反乱のきざし 映画版「ハンガー・ゲーム2」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー
*以下、あらすじから前作のネタバレがあるのでご注意を
個人的お気に入り度:6/10
一言感想:これはゲームじゃない、サバイバルだ(←作中の台詞)
あらすじ
ハンガー・ゲームとは、独立国家・パネムが主催する12の地区から代表者を選び、死ぬまで闘わせる残酷な大会だった。
前回のゲームに勝利したカットニス・エヴァディーン(ジェニファー・ローレンス)とピータ・メラーク(ジョシュ・ハッチャーソン)は国民のアイドル的存在となり、凱旋ツアーとして各地区をまわっていた。
そんな矢先、25年ごとに開かれる特別なハンガー・ゲームが行われようとしていた。
スノー大統領(ドナルド・サザーランド)は歴代の優勝者たちをゲームに参加させ、反乱分子をたきつける存在であったカットニスを抹殺しようとしていたのだ。
全米で大ヒットを記録した、同名のヤング・アダルト小説を原作とした映画の第二弾です。
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前作が面白くなかったので全然期待していなかったのですが、いやいやいや、今回は意外なほど(失礼)面白かったです。
「バトルロワイヤル」の模倣だとさんざん言われている本作ですが、この第2作目では独自の進化を見せてくれました。
前作と今作の共通事項として、ゲームがはじまる前の描写に多く時間を裂き、そのゲーム以前の描写こそが面白いことがあります。
前作で面白かったのは「スポンサーに媚を売る」ことだったのですが、今回でスポットライトがあたっているのは「三角関係」と「反乱」です。
主人公のカットニスは故郷に想い人がいるのですが、もともと興味のなかった(泣)青年とともにゲームに優勝してしまったために、国民のアイドルとして恋人同士を演じなくてはなりません。
カットニスはPTSDにも悩まされており、ゲームに生き残ったからといって悠々自適とはいかないのです。
そして、暴虐の限りをつくす政府に向けての「民衆の反乱」のきざしが見えてきます。
その民衆の希望となったのが、前作で政府に立ち向かい、ゲームをコントロールまでしたカットニスです。
ゲームがはじまる前にこの過程をじっくり描き、そこには充分に伏線も張られているので決して無駄なものではありません。
この心理描写を大切にした描写こそが面白いというのは、賞賛すべきことでしょう。
前作から引き継がれたキャラクターがさらに魅力的に思える「成長」も描かれており、人間ドラマとして存分に楽しむことができました。
肝心のゲーム内容も、前作よりかなり面白くなっています。
ハンガー・ゲームは代表者同士の殺し合いがメインかと思っていましたが、今回は様相が変わっています。
プレイヤー同士ではなく、プレイヤーとゲーム主催者との闘いという色が濃くなっているのです。
前作では中途半端にゲーム主催者がしかけたトラップが出てきたことにがっかりしていましたが、今回はふっきれたようにトラップだらけです。おかげで敵はあんまり攻撃してきませんw
この思い切った転換はよかったと思います。
今回は「どう相手を殺すか」ではなく、「どう生き残るか」という戦いであり、サバイバルなのです。
トラップをかわすための「秘密」も盛り込まれており、推理要素も含んだ内容はとても楽しむことができました。
前作のレーティングはPG12指定でしたが、今回はなんとG(全年齢)指定です。
「殺し合い」という過激な要素はかなり薄味なので、お子様もさほど問題なく観れるでしょう。
反面、互いに殺し合う凄惨なゲームを期待していた人は、今回もがっかりしてしまうこと必死です。
生き残るために「背後を気にする」「交代で夜の敵を警戒する」というシーンがあったのもよかったです。
いや、これ当たり前のことなんだけど、前作でガン無視していましたもの・・・
難点は、3部作の中継ぎにあたる物語であるために中途半端さが否めないこと、ゲームの展開に強引さを感じることです。
原作から端折られた要素もあるようですが、上映時間が2時間半近いのも欠点でしょう。
