ツッコミどころが怪物級 映画「モンスターズ MONSTERZ」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー
個人的お気に入り度:2/10
一言感想:正気の沙汰じゃないわよ(←作中の台詞)
あらすじ
藤原竜也「俺は化け物じゃねー!人間なんだー!」
山田孝之「なんなんだよお前」
「リング」「クロユリ団地」の中田秀夫監督最新作です。
はじめに言っておくと、本作に「超能力者による戦いが勃発!」って感じのSF作品や、深みのある人間ドラマを期待するとめっちゃ裏切られます。
実際は、始終失笑が途絶えない脱力系ギャグ映画でした。
もうこれすごいよ?
設定から展開までツッコミどころのオンパレードで、つじつまの合うがあるところのほうが少ないでやんの。
シリアスに見せかけて笑いを取りに行っているしか思えないシーンも満載で、これが確信犯(誤用)だとしたらすばらしい才能だと思います。
脚本のヒドいところは多すぎて言い切れないくらいですが、とりあえずひとつあげると、警察が映画史上に残る無能ぶりを見せつけること。
数ある警察が役に立たない系のサスペンス映画が束になっても叶いません。映画を振り返ってみると警察は何もしないほうがマシだったんじゃないかと思わせます。
どうしてこんなことになってんの、と調べてみたら脚本が「ガッチャマン」の人でした。
白髪がステキな渡辺雄介さんがつぎに手がけるのは、実写映画版「進撃の巨人」らしいです。とっても期待できますね。
ちなみに小説版は映画と異なるエンディングが用意されているそうですが、すでにamazonではプチ炎上中です。
本作はリメイク作品で、韓国映画の「超能力者(英題:HAUNTER)」を原作としています。
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自分は未見でしたが、オープニングのシーンや、山田孝之演じる主人公にふたりの友だちがいる設定などは踏襲しているようです。
また、「超能力者」で隠されていた設定は、本作では思い切りネタバレしてしまっています。
参考→<超人対決!『MONSTERZ』 - 破壊屋ブログ>
「超能力者」もツッコミどころはそれなりだったようですが、評価は上々です。こちらを観ていると「MONSTERZ」がいかに改悪しまくっていることが(たぶん)わかると思います。
致命的なのは、もうひとりの主人公の藤原竜也がちっとも危険な超能力者に見えないことですね。
なんつーかやっていることがすげえ小物なの。
納得できる彼の悲哀が描かれるのはせいぜいオープニングくらいのもので、それ以降は思いつきで能力を使って、ひとたび“操れない人間”がいると知るとムキになっているだけです。
これじゃあ、主人公がただのバカに見えてしまいます。
「X-MEN」の、差別の対象となるミュータント(能力者)の悲哀の描きかたを見習ってほしいものです。
公式ページもいろいろ香ばしく、なんと“コメント”のページではふたりしか回答していない。
この手のコメント欄は、たとえマイナーであっても著名人のコメントがずらりと並ぶことが多いはずなんだけど、たったふたつって……観たけどほめることができなかった人もいたんじゃないでしょうか。
主演のふたりは、「禁断のバトル」という企画でけん玉をしたり、リフティングしたり、早口を言い合ったりと、ウッフアハハと楽しそうに対決しています。

おふたりのファンであれば、映画じゃなくこちらを堪能してみるのもアリかもしれません。
よかったところは、日本映画を代表するふたりが共演しているという点くらいのものです。
藤原竜也は映画でクズ人間役を演じることが多かったですが、今作でもキラリと輝くクズを演じていてステキです。
あと、音楽。決して悪くはないですが、ホラー畑出身の監督であるだけにかなりおどろおどろしいです。
「でん、でん、でん、でん、タ~ラタ~ラ」というフレーズが何度もくり返され、それが失笑シーンとともに流れるのですから、音楽でさえも笑いを取りに行っているのかと思いました。
あまりにもヒドい映画なのでお気に入り点数は2点にしておきましたが、決して嫌いじゃないです。
