惨憺たるものでした。
参考→<ぶっちぎりで変な映画『ジャッキー・コーガン』 - くりごはんが嫌い>


予告編にある「究極の『悪』を操るのは、誰?」というテロップや、公式ページのイントロダクションにある「最後に明かされる衝撃的な真実に触れたとき、あなたはあらがう術もなく『悪の法則』の虜になってしまうに違いない』ははっきり言って詐欺です

黒幕は序盤からしっかりと示されますし、観てすぐに驚けるような結末ではありません。
これは配給会社か、または宣伝の内容を提案した人の責任でしょう。
予告編のセンスは大好きなのですが・・・ちなみに予告編で使われているAWOLNATIONの楽曲は本編に使われてません。
<AWOLNATION - Sail (Official) - YouTube>

さらに作中で、スペイン語で会話をするワンシーンが訳されていないままになっているのも気に食わないです(ご丁寧に映画がはじまる前に『お断り』が表示されます)。
その会話の内容は海外のWkipediaなどでも書かれてなかったので知りようがありません。これも作品のモヤモヤっぷりを加速させる要因になっているように感じます。


豪華キャストに惹かれて観に来た、というだけでは期待を裏切られること必死です。
少なくとも、デートには全くおすすめできません。
外国人のイケメンが活躍するデート向けの映画が観たいのであれば「グランド・イリュージョン」を選びましょう。

R15+指定の理由にはエロもグロもあるのでご注意を。
エロ描写では「想像させる」シーンが強烈で、殺人の描写には悪趣味な「こだわり」を感じてしまいました。

これは成熟した大人がひとりで観て、自身の死生観や生き方について思いなおす、という作品なのでしょう。
個人的には、哲学的な思想そのものには好きなものが多くありました。
それを理解できれば、作品に奥行きを感じられると思います。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓ 未成年者にはふさわしくない記述がありますのでご注意ください。












作中に提示されることばや哲学を書いていきます。

〜ダイヤの欠点〜

カウンセラーは恋人のローラに送る結婚指輪を買うために、宝石商のところでダイヤを選定します。

宝石商はこのように言います。
「私の仕事は宝石の中の欠点だけみる、難儀な商売です」
「どのダイヤにも独自の価値があります」
「人はいかに代価を払おうとも、永遠の輝きを求め、そして命の儚さを知ります。だからでこそ、不滅の石で、永遠の愛を誓うのです」

宝石商はダイヤのことを「警告の石」であるとも言っていました。

ダイヤは、黒幕であったマルキナ(キャメロン・ディアス)のことを指していたのではないでしょうか。
もしカウンセラーや、マルキナの恋人であったライナーが「宝石(マルキナ)の中の欠点」をみることができたのであれば、この結末には至らなかったのかもしれません。
(ちなみにライナーは、「女には女の考えがある、頭のいい女は高くつくぞ」とも言っていました)

ダイヤはローラのことをも指していたのかもしれません。
マルキナはローラが指にしているダイヤを見て「目に見える欠点はないわね、値段を知りたくない?」と言っており、ローラは「知りたくない、でも離婚歴が心配よ」と返しました。

悪の法則 値段を知りたくない?<ダイヤがいくらか知りたくない?と聞くマルキナ

マルキナにとって、ローラは「見た目は完璧」な人間だったのでしょう。
実際にローラは純粋な性格であり、欠点らしい欠点はなかったように思えます。
(カウンセラーも、ローラのことを「なおしたいと思うことはひとつもない」と言っていました)

「それぞれに独自の価値がある」ということからは、ダイヤが女性全般のことを指しているようにも思えます。

ダイヤは宝石商が言ったように、簡単には壊れないものです。
だからでこそ、永遠の愛を誓ったはずのローラが無惨に殺されてしまうことに悲劇を感じます。


〜ナマズのような・・・〜

ライナーは「女については半分は忘れたいことだ」とカウンセラーにぼやいていました。
彼が思い出したくなかったのは、恋人のマルキナが「黄色いフェラーリとファッ○をした」というものでした。