また、一見しただけでは理解しがたい展開が、その謎を明かさないままに次々と出てくるので「えっ?」と戸惑いがちです。
これらのほとんどは後にその意味が明かされるので、後に「そういう意味だったのか!」と驚けるのですが、やや不親切に感じるのかもしれません。
前作でも思ったことですが、独裁国家・パネムの人々が「三つ指を掲げる」ことの意味を作中で説明してほしかったですね。

この三本指は「愛する誰かに感謝と賞賛を表し、別れを告げるしぐさ」なのですが、さも観客がすでに意味を知っているかのように出てくるので、ここでも戸惑ってしまいます。
しかし、それらの欠点を補ってあまりある魅力があるシリーズになったと確信しました。
「トワイライト」と同じく、「全米では大ヒットだけど、日本での人気はイマイチ」な作品ですが、この出来であれば「もう2つくらいつきあってやるか(最終作は2部作)」と期待が持てるのではないでしょうか。
前作ですでに脱落した方には積極的にはすすめませんが、好きだった方はぜひ劇場へ。
もちろん前作の鑑賞を前提とした展開が多いので、観てからの鑑賞をおすすめします。
以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓
〜かわいそうなピーターとゲイル〜
ゲイルはカットニスと同じ12地区の人間で、炭坑で週6日働いている貧しい青年です。
ゲイルとカットニスは両想いで、路地裏でキスを交わすのですが、その様子は大統領にも映像で観られていました。
大統領はすでに滅ぼされた(とされる)13地区をひきあいに出し、「本当の戦争がしたいか?」「国民にピーターが好きだと見せかけるんだな」「自分を騙せ」と脅しをかけました。
ピーターはカットニスと協力し、ともに前回のゲームの優勝者となった青年です。
カットニスは「雪に足を取られて転んでしまい」、抱き合ったピーターにカメラの前でキスをしますが、もちろん愛があるキスではありません。
ピーターは列車内で「まず友達から、お互いを知ろう」と提案しますが、カットニスには「友達って苦手なの」と拒否られます。
可哀想・・・だけど、カットニスがそう言ったのは、友達だった女の子のルーをゲームで亡くしたためかもしれませんね。
カットニスが、ルーがいた11地区で「スレッシュ(11地区の男の子)とルーがいなければ私はここにいない」「ルーはあまりにも若すぎた、救えなくてごめんなさい」と言ってくれたのが嬉しかったです。
ところで、ピーターは遺族に賞金をあげるって言ってたけど、結局どうなったんですかね(それは無理だとツッコまれていたし)
〜反乱のきざし〜
カットニスに敬意を表し、三つ指を掲げたおじいさんはなぜかその場で射殺されました。
ここまで来るとその場で暴動が起こりそうなもんだけどな・・・
宮殿のようなパーティ会場で、「吐き薬」の入ったワインを飲んでいるのも悪趣味でした。
12地区の人間は飢えに苦しむほど困窮していたのに・・・
これはローマの貴族たちが吐いては食べていた事実をふまえたものでしょう。
ゲイルは民衆に反乱のきざしがあること、妹のプリムも以前と様子が変わったと口にします。
政府が12地区を襲ったとき、ゲイルはおばあさんを助けるために体当たりをします。
反乱分子とされたゲイルは見せしめとして鞭打ちの刑に処され、カットニスはそれを止めます。
教育係のヘイミッチが鞭を打っていた兵士を説得してくれましたが、ますます大統領の反感を買ってしまいます。
大統領は記念大会は歴代勝者をプレイヤーにすると発表します。
彼はゲーム・メイカーのプルタークと競合してカットニスを抹殺し、かつそのカリスマ性までも排除しようと計画していました。
11地区のプレイヤーに選ばれたのはカットニスとヘイミッチでしたが、ピーターが志願したためヘイミッチは参加しなくなります。
カットニスは、ヘイミッチに「ピーターを守って」と頼みました。
〜競合〜
カットニスは競合をするプレイヤーの「品定め」をします。
14歳で優勝を経験したフィニックはチャラそうでしたが、カットニスはおばあちゃんのマグスと、エンジニアのビーティとワイレスを気に入りました。
