あなたを守る理由 実写映画版「黒執事」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー
個人的お気に入り度:4/10
一言感想:もっとひどいのを期待していたのに・・・
あらすじ
そこは、2020年のアジア某国ー
世間では人々が突然ミイラ化をする「悪魔の呪い事件」が起こっていた。
幻蜂家の現当主である清玄(剛力彩芽)は、執事のセバスチャン(水嶋ヒロ)とともに事件の解決に挑む。
TVアニメやミュージカルも好評を博した、枢やなによる同名のコミックの実写映画化作品です。
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のっけから言うと、この映画は原作漫画とはまるっきり別物になっていました。
表にするとこんな感じです。

日本で製作されている以上しかたがないところもありますが、原作のネームバリューを利用しているだけのようにも感じます。
原作を読まずに映画を観た方には問題ないことですが、原作が好きだった方にとっては怒り心頭であることでしょう。
肝心の映画本編の出来なのですが、これが意外にも(失礼)ちゃんとしています。
凸凹コンビが事件を解決のためにあれこれ行動する様は原作らしさもありますし、ミステリーとしてそれなりに整合性・意外性がありました。
大内貴仁が手がけた主人公のアクションはかなりキレッキレで、日本映画とは思えないクオリティでした。
感心(?)したのは海外の有名映画をキレイにパクっていることです。
「ブレードランナー」っぽいビジュアル、「ガンカタ」っぽい立ち回り、オープニング映像に感じるデジャヴは映画ファンであればいい意味で笑いながら観ることができるでしょう。
問題はクライマックスの演出がいくらなんでも長過ぎることです。
さんざん観ている側が「わかっている」ことをくどくど繰り返し、何度も回想を反芻するので退屈で仕方がありませんでした。
「シュガーラッシュ」が回想シーンを10秒程度で描いた潔さを見習ってほしいものです。
ミステリー部分はそこそこですが、それ以外のツッコミどころがとても多くて容認できないものも多々ありました。
なぜ○○しないの?と思ってしまうと、イライラすることは必死でしょう。
さんざんネットなどで批判を浴びている剛力彩芽さんのごり押しっぷりも気の毒ではありました。
予告編の「ボクヲタスケロ!」にはトホホ感がありましたが、本編では相当に頑張って仕事をこなしています。
「男装の麗人」という設定にした理由もちゃんとありましたし、この映画では彼女のことはとても責められません。
原作漫画を知らなければ、そこそこ以上には楽しめる映画です。
水嶋ヒロ演じる性格の悪い執事はかなりハマッているので、ファンは観て損はないでしょう。
サブキャラクターの優香の存在感も抜群でしたので、彼女の女優としての活躍を期待する人にとっても観る価値があります。
冒頭のテロップにはふりがなが振られており、低年齢層の客層も視野に入れているのでしょう。
しかし人がミイラ化する画などは普通に怖いので、お子様の鑑賞はあまりおすすめできません。
ダメ映画フリークの自分としては「ガッチャマン」クラスのク○っぷりを期待していたので、本作の中途半端な出来の良さには逆にがっかりしました。
アクションの無茶さに反比例して物語は真面目なので、観客のほとんどは笑うことなく観ていました。
おかげで失笑できるシーンでも笑いをこらえるしかなく、疎外感ばかりを得るというしんどい時間を過ごしていました。
原作への愛よりも、商売優先の嫌らしさを感じてしまうので、やっぱり好きにはなれない映画だなあ・・・
以下、結末も含めてネタバレです↓ ツッコミを入れまくっているのでこの映画が好きな人にはごめんなさい。
〜いきなりナイフアクション〜
清玄(剛力彩芽)を助けるため、執事のセバスチャン(水嶋ヒロ)はステーキナイフでヤクザたちをぶっ殺しまくります。
その後、セバスチャンは回転しながら弾をよけたり、腕をクロスさせながらステーキナイフで切ったり(ステーキナイフのくせに切れ味よすぎ)、後方の敵へ投げナイフをしたり(なんで突き刺さるねん)とやりたい放題です。*持っているのはステーキナイフです
<投げます
<ステーキナイフだよね?