藤原竜也が顔をひんまがらせながら小物くさい行動ばかりをして、山田孝之が跳んだりはねたりのアクションをしているだけでなんとなく楽しい気持ちになれます。
何よりも、映画の変なところに「ねーよwww」と楽しくツッコミを入れることができるダメ映画フリークには必見作なのではないでしょうか。
いつもおいしいお米ばかり食べているとありがたみがうすれちゃうから、たまにはアワやヒエを食べてみるのもいいものです。
「貞子3D」とかにビビッと来た方(のみ)は、ぜひ劇場へ。
以下、結末も含めてネタバレです↓
~オープニング~
オープニングはふつうにおもしろいです(オリジナル版「超能力者」そのままらしいけど)。
豪雨の中、母親と目隠しをしている少年が歩いている画は興味をそそられます。
ただ、母親が家にいてほしい子どもに読ませるのが「AKIRA」というのはどういうチョイスなんだ。子どもに見せたくないグロいシーンがいっぱいあるよ、あれ。
AKIRAの登場人物・鉄雄と“男”を重ね合わせ、この作品を登場させたのはわかるのですが……もうちょっと自然な出しようがないものか。
ちなみに“男”は20年たっても、雨でずぶぬれになったはずこの本を大事そうにどこにでも持ち歩いていました。母親の大切なプレゼントということはわかるけどさ。
どうでもいいですが、コミックのサイズが小さいのは、アニメコミック(フィルムコミック)版だからなのでしょう。
また、母親の別れた男が唐突にやってきて、雨の中母親を無理矢理連れ出すのは無理ありすぎ。徒歩で来たの?あの雨の中連れ出すのは無理だろ。
~チンケな行動ばかりの“男”~
くだらないことしてばかりの“男(藤原竜也)”の行動を振り返ってみましょう。
・銀行
男は「見るだけで人を操る超能力」を使って、おっさんの持つバッグに銀行員や客がバサバサと金を入れます。
おかげで男は大量にお金をゲット!はじめから小物だなこいつ。あと銀行員は手元にそんな札束は持っていないと思うけど。
・フリーマーケット
男はフリーマーケットの場所で能力を使って動きを止め、カップルが食べようとしていたたこ焼きをほおばるうえ、「はじめまして、きみたちの名前は?ふうん、いい名前だね、俺の名前は……」と幼女に向かって独り言をつぶやきます。
開始5分ほどなのに、早くも男のカリスマ性がなくなりました。通報されてしまえ。
ていうか、男は「いままで誰にも気づかれずに生きてきた」って言っているのに、目立つ行動ばかりしているのはなんなんですかね。
・ギター屋ユートピア
男は、もうひとりの主人公である終一が操れないと知るとストーキング化。
再就職先のギター修理店にいきなりやってきて、石原さとみ演じるヒロインと、終一の友だちを操り、ヒロインの父(田口トモロヲ)を殺します。
まあそれはいいけど、わざとらしく置いてあったi padの録画に気づかない男はアホだなあ。警察も気づいてなかったし。
・再びギター屋ユートピアに襲撃
終一と、ipadの動画を編集中の友人のところにまた男が現れる……と思いきや、タンクトップ姿のムキムキマッチョの男ふたりがいきなりぶん殴ってくる。<いいガタイしていました。
しかもこの男、パンチが壁を突き破ります。お前らターミネーターかよ!
しかも終一がドアを締めると、タンクトップふたりはドアの窓からゾンビのように手を出しました!<なぜかドアは開きません
なんの映画だ、これ。
~警察は無能~
まあすでにお腹いっぱいですが、とりあえずに警官に突っ込ませてください。お前らちったあ学習しろ!
こいつら男の能力を知っているはずなのに、ぜんぜん対策をせずにとりあえず銃を持ったまま男のところに行っているだけです。
動くな!逮捕する!→男に見られる→操られる→逃げられる(殺される)のくり返し。コントか。
学習以前の行動もヒドい。
警察に連れて行かれて黒い袋をかぶせられた男が「あの人頭おかしいんです、僕は嘘をついていないです、僕の目を見ればわかります」と警官に訴えて、それをほいほい信じて操られるとかなんなの?たしかにおかしいよ(警官の頭のほうが)。
そして、なぜか男といっしょに終一まで指名手配されます。
なんでだよ!警察は署内の映像も観て、男の能力が本物であることを知っていたじゃん!終一は何も悪いことしていないってわかるはずだろ!