マルキナは車のフロントガラスにノーパンで乗っかり、ヘアのないアソコをライナー見せたのです。
しかもアソコは「ナマズのように」ヌメヌメと動いていたそうです。

悪の法則ナマズのような<車の外で、ヤッちゃいます

そりゃトラウマもんだわ。さすがのライナーも「ありゃ幻覚だ」って言うわ。想像しちゃった自分が嫌だわ。

一方、カウンセラーは映画のオープニングでローラとラブラブなセックスをしていました。
このときカウンセラーは、ローラの「シャワーを浴びてから」ということばを振り切り、彼女の股間に頭を埋めていました。

そうした性生活の違い、男性からの愛され方の違いも、彼女たちの性格と今後の運命を示していたように感じます。

また、マルキナは協会の神父のところに懺悔に行きますが、神父は彼女の不遜な言動を聞いて、怒って出て行ってしまいます。
マルキナはそもそも、その性生活に罪の意識なんて感じていなかったのでしょうね。


〜無関係だって?それは甘いぞ〜

カウンセラーは、自分が弁護を担当していた受刑者の息子が死に、それが偶然にも自身が携わった裏のビジネスの「運び屋」だったことを知ります。
運び屋を殺したのは、マルキナから依頼を受けた者たちでした。

この前に、運び屋は母親に会いたいがためにスピード違反を起こして捕まってしまい、カウンセラーは彼に保釈金を支払っていました。
そのおかげで、カウンセラーは麻薬を奪ったと疑われてしまうのです。

ウェストリーはカウンセラーに「まずい状況だ。彼らは偶然など信じないし、その意味も知らない。裏社会に足を踏み入れておいて、自分は無関係だなんて甘すぎるぞ」と警告しました。

また、ウェストリーは「殺人映画(スナッフフィルム)を観るか?」とカウンセラーに質問し、「殺人映画を観たものは共犯者として扱われるぞ」とも告げました。
(最後にカウンセラーのもとに届けられたDVDも、ローラの殺人現場を収録したスナッフフィルムだったのでしょう)

その後に運び屋を殺した男は、警察を装った麻薬カルテルの人間に殺されてしまいます。
その現場には一般人らしきトラックに乗ったおじさんも来ていましたが、無関係にも関わらず容赦なく殺されてしまいます。
これも「無関係だと思うなよ」という警告なのでしょう


〜殺人シーン〜

最後にゴミ焼却場に捨てられたローラを含め、今作の殺人シーンには「首を切られる」というものが多くありました。

本作のバイクに乗っていた運び屋は、道路にワイアーを張ることで殺されました。

悪の法則ワイアー<ピン、と張ります。

また、ライナーは「ボリート」というケーブルで首を締め上げる殺人装置のことをカウンセラーに紹介していました。
ボリートはウェストリーの殺害のために用いられることになります。
何もあんな公衆の面前であの装置を使うなよとも思いますが・・・(回収しないと足がつくだろう)

ローラの殺人シーンを見せなかったのはよかったと思います。
おそらく、ウェストリーと同じくボリートで殺されたのでしょう。
観客はウェストリーが無惨に死んでいく様を観ていたため、それを「想像してしまう」という怖さがありました。


〜過ちを犯した世界〜

終盤にカウンセラーはヘフェというカルテルの有力者と出会い、彼から電話で今の状況についての哲学的な思想を説かれます。

「あなたがはじめて見る世界も、昔から存在している。
しかし過ちを犯した世界は違う。選択はずっと前からされていて、これからは選択することができない。
悲しみに値段はつけられない。なぜなら、悲しみに価値はないからだ。今いる世界を理解していないからだ。愛なしでは、それは納得できないことだ」

そう聞いて、カウンセラーは「(人生の)交換は可能なのか?」と涙ながらに質問をします。
ヘフェはこう続けます。

「人生を取り戻すことはできない。なぜなら今の世界はあなたが作り上げた世界で、あなたがいなくなればその世界は消えてしまうからだ。
現実の消失である死を受け入れて、そして人生の意味が明らかになるのだ」