あと、第7地区のジョアンナがエレベーターでいきなり脱ぎだしたのはなんなんでしょうか。
ピーターはがっつり見ていましたね。つーか痴女じゃん。
*以下の意見をいだきました
>ジョアンナが全裸になったシーンは、カットニスへのからかいです。カットニスが田舎者のうぶな少女と思われていたので、原作では裸を見て戸惑う姿をジョアンナが見たかったようです。ちなみにフィニックもカットニスを誘惑してからかっています。
その後、プレイヤーは前作と同じようにゲーム前の評定を受けます。
前作でカットニスが攻撃した観覧席には「フォースフィールド」というバリアが張っていました。
評定会場の床には、ルーが花を持って亡くなったときの絵が描かれていました。
カットニスは、人形をつり上げて、その胴体に「セネカ」という名前を書きました。
*以下の意見をいただきました
>あれはピータの特技披露で見せたパフォーマンスです。
> ピータも大会側に抗議していたと表すシーンですので、カットニスは憤慨したのではなくピータに心を奮わされたということです。
セネカは前回にゲームがむちゃくちゃになっちゃったから、責任をとって毒の木の実を(たぶん)食べさせれた可哀想な人です。
各地区の代表がテレビのインタビューを受けたとき、ピーターは「みんな腹の内では怒っている」とつぶやきました。
ジョアンナは「一生安泰って言っていたのに、またゲームに出なきゃいけないなんておかしいわ!」と観客のツッコミと同じことを言ってくれました。しかし生放送っぽいのになぜピー音が入るんでしょうかw
ピーターは「(カットニスに)子どもができたんです」とウソの爆弾発言をかまします。
それはゲームが中止されるかもしれないとふんだためのウソだったのですが、当然中止になることはありませんでした。
このとき、司会者の陽気なおっさんが「ピーター、これ以上は危ない、後ろに下がれ」と気遣ってくれたのが嬉しかったですね。実はおっさんいいやつ?
PR担当のエフィー(派手なおばさん)は、カットニス、ピーター、ヘイミッチそれぞれに金でできたアクセサリーをプレゼントしました。実はおばさんいいやつ?
衣装担当のシナは、カットニスのウェディングドレスに細工を施し、カットニスを「鳥」のように見せました。
それが大統領の反感を買い、シナはゲームの直前に兵に連れて行かれてしまいます。
そして、ゲームが幕を開けます。
〜トラップ〜
なんとかカットニスは池の中央にある弓矢を奪取し、競合していたフィニック、なんとか無事だったピーター、おばあちゃんのマグスと行動をともにします。
ピーターはフォースフィールドのバリアにあたって息が止まりますが、フィニックは人工呼吸で助けてくれました。実はチャラ男いいやつ?
カットニスは天井に矢を放ち、ドーム状にフォースフィールドが張られていることに気づきます。
フィニックは「境界」を背にしておけば安全だと提案します。やっと背後気にしてくれたよ・・・
ほぼ脱水状態になってしまう一同でしたが、ヘイミッチは木に刺すと水が出てくる便利道具を送ってくれました。
カットニスが見張りになったとき、白い霧があたりを覆っていることに気づきます。
その霧は毒であり、触れただけでもひどくかぶれてしまいます。
一同は必死で逃げますが、マグスは自身をおぶっていたフィニックを助けるために、自ら霧の中に入ってしまいました。
一同は霧に囲まれて絶体絶命になりますが、なぜか「フォースフィールド(境界)」が霧をそれ以上進まないようにしてくれました。その理由は、後ほど明かされることになります。
とりあえずツッコみますが、あんだけかぶれていたのに海水で洗っただけでキレイに治り過ぎですねw
そして次に彼らを襲ったのは数百頭のサルたちでした。
逃げる途中に、モルフィンを自分に投与することで隠れていた女性は、ピーターを助けてくれました。
ピーターは死に行く女性を池に連れて行き、抱き寄せ、空を見せてくれました。
空は、ピーターの好きなオレンジ色に染まっていました。
一同は、池に発生した大波がプレイヤーを殺すところを目の当たりにします。
ジョアンナ、ビーティ、ワイレスと再会して新たに同盟を組むことに成功しました。
このトラップの法則は何か?
