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自分の道 映画版「オッド・トーマス」ネタバレなし感想+お気に入りシーン

今日の映画感想はオッド・トーマス 死神と奇妙な救世主です。

*DVDは3月19日発売

個人的お気に入り度:7/10

一言感想:これは全国で大々的に公開するべきだろう・・・


あらすじ


ダイナーで働く20歳のコックのオッド・トーマス(アントン・イェルチン)は、死者をみることができる能力を持っていた。
オッドの周りには残酷な死を栄養源とする「ボダッハ」がはびこっていた。
凄惨な事件が起こることを防ぐため、オッドは恋人のストーミー(アディソン・ティムリン)、警察署長(ウィレム・デフォー)に協力をあおぎつつ行動するのだが・・・




ハムナプトラ」「G.I.ジョー」のスティーヴン・ソマーズ監督最新作です。

本作は存在そのものを知らない方も多そうですが、それもそのはずです。
1月10日(金)より1週間限定公開、公開劇場は2館しかないというシロモノなのですから。

こうなったのは「大人の事情」によるものです。
すでに映画が完成していたのにもかかわらず、スポンサーが出資をしぶったために訴訟に発展、アメリカでは公開が行われないままになっているのです。

大人の事情だよ!<予告編でこんなアピールをするなんて・・・

それでもカナダやイタリアでは公開済みで、DVDもすぐにリリースされるのだとか。
映画は劇場でかけることで大きな利益を得るはずなのですが、そのぶんの収入もなくなってしまうことに・・・なんとも不遇な映画です。

不遇なのは映画だけでなく、原作者のディーン・R・クーンツも同様でしょう。
海外ではスティーヴン・キングに並び高く評価をされている作家なのですが、その映画化作品は「B級(C級)映画」ばかりでいまいちぱっとしません。

スティーブン・キング原作の映画には「ショーシャンクの空に」「シャイニング」などの名作が目白押しなしのに、方やクーンツは「スティグマ 邪神降臨」「ウォッチャーズ~第3生命体~ 」とかだもんなあ(しかもDVDの発売はなし)。

クーンツ本人やファンが長年待ち望んでいたであろう、巨費をかけ、人気のある監督が手がけ、実力あるVFXのスタッフが満を持してつくった映画が、まさかの公開無期限延期(事実上の公開中止)になるとは・・・本当に気の毒です。

*小説版は日本では知名度は低いけど、海外では絶賛されています

大人の事情のことはさておき、本作は一本の娯楽映画として、とても楽しめる作品に仕上がっています。

ジャンルは「平凡な青年が平和を守るために奮闘する」ヒーロー・ムービーであり、青春映画であり、事件の犯人の正体を追うサスペンスでもあります(クーンツの小説はジャンルが特定しにくく、様々な要素が絡み合っているそうです)。

その物語をこの監督が料理するとどういうことになるのか、だいたい予想はついていました。
基本的にCG満載&アクション大盤振る舞いです。

敵の「ボダッハ」のビジュアルのキモさ、キモい虫が出てくる悪趣味さ、無理矢理入るお笑い要素、スマートさが全くない語り口など、「ハムナプトラ」っぽい要素がそこらじゅうに顔を出します。

ぼだっは死神<ハムナプトラに出てきても違和感がなさそう

これらはもはや弱点ではなく、監督ならではの長所でしょう。
とにかくどんどん見せ場を作って、観客を楽しませようとする気概に溢れています。

主人公は「死者が見える」こと以外に特殊能力を持たないので、基本的に闘い方は地味です。
しかしそこはソマーズ監督。スローしつつのアップのショットや、画面が左右に動きまくる画を利用し、迫力のシーンを作ってくれました。