ヘフェは「死にゆく妻と1時間でもそばにいたかった詩人」の話もしており、カウンセラーとの会話は「また次の仕事があるんだ。時間があれば昼寝もしたい」と終えました。

このとき、カウンセラーの恋人のローラは何者か(麻薬カルテル)に連れ去られており、ヘフェは助かる見込みがないとすでにカウンセラーに告げていました。
当然、結婚の約束をしたばかりのカウンセラーはそれを信じることはできなかったでしょう。

ヘフェの言うとおり、人生でしてしまった大きな過ちは、簡単に取り戻すことができるものではありません。
そうなってしまってもできることは「自分が望むことを、これから少しでもすること」であるというのが、彼の言いたかったことなのだと思います。

しかし・・・最後にローラの死を悟ったカウンセラーは、悲痛な叫びをあげながら泣くことしかできませんでした。

悪の法則カウンセラーの無念<無念の叫びをあげるカウンセラー

ヘフェは「悲しみに価値はない」と言っていたのに・・・・
カウンセラーがこの先の人生を見据え、自分の「世界」で幸せになる道を選ぶことを想像したくなります。


〜死の意味〜

メキシコのバーの店主は、酔いつぶれて閉店ギリギリまでいたカウンセラーにこう言います。
「夜道は危険だ。誰から撃たれて殺されるかもしれない。あいつらは死体に明かりを照らして確かめるんだ」

カウンセラーが「なぜ?」と聞き返すと、店主はこう続けます。
「それはわからない。私には、死は無意味だと思う。私の家族は全員死んだ。俺こそ無意味だ」

この後にカウンセラーと店主が話した会話の内容は、スペイン語で話されていたため、わかりません。
ただ、店主が「パンパ」と口にしたように思いました。

*以下のご意見もいただきました
酔いつぶれたカウンセラーが店主に起こされ、外が危ないと言われてもカウンセラーは店をでますが、去り際に、おそらくローラの写真を店主に見せ、店主が「guapa(美人)」と言ったと思います。


店主の言った「死は無意味だ」は、ヘフェの「現実の消失である死を受け入れて、そして人生の意味が明らかになる」という考えと正反対です。
最後にローラの死を知ったカウンセラーは、店主のような考えであったのではないでしょうか。

また、カウンセラーは夜道で何かに抗議をしている人々の姿も見ます。
抗議の内容はわかりませんでしたが、「世界」に対して抗議をする=現状を変える手段を実行することのメタファーに思えました。

*抗議のシーンで以下の意見をいただきました
>メキシコの夜道で出くわした抗議の団体は家族をカルテルに殺された人々で、警察は何もせず我々も何もできないのかという怒りをあらわにしているのだと感じました。
その前のシーンでの定食屋のおじさんは家族を殺されても何もできないで諦めてる感じでしたが。ローラがその後殺されてしまいますが、ローラ以外にも日常的に同じような事が沢山起きている、という意味なのではないかと捉えました。
だからこそメキシコは物騒なところで常識が通じない、ノーカントリーのおかっぱ殺人鬼のような不気味さを表したのではないでしょうか。


麻薬の密輸のときに、移民の人間の腐った死体がドラム缶に入れられているというシーンもありました。
密輸業者が「ただこの死体は持っていくだけだ」と言ったことも、「死は無意味」であることを示しているのではないでしょうか。


〜作中の小ネタ〜

ウェストリーの「ある映画でミッキー・ロークが『今のは俺の警告だ』と言ってたよな」というのは、「レスラー」のことを指していたのでしょうか?
それとも「シン・シティ」なのかもしれませんが・・・ご意見お待ちしています。
*コメントで「白いドレスの女」では?との意見をいただきました。

カウンセラーはバイクに乗った運び屋の通称が「グリーン・ホーネット」と聞いて、「あのアメコミの?」と聞いていました。
それは映画にもなったアメコミのことではなく、運び屋の男が緑のツナギを着ていたことにひっかけたあだ名というだけのことなのでしょうね。
ちなみにホンダが発売しているホーネットというバイクもあります
また、殺し屋がバイク屋で「車高」を測っていたのは、YAMAHAのバイクでした。


