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誰にも奪えない 映画「白ゆき姫殺人事件」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は白ゆき姫殺人事件です。


個人的お気に入り度:7/10

一言感想:シニカルで現代的な「羅生門」


あらすじ


美人OLの三木典子(菜々緒)はナイフで体中を刺され、焼死体となって発見された。
容疑者として浮上したのは地味な同僚の城野美姫(井上真央)。TV局の契約社員の赤星雄治(綾野剛)は城野美姫の同僚や友人の証言をたどり、彼女が犯人ではないかと確信する。
赤星は事件の動向をTwitterでつぶやいており、それが思いもよらぬ波紋を呼ぶことになる。




ゴールデンスランバー」「ポテチ」の中村義洋監督最新作にして、湊かなえによる同名小説の映画化作品です。

湊 かなえ
630円
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本作のテーマのひとつにあるのが、ネット用語の"炎上"です。
炎上とは不謹慎な発言や反社会的な行動があらわになったときにインターネット上で袋だたきにされること。少し前にTwitter上でシャレにならない行為をさらしてしまうバカッターも話題になったので、その危険性を知る方は多いでしょう。

本作でもTwitterでつぶやいたことがあれよあれよと炎上したり、ヤバい情報が拡散してしまったりします。
それは低俗かつ下品で、常識的な人であれば「ツイッターでこんなことしないよ!」と思えるものでしょう。
(監督自身も「バカッターは理解できない感覚」とインタビューに答えています

しかし、ツイッターの利用者の中には他人を貶めたり、事件を不用意に煽ったりする人がいるのも事実。この映画は、そうした行為の抑止につながるのではないでしょうか。
Twitterそのものを批判するのではなく、描かれているのはあくまで"間違った使い方"です。
ネットに依存しがちな現代人には、今一度ツイッターやSNSの利用方法を考えるきっかけになるはずです。

現代のネット文化の描写の取り入れ方が面白いのはもちろん、物語も奥深いものに仕上がっています。
映画ファンが連想するのは、名作「羅生門」でしょう。

三船敏郎
1736円
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羅生門では"たったひとつの事実"にも関わらず、証言者それぞれの意見が食い違う様が描かれています。
本作でも多くの登場人物が事件の概要を語るのですが、その証言にはほんの少しの"ほころび"が見え始めてきます。

何が真実なのか?何が嘘なのか?と観客を疑心暗鬼にさせ、最終的に真実を明かす過程が上手く仕上がっています。
騙されてやるものかと身構えて観るのもよし、ただただ騙される快感を期待して観るのもよいでしょう。
本作は警察が事件を証拠を掴んで推理するようなドラマではなく、多くの証言の中から真実を探すミステリーなのです。

作品の情報量は膨大なのですが、誰にとってもわかりやすく、また演出過剰にならないように工夫がされています。
真実が明かされたときの"そうだったのか!"という驚きが嬉しい作品ですが、そのどんでん返し部分だけをウリにするのではなく、"過程"も大事にされていました。
氏の作品の中では「アヒルと鴨のコインロッカー」の印象に近かったので、こちらが好きな方には大いに楽しむことができるでしょう。
アンサンブル・ユニットのTSUKEMENを劇中歌に選んだセンスも抜群でした。
*映画のサントラもあります→<All alone in the world(DVD付)>

作品のモチーフが「白雪姫」であることは誰もが想像がつくでしょうが、実は作中ではもうひとつ重要になる物語が登場します。それは「赤毛のアン」です。

L.M. モンゴメリ
693円
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白雪姫は見た目も心も美しい女性ですが、赤毛のアンは自分の容姿にコンプレックスを持っている少女です。
この"コンプレックス"に関する描写が作中では重要となっており、他人を羨んだり、陰湿ないじめを経験した女性にはきっと思うことがあるものでしょう。

難点は、事件の細部に納得ができないところがあることと、ネットの反応や作中のテレビ報道が極端なため、今ひとつリアリティを感じられないことでしょうか。
どちらかと言えばライトなノリなので、重圧な雰囲気やサスペンスとしての整合性を期待する人にはイマイチなのかもしれません。
その部分も含めて楽しんでしまうのが吉。真実が明かされる過程を楽しみ、ネットでバカなことばっかりやっている人たちを上から目線でほくそ笑むのがこの映画の正しい観かたなのではないでしょうか。