<刺さります
<相手の銃も利用します
<こんなに高く跳んじゃいます
ステーキナイフってそんなスパスパ切れねーっつーのー。
前後にギコギコ動かさないと切れねーっつーのー。
ナイフアクションは、「Vフォー・ヴェンデッタ」っぽくもありますね。
セバスチャンは「私は悪魔で(あくまで)執事ですから」とつぶやき、ヤクザのリーダーは「こんな殺し方、執事ができるわけねえだろ!」とそりゃそうだよなツッコミを入れますが、セバスチャンは「幻蜂家の執事たる者、この程度のことができなくてどうしますか」とボケ倒しました。
*ちなみにナイフでの格闘は原作をしっかりとリスペクトしており、額に突き刺すシーン、「最近の銃は〜」のくだりも出てきています
リーダーは清玄を人質にして、隙を見てセバスチャンの脳天を撃ちます。
しかしセバスチャンは平気で起き上がり、弾丸をつまみながら「最近の銃は性能が上がりましたねえ」とほざきます(ギャグだよね?)
清玄はリーダーが手渡していた手紙の中身を聞きますが、リーダーは答えません。
彼女は尋問すらすることなく、あっさりリーダーを撃ち殺しました。こいつ探偵に向いていないなあ。
その後のオープニング映像は「ドラゴンタトゥーの女」を丸パクリしていました。
黒い水がうごめく映像はまんますぎますって。
また、ひっでえのが後半でセバスチャンが警察3人にヤキを入れられるシーンです。
警察は「12人のヤクザが殺された」事実を知っているのに、そのへんの弱そうな警官3人だけを置いて尋問させようとするのです。
もちろんセバスチャンは3人を軽〜くひねります。
なんで警察は「俺がすぐ恋しくなるぞ」と自信満々なんだよ。
好きだったのが、セバスチャンが「宙に浮いた薬を一瞬でボトルに戻す」という神業を見せるシーンでした。
このとき彼は薬をちょろまかしており、黒幕を脅す伏線になっているのも上手いと思います。
〜悪魔の呪い〜
次々と人がミイラ化する「悪魔の呪い事件」を調べるため、清玄とセバスチャンはその死体を運んでいた葬儀屋と接触します。
その葬儀屋を演じていたのはなんと栗原類。ハマり過ぎですw<神配役
セバスチャンは死んだ男のハンカチの染みを見てワインの銘柄まで当てます(なんでわかるねん)。
怪しいパーティの場所がわかったので、清玄はエスコート役としてドジっ子メイドのリン(山本美月)を連れて行きました(セバスチャン連れて行けばいいやんけ)。
そこにいたのは、製薬会社の社長と、テロとのつながりが噂される武器商人でした。
清玄とリンはあっさり眠らされて連れて行かれます。
目覚めた清玄が知ったのは、彼らが違法ドラッグを作り、なおかつネクローシスという人をミイラ化させる薬まで作っていたことでした。
裏のパーティで新しいドラッグだと紹介された会員は我こそは先にとネクローシスの煙を浴びまくって、血を流して死にそうになります。
つーか、ネクローシスの意味って壊死だろうがよ。誰かおかしいって気付け。<壊死という名のドラッグに夢中な人たち
清玄はブーツの後ろに仕込んでいた刀を使ってロープを切り、ネクローシスで苦しむ人たちをほっぽいて逃げ出します。
少しは助けようとしようよ・・・クライマックスでは清玄は人々を助けようとしていたのに・・・
〜黒幕〜
真犯人は武器商人の男・・・と思いきや、何と清玄の伯母である華恵(優香)でした。