〜カウンセラーのキャラクター〜

ライナーは「女はあんたの中に道徳的なにおいを感じる」「せっかく弁護士バッジを持っているのに、その使い方を知らないんだな」と冷やかしていました。

中盤に、カウンセラーはトニーという昔の依頼人から「あんたは平気で人を傷つけるやつだ」とも言われていました。

カウンセラーがなぜ裏のビジネスに手を染めたのかは、作中に示されません。
あるのは、カウンセラーがローラを愛しており、最後に彼女の死のために泣いたという事実のみです。
トニーの言ったことも、被害妄想のようなものなのかもしれません。

カウンセラーは、ただただ運命に翻弄されました。
自分は、彼はもともと善良な人間であり、「欲」のために身を滅ぼしたように思えました。

原題の「The Counselor」は彼のことを意味していたのでしょうが、最終的には彼自身が助けを求めるクライアントのようになってしまうのも、皮肉です。


〜マルキナのキャラクター〜

マルキナはライナーとメキシコの大地を見ながら「ここは懐かしい場所じゃないわ。懐かしむというのは、失ったものが戻ることを期待することよ」と口にしていました。
それはヘフェの言った「過去には戻れない」意見と一致しています。

*ウェストリーの口座番号を聞き出した女性について、以下の意見をいただきました。
ブラピを死に導いてしまったことに対する、罪悪感や恐れ、自己嫌悪があったため、彼女は金を受け取らなかったのです。マルキナから彼とはもう話せないと聞いて、絶望するシーンがあります。


彼女は最後にマイケルという銀行員と出会います。
マルキナは金をダイヤに換えることを相談し、さらにこう続けます。

「チーターは見飽きないわ。獲物を捉える姿はとても興奮するの。
ハンターは勇敢な心があり、美しい『殺す』という習性も持っているわ。
人間とは違うわね。だって、破滅をするのですから。
これからは凄惨を極めるわよ」

マルキナが求めたのは、『悪』として、チーターのように獲物を狩ることだったのでしょう。
(マルキナの背中にはチーターの刺青がありました)

ライナーが麻薬組織に属する少年たちに銃殺されたあと、彼らはライナーの金目のものを奪っていきました。
しかし、車の後部座席にいたチーターはライナーの肉を食べようとはしませんでした。
これも「チーター(マルキナ)が人間(カウンセラーやほかの登場人物たち)とは違う」ことを示しています。

マルキナは「最後の時が訪れるとき、私はいないわよ」とライナーに言っており、それは事実となりました。
彼女は「獲物を狩る」勝者であり、究極の悪としてほかの登場人物たちを破滅へと導いたのです。

しかも・・・カウンセラーとは違い、彼女は(ヘフェの言ったように)自分の「世界」の中で、先のことを見つめていたのです。
そのことが、勝敗を分けたのでしょう。

おすすめ↓
【ネタバレ】「悪の法則(The Counselor)」えいがちゃんねる
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映画『悪の法則』特別映像 - YouTube

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2013-11-15 : 映画感想 : コメント : 20 : トラックバック : 0
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2013-11-16 18:20 : : 編集
Re: No title