もうひとつ難点をあげるとすれば、主演の井上真央が"地味な同僚"を演じるには美人すぎることでしょうか。

美人な地味な同僚<この美貌で地味な同僚って言われても・・・

でもそこは演技派女優。見た目は美人でも演技はしっかり地味な同僚でした。彼女の普段とのギャップを楽しめるだけでも、ファンは必見です。
もうひとりの主人公である綾野剛もダメ男を好演しており、「普段から綾野剛はこんなやつなんだな」と思われてしまう勢いでした。
個人的な注目株は、「さんかく」で野暮ったい女子中学生を演じていた小野恵令奈と、「くちづけ」で知的障がいを持つ女性を演じていた貫地谷しほりでした。本作ではザ・極端なキャラクターを演じているのですが、文句のつけようがないほどにハマっていました。

レーティングは全年齢指定ですが、人がナイフで刺される描写や、性関係をほのめかす描写があるのでお子様の鑑賞にはご注意を。
"ゴシップエンターテイメント"という触れ込みはまさに的を得ていました。本作はそのことばだけを念頭に置き、なるべく予備知識を入れずに観ることをおすすめします。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓ いきなり物語の核心に触れているので、未見の方は読まないようにお願いします。











〜城野美姫の告白〜

容疑者・城野

赤星は多くの証言を統合し、城野美姫を犯人であると決めつけたかのような偏向的な報道をつくりあげました。
果ては城野の子どものころの事件を持ち出して、"呪いの力"というオカルトめいたことまでTVに映し出しました。

これを知った城野は涙を流し、「私は私がわからない。これが城野美姫という人間なのでしょうか。できることなら、あの夜に戻ってやりなおしたい」と思います。
続いて、彼女は自分のことを手紙に書きはじめました。

小学校時代、城野は同級生にいじめられていた谷村夕子と友達になりました。
教師にまで「タコ」と呼ばれる彼女をなぐさめるため、城野は「そういうときは想像の世界で楽しくなるの」とアドバイスをしました。
ふたりは、同級生の女の子を改心させるための"儀式"をしたために、神社のある林を燃やしてしまいました。

高校時代、城野は憧れの男の子に、わざと雑巾を頭に乗せられました。
彼女は赤毛のアンが"ギルバート"を許さなかったことのように、謝る男の子を何度も許しませんでした。
その男の子はサッカーが上手かったのですが、自動車の事故により怪我をしてしまいます。
城野は男の子のお見舞いに行き、「世界中が君の敵になっても、僕は君の味方だよ」と言ってくれる幸せな想像をしました。

会社に入った城野は、美人の同僚の三木典子に「お城の美しいお姫様の城野さんには負けちゃっていますけど」と茶化されてしまいます。

城野が大学時代の親友だったと語る前谷みのりは、想い人とのセックスのことを、「親友でしょ!」などと言いつつ聞きだそうとしました。

城野は疲れている上司の篠山に「お弁当をつくってあげましょうか」と提案し、その後にはセックスをする仲にまでなりました。

しかし、三木は彼女の幸せを奪っていきます。
三木は篠山と付き合いはじめ、城野が好きな音楽グループ"芹沢ブラザーズ"のひとりと恋仲になったと言うのです。
三木は芹沢ブラザーズのチケットをあげようか?と殊勝なことも城野に言いますが、直前になって「やっぱり体調が戻ったから行くわ」と勝手なことばかりを言いました。

このことを知った同僚の狩野里沙子は、「代わりに行っちゃいましょうよ!」と提案します。
狩野は睡眠効果のある風薬を三木に飲ませ、城野はコインパーキングに停めた車に、眠った三木を置いてコンサートに急ぎました。
しかし、城野はファンに囲まれる芹沢ブラザーズのひとりを、事故で階段下に突き落としてしまいます。

逃げた城野は、泊まったホテルでとんでもないことを聞きます。それは、三木典子が殺害されたという報道でした。
彼女は「母親が危篤である」と会社に嘘をつき、ずっとホテルの中ですごすことになりました。