中盤が伏線を張るばかりで物語が進まなかったり、展開に御都合主義っぽさを感じるのは玉に傷ですが、ソマーズ監督のファンにはぜひ劇場で観てほしい作品です。

それにしても・・・「クロニクル」と同じように後に拡大公開してくれないかなあ・・・大人の事情でダメなのかなあ・・・

以下は作中の展開がほめのかす程度にネタバレ↓
今回は観ている人が少ないはずなので、オチなどは書いていません。
未見でもたぶん問題はないですが、予備知識なく観たい方はお控えください。





〜オッドのキャラクター〜

まあびっくりしました。
このオッド・トーマスはかなりリア充だったのです。

フリーターのコックであるのも「自分は変わっているから人生を複雑にしない」ためであるし、警察からは理解があるし(能力のことは言うなと念を押されているけど)、けっこう人望もあるし、何より超可愛い彼女がいるし。

この手のヒーロー・ムービーって主人公が冴えない男の場合が多いのですが、オッドはモテない大多数の男子に迎合していないですね。いいけどさ。


〜死者〜

本作で重要なのは、主人公の「死者が見える」「死神のボダッハを見ることができる」能力です。
そのため、彼は街で大規模な殺戮が起こることを知り、それを未来で起こす犯人を探しはじめるのです。

作中で意味有りげに登場した人物は、ほぼ全てその後に再登場していました。
ただ、片腕を事故で失った男だけでは何の意味もなかったですねwいいけどさ。

そして・・・この主人公の能力は、ラストのどんでん返しに生かされています。
これは映画好きであればあるほど「これは気づけたはずなのに悔しい!」と思えるのではないでしょうか。
序盤から丁寧に伏線が張られていたにもかかわらず、自分はすっかり騙されてしまいました。


〜オズの魔法使い〜

オッドは「鉄のハートのネックレス」をつくり、それがある人物の命を救いました。

これは「オズの魔法使い」の登場人物であるブリキのきこりが、かつて心を失い、恋人も失ってしまったエピソードをふまえたものでしょう(終盤にはヒロインが子どもにオズの魔法使いを読んであげるシーンがあります)。

本作では、それとは反対に「心こそが命を救った」という解釈にしたのでしょう。


〜メッセージ〜

ヒロインはオッドのことを「くまのプーさん」と呼んでいました。
それは「頭に詰め物がある=おバカさん」ということです。けっこうひどいなw
でも後にヒロインは、その「頭に詰め物が入っている」ことも、肯定的なことばとして言ってくれます。

オッドは後半にこう言っていました。
「人は自由に道を選ぶことができる」
「しかし、まわり回って元の道に戻ることもある」


そのオッドがどうやって道を選ぶのか、はたまた元の道に戻ってくるのか・・・それはぜひ、映画を観て確認してほしいです。

おすすめ(微ネタバレ注意)↓
「オッド・トーマス!!」 ユーザーレビュー - Yahoo!映画
「1週間限定上映じゃもったいない」 ユーザーレビュー - Yahoo!映画

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2014-01-13 : 映画感想 : コメント : 2 : トラックバック : 0
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非公開コメント

No title
酷過ぎです・・・。楽しみにしてた映画がこんな事になったら、スポンサー企業の商品は余程の事が無い限り避けるようになりますね。

ここまで酷く無いにしろ、金を出したんだから口を出させろ!で悲惨な事になった作品は上げたらキリがありません。
金を出す!後は任せる!というのは「企業」である以上難しいのでしょうけど、それで作品(原作付きなら尚更)が壊れれば返って、企業イメージが悪くなる・・・事で責任は取ってるのかもしれませんけど。
2014-01-15 22:37 : 毒親育ち URL : 編集
片腕幽霊君
片腕幽霊君は『ハムナプトラ』のイムホテップ役アーノルド・ヴォスルーではないですか。ソマーズ監督作品ということで、顔見せでしょうか。
2014-05-17 03:58 : ulysses URL : 編集
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<2015年下半期>
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『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
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『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
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<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
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<2014年上半期>
『渇き。』
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『LIFE!』
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<2013年下半期公開>
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『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
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