(上のコメントをくださった方へ)
あの台詞だけでは判断しにくいですよね・・・ありがとうございます。

ぶしつけながら、(せっかく管理にのみへのコメントにしてくださったので)記事に反映してもよろしいでしょうか。
その作品のタイトルを載せようと思います。
2013-11-16 18:29 : ヒナタカ URL : 編集
グリーン・ホーネット
ホンダのホーネットなんて一瞬足りとも登場していないと思いますが。。。
運び屋が緑のツナギを着ていることと、単なる語呂としてアメコミのグリーン・ホーネットとを掛けてそう読んでいるだけだと思います。
2013-11-16 23:16 : マスカッツ URL : 編集
Re: グリーン・ホーネット
了解です、訂正します。
2013-11-17 08:55 : ヒナタカ URL : 編集
ブロンドヘアーの女性がマルキナから金を受け取らなかったのは、侮辱されたからではありません。ブラピを死に導いてしまったことに対する、罪悪感や恐れ、自己嫌悪があったため、彼女は金を受け取らなかったのです。マルキナから彼とはもう話せないと聞いて、絶望するシーンがあります。
2013-11-17 17:03 : スバル URL : 編集
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2013-11-17 18:09 : : 編集
Re: タイトルなし
> ブロンドヘアーの女性がマルキナから金を受け取らなかったのは、侮辱されたからではありません。ブラピを死に導いてしまったことに対する、罪悪感や恐れ、自己嫌悪があったため、彼女は金を受け取らなかったのです。マルキナから彼とはもう話せないと聞いて、絶望するシーンがあります。

了解しました。そのまま記事に反映させてください。
2013-11-17 18:40 : ヒナタカ URL : 編集
いつも拝見させていただいております。僕の考察としては、メキシコの夜道で出くわした抗議の団体は家族をカルテルに殺された人々で、警察は何もせず我々も何もできないのかという怒りをあらわにしているのだと感じました。その前のシーンでの定食屋のおじさんは家族を殺されても何もできないで諦めてる感じでしたが。ローラがその後殺されてしまいますが、ローラ以外にも日常的に同じような事が沢山起きている、という意味なのではないかと捉えました。だからこそメキシコは物騒なところで常識が通じない、ノーカントリーのおかっぱのような不気味さを表したのではないでしょうか。
2013-11-17 18:48 : ミエルガ URL : 編集
Re: タイトルなし
> いつも拝見させていただいております。僕の考察としては、メキシコの夜道で出くわした抗議の団体は家族をカルテルに殺された人々で、警察は何もせず我々も何もできないのかという怒りをあらわにしているのだと感じました。その前のシーンでの定食屋のおじさんは家族を殺されても何もできないで諦めてる感じでしたが。ローラがその後殺されてしまいますが、ローラ以外にも日常的に同じような事が沢山起きている、という意味なのではないかと捉えました。だからこそメキシコは物騒なところで常識が通じない、ノーカントリーのおかっぱのような不気味さを表したのではないでしょうか。

なるほど!追記させてください。
2013-11-17 21:17 : ヒナタカ URL : 編集
No title
非常にありがたい解説でした
見終わってからモヤモヤしていたものが、おかげさまで納得いきました。
ノーカントリーが好きなので、きらいな映画ではないのですが今ひとつわかりにくかった。
ありがとうございました
2013-11-17 21:42 : 高原 URL : 編集
Re: No title
> 非常にありがたい解説でした
> 見終わってからモヤモヤしていたものが、おかげさまで納得いきました。

こちらこそありがとうございます。書いてよかったです。
2013-11-18 22:31 : ヒナタカ URL : 編集
No title
僕も昨日この作品を観てきました。
「ノーカントリー」のコーマック・マッカーシーが脚本だということで覚悟して観に行きましたがやはり深い哲学的な話でした。
なので、こういった解説があるとありがたいです。

人によって様々な解釈を持つことができるためレビューサイトを観ていても楽しいですが娯楽作品として楽しむには疲れる作品だと僕は思いました。
とはいえ、まだ気付いてないリドリースコット監督やコーマック・マッカーシーの隠れた意図を探すためにDVDが出たら2回目、3回目と観てみたいです。
2013-11-20 12:06 : キューリ URL : 編集
No title
とにかく後味悪過ぎでした。ローラと刑務所のお母さんはともかく、トラックのおじさんは完全に無関係ですし・・・、口直しに麻薬組織を成敗する映画が観たくなります。助けてグリーンホーネット!