華恵は本来は幻蜂家の妻として迎えられていたのですが、思わぬ襲撃事件のせいで二度と子どもが埋めない体になってしまいました。
華恵の本来の目的はアムリタやエリクサーのような不老不死の薬の開発であり、ネクローシスはその副産物として偶然できたものでした。
冒頭で女性をさらっていたのも、若い女性のエキスを吸い取るためでした(白雪姫の女王かよ)。
武器商人はスケープゴートにしかすぎず、華恵は恐怖で世界を支配するためのプロモーションとしてネクローシスを利用し、人を殺していたのです。
子どもが産めないから自分が不老不死になりたいという理屈はよくわからないですが、まあどっちにしろ勝手すぎる理由なのでほっときましょう。
セバスチャンは清玄が拉致された事実を知らないはずなのですが、大好きなネコに聞いて居場所を知ったそうです。
執事って、なんでもできるんですねー(棒読み)。
ちなみにセバスチャンはネコと遊んでいたために自分の仕事を忘れたり、ネコは唯一の話し相手(清玄は?)だとほざいたりもしていました。
*以下のご指摘を受けました。
執事は主人の所謂対等な「話し相手」ではないので対等なという意味では間違いではないかと思います。
清玄は華恵の前でネクローシスの煙を発生させ、その解毒剤もつぶします。
セバスチャンも部下の男が持っていた解毒剤を飲み込みました。
清玄は取引として華恵に解毒剤を渡しますが、それはネクローシスをセバスチャンの血液で染めただけのものでした。
大量のネクローシスを摂取した華恵は、なぜかミイラ化せずに塵のようにキレイに消えていきました。
〜剛力彩芽、爆弾投げで世界を狙う〜
清玄もネクローシスを浴びていたのでひん死状態になります。
そばにはネクローシスと爆弾の入った鞄があり、清玄は自力でビルの屋上へ運ぼうとします。
いや、そこはセバスチャンに持っていけと命令すればいいのでは?
清玄の命令はなんでも訊くっていう設定だったのに、なんで自分で頑張って運ぼうとするの?
彼女がセバスチャンに「人間が人間を救うところを見せたい」と思っていたとしても、納得しかねます。
清玄は素手ででっかい爆弾をぶん投げて、ネクローシスは大量にばらまかれずにすみました。
あの飛びっぷりは砲丸投げで世界を狙えるレベルだったよ。
セバスチャンは清玄が自殺すると魂を奪えるという設定でしたが、最後は口移しで解毒剤を与えてくれました。
きゃー、水嶋ヒロのディープキスだー、どきどきするなー(棒読み)。
しかも「坊ちゃんが今死んでしまったらつまらないですから」とベタベタなツンデレっぷりを披露してくれました。
清玄が「僕が寝るまでそばにいてくれ」とこれまたデレデレになり、セバスチャンの姿が父と被ったところで映画は終わりました。
〜メイド無双〜
作中最大の魅力であると断言できる&爆笑したのは、ドジッ子メイドのリンが豹変をするシーンでした。
またも清玄とともに捕らえられたリンは、メガネを落とした瞬間に目つきが変わり、銃を奪って闘いまくるのです!<かっけえ
<敵に飛び乗って回転攻撃
なんでメガネを外すと無敵になるんだよ!
だったら今まで捕まらなくてよかっただろ!
クレヨンしんちゃんの上尾ますみ先生かよ!
普段家事もまともにできないドジっ子なのはなんでだよ!
ていうか見えてんならメガネいらねえだろ!
どこからツッコンでいいかわからないレベルだよ!