それは、「チクタク」とつぶやくワイレスが教えてくれました。
〜時計〜
実は、池のかたちはちょうど時計のようになっており、時間ごとにそれぞれの場所でトラップが発生していたのです。
雷が落ちたのはその時間を知らせるため、霧がフォースフィールドで阻まれたのはちょうどその時間の区間を通り過ぎたからだったのですね。
参加者が24人(ちょうど12で割り切れる)ことも含めて、なかなかよくできた仕掛けでした。
しかし、そこは前作でルールを変えまくったゲス政府です。
カットニスが法則に気づいたと知ったら、池の装置を回転させまくって時間をわからなくするのでした。ひでえ。
ワイレスも池にやってきたプレイヤーにあっさり殺されてしまいます。
池から這い出たカットニスは妹のプリムの「助けて!」という声を、フィニックは恋人の声を聞きますが、それは「おしゃべりカケス」という鳥が発したものでした。
カットニスはシナが連れ去れるのを見ていたから、プリムが拷問されてもおかしくないと思ったのでしょうね。
死んだマグスは、実はフィニックの恋人に代わって志願をしていました。
フィニックがマグスを何としてでも守ろうとしたのは、そのためでしょう。
〜フィニッシュ〜
ピーターは「僕には故郷に大切な人はいない。君しかいないんだ。君は家族のために生きなくちゃ。誰も僕なんか・・・」と池でカットニスに告げます。
カットニスは「私にはあなたが必要よ」と、ピーターにキスをします。
偽りの関係だったピーターとカットニスでしたが、ここではカットニスの「愛」が感じられました。
しかし、はじめは背後を気にする描写があったのに、池ではのんきにしすぎだよなあ・・・
カットニスのチーム以外で生き残っているのは、たった2人だけになります。
ビーティは得意のワイアートラップを応用し、木に落ちた雷の電流を利用することで残りの2人も倒そうとします。
カットニスはワイアーの範囲を広げるために移動していましたが・・・なぜかジョアンナがいきなりカットニスを攻撃し、追ってきたプレイヤーに立ち向かいました。
カットニスが木に戻ってくると、ビーティが倒れていました。
彼女は、そこにいたフィニックスに矢を向けます。
フィニックは「本当の敵を思い出せ!」とカットニスに叫びます。
カットニスは、フィニックを撃ちませんでした。
彼女は矢にワイアーを巻き付け、雷が落ちると同時にそれを天井に撃ちます。
ドームがバラバラになり、システムも全部ダウンします。
カットニスは死んだプレイヤーと同じように、ヘリコプターに回収されました。
〜計画〜
カットニスが目覚めると、横には同じく回収されたビーティ(生死不明)がいました。
ヘリコプターには、ヘイミッチ、フィニック、ゲイル、そしてゲーム・メイカーのプルタークが乗っていました。
実は、ヘイミッチたちは反乱を起こす計画を立てていました。
それはカットニスを生かすことからはじまるもので、プレイヤーの半分が協力に同意してくれていたのです。
ヘイミッチがカットニスにそのことを明かさなかったのは、始終大統領に監視をされているためでした。
ビーティが訓練室で「システムにはどこかにほころびがある」と言ったことも、
フィニックがヘイミッチの金のブレスレットを持っていたことも、
ジョアンナがカットニスを攻撃して腕に入った発信器を取ったことも、
カットニスをゲームから離脱させるためだったのでしょう。
プルタークが池の装置を回したのも、カットニスたちを襲ってきたプレイヤーから逃すための手段なのかもしれません。