そしてー
彼女のこれらの告白は、ほんとうのことでした。
今までの証言のほうが、虚実ないまぜだったのです。


〜狩野里沙子の証言〜

同僚1

事件の真犯人は、城野にコンサートに行くように提案した狩野でした。

彼女の嘘と、真実を振り返るとこんな感じです。
・「三木さんは美人なだけでなく、中身も素晴らしい人なの」→実は自分も嫌みを言われていた
・「城野さんが犯人ならいいのに。知らないストーカーとかだったら夜出歩けないもの」→自分が犯人だから、マジでそうだったらいいなと思っていた
・"憶測"の中の三木は車の中で眠っていた→自身が薬で眠らせたことを知っていた
・退職する上司の真山と三木が信頼し合っている関係→真山も三木のことを嫌っていた

彼女は、自身が殺した三木を"中身も素晴らしい人"に見せかけ、城野を"地味で裏で何かをしている同僚"に見せようとしていました。
それは、自分が犯人だと思われないためです。


〜満島栄美の証言〜

ゴシップ好き

彼女はとにかくゴシップ好きで、"面白い話"に何よりも興味があったのでしょう。

「篠山係長と城野さんのお弁当が同じなのを見ちゃったんですよ!」
「篠山係長は一方的に三木さんに詰め寄っていたらしいんです」
など、ドロドロした話が大好きそうでした。

おかげで、城野が嫉妬により犯行に及んだという線が。一層濃厚になってしまいます。

また、彼女の証言によると、城野は車で猛スピードで追い越しをしたときに「取り締まりをしている場所くらいちゃんと知っている」と言っていたそうです(これについては真実は語られませんでした)。
彼女は基本的には嘘を言っていないようでしたが……これだけは城野を犯人にして「面白くしたい」と願う、彼女のねつ造なのかもしれません。


〜篠山係長の証言〜

いい上司?

彼の嘘と、真実を振り返るとこんな感じです。

・城野の「お弁当つくってきますよ」に「申し訳ないよ」と答えた→実は「おお!よろしく頼むよ!」とノリノリだった
・家のポストにお弁当を入れられて「怖えー」と怯える→篠山自身が「明日もつくってきてくれよ」と言っていた上に、「来たんなら何で寄ってくれなかったの」と誘う
・「(城野と)付き合っているわけねえだろ!」と言う→実は城野に足の指の間をなめてもらい、セックスまでしていた

真実であったのは、三木と付き合って3ヶ月で別れたということくらいですね。
彼は自分をよく見せるために、ねつ造をしまくっていました。


〜前谷みのりの証言〜

親友?

彼女は城野の親友であると言ってはいましたが、その行動はむしろ城野を追いつめる結果となりました。

セックスのことを執拗に城野に聞き、「胃袋を掴んでみたら」というアドバイスをしたために、篠山と恋仲であったということにさらに信憑性を持たせてしまったのですから。

しかも、ツイッター上で城野の本名を出してしまったのも彼女でした。
赤星でさえも、実名を出すことには躊躇をしていたのに・・・
自分が"正しいこと"だと思いこみながら間違った行動をしている人は、単純な悪人よりもタチが悪いのかもしれません


〜江藤慎吾の証言〜

いい男じゃなかった

彼は高校の同級生。「事故により城山の頭に雑巾が乗った」ような言い方をしていました(実際はわざと乗せていました)。
「俺が城野の闇をつくってしまったんです」と言うあたり、「自分に酔っている」かのようでしたね。

また、彼が言った「(自分にぶつかった)自動車のブレーキが外されていたんですよ」ということだけは、真実は語られませんでした。
それは、彼の勝手な想像なのかもしれません。

*以下の意見をいだきました
学校の先生は、事故のけがを「大腿骨骨折で全治3ヶ月」とおっしゃっていましたが、
映像は、膝下にギプスをした姿でした 。
大腿骨は、膝から上で、
下腿骨は、膝から下で、脛骨と腓骨なんです



〜三木典子の真実〜

三木典子

彼女はイヤな女でした。
美人で皆からうらやましがられているのに、上司の真山と同じ服をわざと着てみたりもしていました。
限定品のボールペンまで買って、芹沢ブラザーズにひとりと付き合っていると嘘を言ってまで、城山よりも優位に立とうとします。