*以下のご意見をいただきました
ドジっ子メイドが、メガネを外しただけで無双化するのは
実は、彼女は超遠視で、それに目をつけた「組織」からスコープなしで遠距離狙撃可能なスナイパーとして訓練され、暗殺者として育てられた過去があるのです。
セバスチャンにスカウトされて、表向きはメイドですが、実は屋敷の警備要員です。眼鏡で矯正してますが、それでも近くの物が見えなくて、ドジっ子なのです。
遠視のスナイパーなら納得できる理屈ですが、映画版では正確に近接攻撃しまくっているよなあ・・・
でも、このシーンだけでも大満足だったのも事実です。
隠れて撃ち合っていたのに、メイドが体をいきなり丸ごと出してきて(撃たれろ)、銃をクロスしながら撃ちまくるのも中二っぽくてステキです。
〜男装の理由〜
わりと感心したのは、清玄が自身を男であると偽る理由です。
彼女は両親が殺されてしまい、自分の身を守るため「自分が死んだこと」にして、後から「隠し子の少年」として姿を現したのです。
当然DNA鑑定で家の者だと認識される訳ですし、「別人」と見せかける手段としては筋が通っているのではないでしょうか。
(清玄はどう頑張っても女性にしか見えないし、作中でもバレバレだったけど)
ただ、正体を現した華恵が清玄をいつまでもたっても殺さないのは気になります。
武器商人がやったものと見せかける(犯人だと言いふらしてもらう)ために殺さなかったのは納得できるのですが、自分がやったとバレたら生かしとく理由ないじゃんか。
〜執事と坊ちゃん〜
セバスチャンが清玄に仕えている理由は、表向きは魂を手に入れるためです。
自殺ではOKでも、彼女が殺されてしまうと魂が手に入らなくなってしまうため、なんとしてでも身を守ろうとするのです。
しかし、セバスチャンはそうとは思えない行動(ネクローシスでの自殺になるのに解毒剤を飲ませる)もしています。
その彼の行動の理由を裏付けるものが、セバスチャンの最後の台詞でしょう。
「私はずっと坊ちゃんのそばにおります。
命がつきるそのときまで」
彼の目的は、魂だけではないでしょうね。
清玄が見たように、その想いは「父性」に近いのかもしれません。
〜続編フラグ〜
まあ何が気に入らないって、続編を作る気がマンマンなことですね。
優香が「私は手引きしただけ、黒幕は別にいるの!」とほざいたときにはマジでがっかりしました。
製薬会社社長→武器商人→優香と黒幕っぽい人物はさんざん変わりまくっていたのに・・・
真のボスは岸谷五朗演じる警察保安省外事局々長でした。
全然事件は解決していません。
城田優演じる女王の秘書は、「犯人だと勘違いさせる」ためだけに登場したように思えます。
また、エンドロールに「倉重宣之に捧ぐ」という名があったので誰かな?と思っていたら、プロデューサーの名前でした。作品に関わった故人なのかと勘違いしてしました。
お亡くなりになっているとのご指摘を受けました。ご冥福をお祈りします。
水嶋ヒロの言う「御意に」は癖になる魅力があったので、そのキャラクターは好きになれました。
個人的に彼に一番萌えたのは、工場にあった薬をいきなり飲んじゃうシーンです(一歩間違えば死ぬぞ)(こいつ死にそうにないけど)。
おすすめ↓
『御意に』は流行る!(かも)。映画「黒執事」|忍之閻魔帳
「人が神を創り、神が悪魔を生んだ」 黒執事/ユーザーレビュー - Yahoo!映画
【ネタばれ】「原作ファンですが…」 黒執事/ユーザーレビュー - Yahoo!映画
「原作そっくりに“創る”事が、実写ではない」 黒執事/ユーザーレビュー - Yahoo!映画
「黒執事」アニメを主に見てました。
ドジっ子メイドが、メガネを外しただけで無双化するのは
実は、彼女は超遠視で、それに目をつけた「組織」からスコープなしで遠距離狙撃可能なスナイパーとして訓練され、暗殺者として育てられた過去があるのです。