カットニスは「ピーターを守るって言ったのに!」とヘイミッチに激昂します。
彼女が次に知ったのは、ピーターとジョアンナが政府に捕まったこと、家族は無事だが12地区が消滅したことでした。
カットニスの憎しみに満ちた表情を見せて、映画は幕を閉じました。
〜野暮な不満点〜
結末には驚きがありましたし、充分に伏線が仕込まれていました。
しかし、カットニスが最後に「電流の矢」でドームを撃ったからゲームを離脱できたわけで、それを狙ったにしては不確定要素が多すぎる気がします。
電流が用意できたのも、たまたま時計の仕掛けを知らせる雷があったからですし、どうにも「偶然」に助けられたようにしか思えないのです。
*以下の意見をいただきました
> ゲームオーガナイザーも脱出計画の一員でしたので脱出用の電流(ワイヤー、雷のトラップ、大木)を上手く用意していたのだと思います。
> つまり、ビーティの電流計画も一員で練った計画。
> 原作では、途中で彼らにヘイミッチからパンの差し入れがあり、その個数で、計画実行の場所、時間の合図をビーティたちに指示してました。
> ジョアンナとカットニスの運搬していたワイヤーが切れたのも、ビーティからジョアンナへの合図でもありました。
> ビーティが電磁波の破壊役でしたが、残りの敵からの攻撃か、電磁波への接触で倒れました。それは誤算となり結局はカットニスのおかげで助かりましたが、ラストが全て完全なる偶然ではないと思います。
> (原作にはしっかりと説明がされています)
〜これから〜
本作では独裁国家の暴虐を描き、その現状を打破するために行動する人々の姿が描かれています。
物語は、これからの彼らの反乱を描くのでしょう。
民衆の希望となったカットニスが、そして周りの人々が、いつか「革命」を成し遂げることを願いたくなりました。
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前作の時と比べてビックリするほど推されてないですね・・・。
各言う自分もヒナタカさんのレビューが無ければスルー予定でした。
>プレイヤーとゲーム主催者との闘いという色が濃くなっているのです。
前作ではコロコロ変わるルールにうんざりしてしまいましたが、なるほど本来の敵はくそ益体も無い政府でしたし、今なら前作も肯定的に観れそうです。
>ジョアンナは「一生安泰って言っていたのに、またゲームに出なきゃいけないなんておかしいわ!」
○○と言ったな、あれは嘘だ。ばっかりやってると社会への信頼もガタガタになりますよね。
>カットニス
彼女の「勝者のその後」は生々しくて良かったです。もともとバトルロワイヤルの七原君みたいな反骨精神の持ち主でもなく、家族と平穏無事に暮らせれば良いだけの子でしたしね。
>エフィーとシナ
前作ではアホ貴族でしかなかった彼らにとってカットニスとピーターが掛け替えないの人となっていたのが良かったです。特にシナ・・・あんな事すればタダじゃ済まないでしょうに。レジスタンスの一員だったのでしょうか。
でもキャピトルの人の暮しってホームレスでも辺境の労働者より楽に見えるんですけど・・・。
>マグス
実は「RED」のヴィクトリアみたいなスーパーおばあちゃん!?なんて不謹慎な期待をしてしまっていて、彼女の最後に泣きました。ごめんなさい。
本当に無力だけど若者を愛し彼らの未来に尽くす優しいおばあちゃんだった彼女の80年の人生の最後が、毒霧と苦痛の中でなんて酷過ぎです・・・。
3作目が楽しみです!