そんな彼女が殺されてしまったのは、狩野の「(社内のものを盗んでいるのがバレて)クビになると困るから」というひどすぎる理由でした。
もっとも、それもまたほんとうであるとは限らないのですが・・・(さんざん嫌みを言われたことと、嫉妬のせいでもあったのかも?)
三木を殺した張本人である狩野が、もっとも彼女を「いい女」であると証言しようとしたのいうのも、皮肉的です。

また、彼女はテレビで「短大卒だったので、四大卒の狩野がいずれ上司になるというコンプレックスを持っていたのかもしれない」とも噂されていました。
死んでしまっては、その真実は誰にもわかりません。


〜谷村夕子のことば〜

引きこもり

結局のところ、城野の親友であった彼女のことばが、この物語の本質を捉えています。

「よく聞け、人の記憶っていうのはねつ造される。人は都合のいいことしか語らねえ。大切なことを見逃すんじゃねえぞ、レッドスター(赤星)」

そのとおり、人は嘘をつこうとする意思がなかったとしても、自分に都合がいいように物事を語ってしまいがちです。

ねつ造された記憶により赤星は偏向的な報道番組をつくってしまい、城野は全てを奪われて自殺寸前にまで追いつめられてしまいました。
城野は身の潔白を、ツイッター上の誰にも、実の両親でさえも信じてもらうことができなかったのです。

それでも、奪えなかったものもありました。
谷村夕子は子どものころのように、ロウソクの火の合図を城野に見せながら、こう思いました。

「世界中の敵が味方になっても、オレはお前の味方だ。お前の想像の世界だけは、誰にも奪うことはできない

「オレはお前の味方だ」というのは、城野が同級生に言ってほしいと空想をしていたことばです。
城野は、それを現実にいる親友に思ってもらうことができました。
多くの証言により真実がねじ曲げられ、多くのことを奪われて苦しんだ城野でしたが、その想像の世界と、ほんとうの親友である谷村夕子だけは奪われなかったのです。

大人になっても、赤毛のアンと"ダイアナ"のような関係の彼女たちを見られて、本当によかったです。


〜野暮な不満点〜

小学校の担任のクズ教師がしっぺ返しを受けていないのはイライラしました。
こいつ男の子に変なあだ名をつけてクラスのみんなに「H」と呼ばせたり、城野の名前を「美しいお姫様」と茶化した上にその顔を見て「全然違うじゃない」なリアクションをしたり、谷村夕子を皆の前で「タコ」と呼んで何も悪びれないのですから。
赤星と同じく、こいつにも土下座させてやりたかったよ。

インターネットの"悪い面"しか扱っていないことも不満です。
ネットやマスコミを批判的に扱っている「誰も守ってくれない」の過剰さよりはだいぶマシではありますが、ツイッターがいい方向に働くところも観たかったです。
お笑いタレントのスマイリーキクチは著書「突然、僕は殺人犯にされた ~ネット中傷被害を受けた10年間」でネットに苦しめられても、ネットにより救われた一面があったと語っています。

城野が芹沢ブラーズのひとりを突き落としたことが、作中で解決していないのは残念でした。
ミュージシャン生命が断たれなかったことは示されていたのですが、いくら事故とはいえ彼女が突き落としてしまったのは事実なのですから、罪に問われないまでも何かしらの決着が欲しかったです。

谷村夕子がひきこもりのまま物語が終わってしまっているのも・・・
彼女も幼少時代に辛い思いをしていたのですから、これからいいことがあるような希望を見せてほしかったですね。

また、狩野の犯行が行き当たりばったりで、都合が良すぎるのも気になります。
車のカギはどう言って預かったのだろう?
プロバビリティーの犯罪として「失敗しても、また次で」と思っていたのかもしれませんが。


〜赤星雄治の肩書き〜

無関係でした

今までの登場人物は、「同僚」「同級生」「住人」と、どこかで城野と関係のある肩書きがつけられていました。
しかし、彼の肩書きは「無関係」。
いくら「俺は世界で最も事件の核心に近づいている」と思っても、テレビで報道をしたとしても、彼は全くの部外者だったのです。