セバスチャンにスカウトされて、表向きはメイドですが、実は屋敷の警備要員です。眼鏡で矯正してますが、それでも近くの物が見えなくて、ドジっ子なのです。
原作をちゃんと読んでいなくてごめんなさい。
追記させていただきます。
自分も黒執事見ました
原作のことを一回忘れて観るとまぁまぁだったと思います
むろんツッコミどころは多かったですが
両親殺されて娘だけ生き残ったのは殺されるところだったけど家に伝わる悪魔を呼んで助かったという解釈でいいでしょうか
できれば家に伝わる悪魔の話を父親からされてるとか
契約方法を教えられてるかそういう文献をこっそり見てるとかそういう描写欲しかったです
ラピュタでいう呪文を教えられてるシーン的なやつ
タナカのモデルは藤村俊二さんでアニメ版でも声優を務めていたので、映画でも藤村さんに演じてほしかったですね
> 両親殺されて娘だけ生き残ったのは殺されるところだったけど家に伝わる悪魔を呼んで助かったという解釈でいいでしょうか
> できれば家に伝わる悪魔の話を父親からされてるとか
> 契約方法を教えられてるかそういう文献をこっそり見てるとかそういう描写欲しかったです
> ラピュタでいう呪文を教えられてるシーン的なやつ
おそらくそのとおりですね。
ことばで語られるだけだったので、たしかにその描写がほしかったです。
> タナカのモデルは藤村俊二さんでアニメ版でも声優を務めていたので、映画でも藤村さんに演じてほしかったですね
映画では存在感がなかったなあ。
藤村俊二さんの執事はぜひ観たい!
切れる切れないを突っ込まれては…(^-^;)
ナイフアクションのシーンは原作とほぼ同じですし…
悪魔なので身体能力すごいんですよw
漫画読んで欲しいです
ナイフへのツッコミは原作にあったのわかっていた上のことだったのですが、確かに配慮不足でした。
他の箇所も、読み込みが足りておりませんでした。
追記させてください。
原作を絡めた部分はレビューサイトなどを参考に書かれたんでしょうか?いかにもライターさん自身が原作を読んだかのような記述をされていたためこの記事を読んだのですが、がっかりです。映画に関してはお詳しいようですが……。
このレビューは原作のことは考えず映画のみへの感想を伝えたいのか、それとも原作と比べての感想を伝えたいのか分かりかねます。
どちらも交えて伝えたいのであればもう少し原作を知ってからにしていただきたいです。なんだか中途半端な記事だなあという印象を持ちました。
評論するなら最低限、その作品の知識は入れておいた方が良いと思います。
アニメを実写化させようとするのが
根本的にダメ。
キャストで剛力が出た時は
見ないことを誓った。
実写化ならもっと売れるっていうのは
大間違い。
見て損するだけ
こういうことを投稿するならキチンと勉強
してきては如何でしょう。
はっきり言って腹が立ちます。
原作を読んでいればファンでなくてもわかること
ばかりでしたよね?
なんで知ったかぶってこんな投稿をしたんですか?
ただのにわかオタクですか?
だとしたらこれ以上黒執事とその作者である
枢やな先生を侮辱するような恥ずかしい投稿を
しないでいただきたいです。
すいません
こんなふうに言って
どうしても許せなかったのです。。
原作は面白いのではと思わせてくれる映画でしたね
最初の誘拐された女の子達を助けなかったのは
原作のキャラっぽい行動なんでしょうかね
ラストで突然人助けを始めるのを強調したかったのかもしれませんけど、うまく作用してませんね
主役二人と優香さんとその執事?の一連の件は長すぎでしたよねー
何故セバスチャンに持っていくよう命令しなかった
のか?という話について。
(以下、僕の推測も含みます。)
セバスチャンは悪魔です。かつ、清玄は
悪魔に対し魂を売っています。
この時、清玄が死ねばセバスチャンは清玄の
魂を得ることができます。
なので、清玄がたとえ持っていくよう命令
したとしても従わなかったでしょう。
清玄はその事に気付いていたのだろうと思います。