> 前作の時と比べてビックリするほど推されてないですね・・・。
> 各言う自分もヒナタカさんのレビューが無ければスルー予定でした。
どの劇場でも上映回数が少ないことにびっくりです。
お客さんの入りをみるとその判断で間違ってなさそうだし・・・
> >カットニス
> 彼女の「勝者のその後」は生々しくて良かったです。もともとバトルロワイヤルの七原君みたいな反骨精神の持ち主でもなく、家族と平穏無事に暮らせれば良いだけの子でしたしね。
それすら叶わないが悲劇的ですね。
> >マグス
> 実は「RED」のヴィクトリアみたいなスーパーおばあちゃん!?なんて不謹慎な期待をしてしまっていて、彼女の最後に泣きました。ごめんなさい。
> 本当に無力だけど若者を愛し彼らの未来に尽くす優しいおばあちゃんだった彼女の80年の人生の最後が、毒霧と苦痛の中でなんて酷過ぎです・・・。
自分もスーパーおばあちゃんとなる展開を期待していました・・・
> 3作目が楽しみです!
紹介してよかったです^^)不満点もけっこうあるんですけどね。
レビューを読んで、解釈が異なる部分がありましたので失礼ながらコメントさせて頂きます。
・評定会場のルーの絵ですが、あれはピータの特技披露で見せたパフォーマンスです。
ピータも大会側に抗議していたと表すシーンですので、カットニスは憤慨したのではなくピータに心を奮わされたということです。
・ジョアンナが全裸になったシーンは、カットニスへのからかいです。カットニスが田舎者のうぶな少女と思われていたので、原作では裸を見て戸惑う姿をジョアンナが見たかったようです。ちなみにフィニックもカットニスを誘惑してからかっています。
・最後の偶然に助けられたとしか思えない・・・という点
ゲームオーガナイザーも脱出計画の一員でしたので脱出用の電流(ワイヤー、雷のトラップ、大木)を上手く用意していたのだと思います。
つまり、ビーティーの電流計画も一員で練った計画。
原作では、途中で彼らにヘイミッチからパンの差し入れがあり、その個数で、計画実行の場所、時間の合図をビーティー達に指示してました。
ジョアンナとカットニスの運搬していたワイヤーが切れたのも、ビーティーからジョアンナへの合図でもありました。
ビーティーが電磁波の破壊役でしたが、残りの敵からの攻撃か、電磁波への接触で倒れました。それは誤算となり結局はカットニスのおかげで助かりましたが、ラストが全て完全なる偶然ではないと思います。
(原作にはしっかりと説明がされています)
「プルタークが池の装置を回したのも、カット ニスたちを襲ってきたプレイヤーから逃すた めの手段なのかもしれません。」というのは、私もなるほど!と思いました。
原作には書いてない解釈なのでしたが正しいと思います。
なんやかんや書きましたが、お許しください。ハンガーゲームとても好きなので興奮してしまいました……
次回作も楽しみですね!
原作を読んでいなかったのでとても参考になりました!
特にラストの脱出のくだりの解説は、レビューを見る方のお役に立てると思うので、ぜひそのまま追記させてください。
私の解釈も全てが正しいわけではないのでお許しください。
ハンガーゲームがただのバトルロワイヤルではない事が、この作品の好きな点です。
カットニス役のジェニファー・ローレンスのファンにもなり、まだあとシリーズを2作も見れると思うと嬉しい限りです。
ハンガーゲームファンの皆さんと次回作を楽しみに待ちたいです(^-^)
横にいたのはビーティーでは?
ひげも生えていたし笑
> 横にいたのはビーティーでは?
> ひげも生えていたし笑
ご指摘ありがとうございます。修正します。
今DVDで確認しました。
フィニックはカットニスが部屋の扉を開けた時にヘイミッチと一緒にいました。
> 今DVDで確認しました。
> フィニックはカットニスが部屋の扉を開けた時にヘイミッチと一緒にいました。
ありがとうございます!疑いをして申し訳ない・・・訂正させていただきます。