ツイッターの価値も、そんなものなのでしょう。
ツイッター上では「ネットはえん罪をつくる」「ネットは真実を暴く」というつぶやきもされていましたが、実のところそのどちらでもないのだと思います。
当事者(城野美姫)の知らないところで騒いでも、何も断定できることなどありません。真実は、当事者しか知らないのですから。

赤星のツイッターは大いに炎上し、赤星は取材に行った場所に謝りに行かされ、城野の父に土下座までして、さらに城野の乗った車にあわや轢かれそうになります。

赤星は「イヤなことがあって自分が無くなっているようなことって・・・」と初対面の城野に告げようとし、これに城野は「きっと、いいことありますよ」と返しました。

城野は事件を終え、親友と再び合図を交わしたことで自分を取り戻したのでしょう。
他人になんと言われようが、どういう噂をされようが、自分のことは自分が一番よく知っています。
それを知った彼女の「いいことありますよ」は、今までのようなか弱いものではなく、力強い希望であったと思います。

ちなみに赤星は契約社員であり、これからクビになってしまいます。
狩野はクビになることを恐れて殺人をしましたが、赤星はどうなってしまうのでしょうか。
いいことが、あってほしいものです。


〜何がほんとうかはわからない〜

ところで、城野美姫の話も、ほんとうだと信じてもいいのでしょうか?
殺人をしていないのは確かですが、自分を可哀想な被害者と思わせるために"盛った"ことだって考えられます。

見通しのよい交差点で、赤星を"事故で"轢きかけたことだって怪しいものです。彼女が、自分を追いつめた赤星に殺意を持っていたとしたら?
芹沢ブラザーズのひとりを突き落としたのも、(三木の嘘ではあったけれでも)恋人ができてしまったためであり、わざだとしたら?
実は三木典子も殺そうと考えていたとしたら?

しかし・・・こう考えても、憶測でしかないのです。
本作では「物的証拠」なんてものは出てきません。
あるのは不特定多数のネットを含めた証言だけ。何がほんとうなのかはわかりません。

ほんとうだとわからないのであれば、(根拠もなく)偏向的に物事を考えたり、人を中傷するようなことだけはしたくないものです。


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2014-03-30 : 映画感想 : コメント : 15 : トラックバック : 1
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井上真央主演、映画「白ゆき姫殺人事件」 入り混じる嘘と噂と真実
映画「白ゆき姫殺人事件」(2014/3/29公開)を観ました。原作:湊かなえ 監督:中村義洋 脚本:林民夫 出演: 井上真央、綾野剛、菜々緒、蓮佛美沙子    金子ノブアキ、小野恵令奈、谷村美月 あらすじ:日の出化粧品の美人社員・三木典子(菜々緒)が何者かに惨殺される事件が起こり、典子と同期入社で地味な存在の女性・城野美姫(井上真央)に疑惑の目が向けられる。テレビのワイドショーのディレクタ...
2016-01-13 12:50 : エンタメで行こう。
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2014-03-31 09:45 : : 編集
いつも拝見させていただいてます。
一点修正なのですが、三木典子の発言は「設計」ではなく「石鹸」だったかと思います。
2014-04-01 00:04 : 六 URL : 編集
Re: タイトルなし
> いつも拝見させていただいてます。
> 一点修正なのですが、三木典子の発言は「設計」ではなく「石鹸」だったかと思います。

なるほど、そうですよね・・・訂正します。
だとするとふつうに真犯人のこと指していそう・・・該当部分も削除しておきます。
2014-04-01 00:22 : ヒナタカ URL : 編集
No title
色んなメッセージの込められた作品でした。


ことが大きくならずに済んだチャンスが、じつは2度あったのです。

ひとつは赤星が狩野に「それ、想像だよね?」と訊いたところ。
この時点では狩野は容疑者ですらありませんが、彼女の証言と彼女自身のアリバイとを検証する機会はあったのです。
そういう意味では、この瞬間が赤星が最も真相に近付き、そして更に迫れる筈だったときでした。