>スペイン語で会話をするワンシーンが訳されていないまま
いきなりこれには呆れました。詐欺のような広告を打つ予算はあるのに翻訳家を呼ぶお金は無かったのでしょうか。

>ナマズのような・・・
秘密の花園へ想いを馳せる男の子達には見せられませんね。正しいR15指定です。

>ボリート
実在する拷問・処刑道具なのでしょうか。バトルロワイヤルの爆弾首輪を思い出しましたが、これは簡単に作れそうで恐かったです。

>警察は何もせず我々も何もできないのかという怒り
意味が解って更にやるせないです。あんな杜撰な犯行で大勢の人が殺されているというに・・・
余談ですが私は麻薬が大嫌いです。売る方は本作のように仁義の欠片も無い外道ですし、愛好者は自己責任で楽しんでいるだけと嘯きますが詭弁です。依存症となって高額な購入費用の為に犯罪に走る者、幻覚を引き起こして通り魔を仕出かす者、明らかに無関係の人を地獄へ巻き込んでいます。
あと気になったのですが麻薬組織は普通に取引していても大儲けのはずのカウンセラー達が絶対に勝てない喧嘩を売るような裏切りをした事を不信に思わなかったのでしょうか。それともどこかの剣術道場のように一応の下手人を上げて面子を保てれば良いということなのでしょうか。

>カウンセラーのキャラクター
>自分は、彼はもともと善良な人間であり、「欲」のために身を滅ぼしたように思えました。
後味は悪かったですが、彼の存在は本作の観る価値だったと思います。

>マルキナのキャラクター
本当に酷い奴なのですが、不思議と余り嫌悪感を感じませんでした。レストランでの会話シーンで自身も悪の世界に身を置く以上の覚悟はしているように見えたからでしょうか。
2013-11-20 22:06 : 毒親育ち URL : 編集
No title
今気づいたのですが
序盤のダイヤを買うところで永遠云々の話がされていましたがそれを皮肉るかのように
ラストのDVDは永遠に残るってことなんですね
ゾワゾワしました。
どんなむごい辱めを受け殺されたのでしょうか・・・。
メキシコ怖すぎます。

当然、全部を把握することは出来ませんでしたが
観れば観るほど新しい発見が出来そうな映画ですね
良い画も多かったのでもう一回観たいと思いました。
2013-11-25 04:52 : ほ URL : 編集
昨日観たのですがわからないことだらけでしたが、こちらの投稿を読ませていただき、かなりストン、、、と納得いくものがありました。
ところで、
酔いつぶれたカウンセラーが店主に起こされ、外が危ないと言われてもカウンセラーは店をでますが、去り際に、おそらくローラの写真を店主に見せ、店主が「グアパ。(美人)」といったと思います。
2013-12-10 11:55 : URL : 編集
Re: タイトルなし
> 昨日観たのですがわからないことだらけでしたが、こちらの投稿を読ませていただき、かなりストン、、、と納得いくものがありました。
> ところで、
> 酔いつぶれたカウンセラーが店主に起こされ、外が危ないと言われてもカウンセラーは店をでますが、去り際に、おそらくローラの写真を店主に見せ、店主が「グアパ。(美人)」といったと思います。

遅れてすみません。ご意見を記事に反映させてください。
2013-12-14 15:11 : ヒナタカ URL : 編集
終盤でカウンセラーが電話をかけた相手はエルナンデス弁護士ではないと思います。ヘフェというカルテルの有力者に思われます。
2014-04-29 00:59 : backie URL : 編集
Re: タイトルなし
> 終盤でカウンセラーが電話をかけた相手はエルナンデス弁護士ではないと思います。ヘフェというカルテルの有力者に思われます。

ご指摘感謝です、訂正します。
2014-04-30 01:37 : ヒナタカ URL : 編集
悪の法則
ちょっと頭が悪いと理解しずらい作品かもしれませんね
2014-06-03 23:17 : URL : 編集
No title
丁寧な解説ですごく共感しました、僕は日ごろから思っているのですが例えば友人が選択を誤り入りたくもない会社に就職したとき、決まって誰もがもっとしっかり選ぶべきだったね、とか、他人事のような言い方をします、ずっと前にその友人は相談を持ち掛けていたのにも関わらずです。無関係にはなれない、私たちは互いの選択肢にすでにかかわった時から影響しているということを意識しなければならないというメッセージを映画から受け取りました
2015-01-17 20:02 : ななし URL : 編集
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