もうひとつは城野が奏者を突き落としてしまった後。
彼女が動転し、成行きもあってその場を逃げ出し、気が付いたときには自らが“犯人”になっていた…のは仕方がないとして、この時点で警察に相談するなり出頭するなりしていれば、即時に鎮火した事件でした。


ところでこのミステリ。物証がひとつも登場しないんですよね。(赤星は単なるプレスの人間であり、厳密には物証は警察が持っている)
故に、仮に赤星が真相に辿り着けたとしても、それは「推理」に留まる中途半端なものに終わったかもしれません。

2014-04-01 21:40 : シオンソルト URL : 編集
Re: No title
> 色んなメッセージの込められた作品でした。
>
>
> ことが大きくならずに済んだチャンスが、じつは2度あったのです。
>

ネットで中傷をされたスマイリーキクチさんのドキュメンタリーを観たのですが、そちらでは何でも警察に取り合ってもらえない事が描かれていました。
今でしたら、その行動を起こしていたら対応してもらえると思います。当事者であればなおさらです。

>
> ところでこのミステリ。物証がひとつも登場しないんですよね。(赤星は単なるプレスの人間であり、厳密には物証は警察が持っている)
> 故に、仮に赤星が真相に辿り着けたとしても、それは「推理」に留まる中途半端なものに終わったかもしれません。

そうなんですよね。参考になったので、ブログの最後の文章を変えました。
ありがとうございます。
2014-04-04 03:43 : ヒナタカ URL : 編集
矛盾
とても感心して拝見させて頂いております。
作品を映像にすると矛盾が生じることが有ると思います。
スクリプターさんの力量なのでしょうが、呪いを受けて足を骨折した男子学生のシーンです

先生は、「大腿骨骨折で全治3ヶ月」とおっしゃっていましたが、
映像は、膝下にギプスをした姿でした

大腿骨は、膝から上で、
下腿骨は、膝から下で、脛骨と腓骨なんです

残念でした

つまらないことですいません
誰かに話したかったので・・・・
2014-04-10 08:49 : たこおやじ URL : 編集
Re: 矛盾
コメントありがとうございます。

> 大腿骨は、膝から上で、
> 下腿骨は、膝から下で、脛骨と腓骨なんです

うわー!それはほとんどの人が気づかないですよ!(医療関係者の方ですか?)
証言の矛盾かもしれませんが、製作者のミスなのかもしれないと疑心暗鬼になりそうです。
2014-04-10 22:17 : ヒナタカ URL : 編集
No title
これは後味悪そうだなあ・・・でも現代人なら観て置くべきなんだろうなあ・・・でも、お金払って時間使って苦行とかあ・・・でもヒナタカさんが7点付けてると、二の足を踏んでいました。
ヘタれごめんなさい。早上がりで特に観たい作品が無いサービスデー・・・突撃してきました。
結果、観て良かった。いえ、観て置くべきでした。
後味も悪くなかったです!

>中村義洋監督
「ゴールデンスランバー」でも、被写体の鼻がムズムズしたり目が乾いた時を狙って「人相の悪くなった瞬間」などを撮るとか、マスコミの印象操作の手法を取り上げておられましたね。

>井上真央が"地味な同僚"を演じるには美人すぎる
日本の芸能界は「三枚目」とか「個性派」の役者さんをもっと育てて欲しいです。

>〜城野美姫の告白〜
良い子なのに大人しくて不器用な上に要領悪く、あげくに周囲がクズだらけで不幸の坂道へ・・・なんだか中島哲也監督作品のヒロインを思い出します。

>タコ
>お城の美しいお姫様
>小学校の担任のクズ教師
たとえ場を和ませたいとか皆を親しくさせたいとかの善意であっても「あだ名付け」や「イジり」は本当にセンスの有る人しかやってはいけないと思いました(ハズした時のフォローが出来る器用さも)
まして「悪意」を持ってやるなど傷害級の禁忌と考えるべきかもしれませんね・・・。

>今までの証言のほうが、虚実ないまぜだったのです。
ありがたい事に隣人に恵まれていまして、マスコミが押し寄せるような事件事故が近所で発生した事は無いのですが、こんな話を見る度に「捜査官以外には何も話すまい」と肝に銘じています。(Twitterなんて絶対するもんか!)
でも、そうすると目線の入った私の写真が「口を閉ざし続ける疑惑の隣人」とか全国に配信されるのでしょうね・・・。

>〜野暮な不満点〜
全て同意です。
>インターネットの"悪い面"しか扱っていないことも不満です。
ネットで拡散してデマはネットで打ち消せますが、営利マスコミしかメディアが無かった時代は、彼らが反省しなければ永久にデマが真実になっていたのですしね。

>城野が芹沢ブラーズのひとりを突き落としたことが、作中で解決していないのは残念
悪意は無かったとはいえ城野も人を傷つけてしまっているのですよね。彼女は完全無欠の被害者にして欲しかったです・・・。

>谷村夕子がひきこもりのまま物語が終わってしまっているのも・・・
城野と何か新しい仕事を始めるとか有っても良かったと思います。

>狩野の犯行が行き当たりばったりで、都合が良すぎるのも
マスコミやネットが騒いでいる間、刑事さん達はアリバイや物的証拠を元に確実な捜査していたとか有っても良かったかもしれません。夕子と同じく、世の中には雑音の中から真実を聞き分ける人が居るのだと。

>〜赤星雄治の肩書き〜
彼をスクリーンの中と思ない方が良いと思いました。
2014-04-10 22:43 : 毒親育ち URL : 編集
老婆心ながら…羅生門ではなく、「藪の中」ですよ…。
2014-05-07 03:11 : URL : 編集
No title
原作は『藪の中』ですが、クロサワの映画は『羅生門』ですよ…
2014-05-08 10:43 : URL : 編集
はじめましてー
いつも楽しく拝読しています。

ずっと前の映画ですが、実は昨日ようやく鑑賞しまして・・・。
ついカキコミしてしまいました。

個人的に、とっても面白かったです。

元々、湊かなえの大ファンで、中村義洋監督は、「パコ」で大好きになったので楽しみにしていたのですが、劇場鑑賞はできませんでした・・・。

でも、とっても良かったです。
登場人物それぞれがとてもハマり役で、違和感なく見れました。
2014-10-20 12:32 : はんと URL : 編集
ヤッパリ車の鍵がなぜ空いたのかが一番疑問
2016-02-20 06:20 : URL : 編集
城野美姫が典子に飲ませたのは睡眠薬ではなく、眠気の副作用が強く出る風邪薬、ですよ。
これは映画の中で明言されております。
ネットの世界は本当に真実を探す方が難しいですね、
2016-04-11 23:46 : URL : 編集
Re: タイトルなし
> 城野美姫が典子に飲ませたのは睡眠薬ではなく、眠気の副作用が強く出る風邪薬、ですよ。
> これは映画の中で明言されております。
> ネットの世界は本当に真実を探す方が難しいですね、

遅れましたが修正します!
2016-04-13 18:28 : ヒナタカ URL : 編集
今更ながらテレビの再放送で初めて観たのでコメントします。
ひとつ気になったのは城野の親友の夕子ですが赤星への証言の時に言いかけた通り、彼女が城野に対して抱いている感情は「ダイアナ」ではなく「ギルバート」としての気持ちだと思います。つまり、同性の親友としての感情の他に、恋愛感情もあったのではないでしょうか。夕子の一人称を「俺」にしている点も原作者の意図が感じられます。だからこそ、再会の合図の場面ではギルバートのセリフを伝えたのだと私は思いました。
2016-04-22 01:27 : じじ URL : 編集
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『ファインディング・ドリー』

<2016年上半期>
『葛城事件』
『TOO YOUNG TO DIE!』
『貞子 vs 伽椰子』
『ヒメアノ~ル』
『デッドプール』
『アイアムアヒーロー』
『ズートピア』
『クレしん ユメミーワールド』
『バットマン vs スーパーマン』
『ドラえもん 新・日本誕生』
『X-ミッション』
『オデッセイ』

<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』
『アメリカン・スナイパー』

<2014年下半期>
『ベイマックス』
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『MONSTERZ』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
『ソウ ザ・ファイナル3D』
『リミット』

<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

守銭奴すぎるバンナムの課金ゲーム

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