終一を保護するための建前だとしても、テレビで名前を出すのはさすがに人権無視すぎるだろ。
何よりヒドいのはクライマックス。警察は男を捕らえるため、銃器を持った機動隊員を出動させるのです。<銃器をみんなで持って
<大量出動!
スー、ハー、スー(ツッコミの準備)
遠くから狙撃しろよ!
あ、でも一応巨大なライトを持ってきて男に浴びせたのは「よしよし、よくがんばったね」とほめたくなりました。
~友人ふたりの意味って……~
この映画にはコメディ要員として、終一の友だちの“オタク”と“オネエキャラ”が出てきます。
このふたり、初登場時からキツいです。
オネエの“ジュン”は、ベランダにいるムキムキマッチョな男の半裸を見て興奮していますから。
ちなみにこのマッチョマンはペットボトルでシャワーを浴びている。そうか、これが後にマッチョふたりに襲撃される伏線だったんだ!すげえ!(錯乱中)
オタクの“アキラ”は、ムキムキマッチョの持っているカードゲームのコレクションを見て「レアカードばかりで危険だ!救急車呼んでくれますか!神がいた!」とほざきます。
あ、そうか、これコメディ映画なんだと思った瞬間でした。救急車が必要なのは脚本家です
また、ジュンとアキラは終一はスパに行く約束をしていており、終一は指名手配中にも関わらずふつうに遊びに来ます(捕まれ)。
そこで3人で仲良くビーチバレーで遊びます。友人ふたりは水鉄砲で撃ち合いながら遊んでいます。いや~なごみますね~(死んだ目で)。
ちなみにこのふたり、クライマックスで電動ドリルを両手に持って男に突撃します。<遠距離攻撃できません
あの、終一もLINEで書いていたけど、お前ら足手まといだから帰っていいよ。
~男VS終一~
男と終一は真剣にバトルスタート……のはずなのですが、どうにも間抜けです。
赤ちゃんを助けた終一は、一般人にベンチを投げつけられるばかりか、超重そうな花壇の下敷きになりますからね。
男がつぶれかけている終一に話しかける画はシュールでした。<死んだかな?
でも、一般人みんなが男の能力で止まってしまう画はなかなかに楽しめました。エキストラのみなさん、おつかれさまです。このドッキリを思わせました↓
クライマックスでは、なぜか男は客がほぼ満員となった劇場へ終一を呼び寄せます。
なぜそこを選んだよ!終一もそこに行ったら男に人が操られてしまうってわかるだろ!
予想どおり客はバンバンと殺されてしまい、終一のところにもゾンビのように襲ってきます。
そこに銃を持ったヒロインも登場。なんでこの場所がわかったねん。なんでヒロインがしゃべっている間に男は操らないねん。
松茂豊演じる刑事もやってきて、男に銃を突きつけて「お前ら突然変異のやつらは~」とうんたらかんたら言っていますが、鏡に反射して見えたためにあっさり操られて殺されます。いいから早く撃て。
その後、終一は撃たれた脚を引きずり、男の服をつかみながら「もう誰も殺させない」と3回もアピール(ウザい)。
終一と男は、劇場にあるとは思えない長~い螺旋階段に来ます。
男は落ちかけ、それを助けようとすると終一もいっしょに落ちてしまいます。
あの高さから落ちたのなら、男は死んで、驚異的な回復能力を持つ終一はかろうじて生きているんだろうな、と思っていましたが、それは裏切られました。どっちも生きていました。
いやーなんで男が生きているのかさっぱりわかりません。終一がかばったとしても、少なくとも全身複雑骨折しているだろ。
この映画のオチは、ヒロインが自費出版した「地図と結婚したい女」という本がフリーマーケットでバカ売れしているという誰が得するのかまったくわからないものでした。
あと、女刑事は「終一さんは、あなたをかばって……」って思わせぶりに拘束された男に語っていましたけど、終一が生きてんならそんな言いかたすんなよ。
~ほかにもツッコミどころを箇条書き~
・男がしている義足がいくらなんでもひどすぎ
いまの時代もっといい義足作れるだろ……なんであんな脚引きずらないといけないようなやつなの?
・ヒロインは「前に強盗に入られたから」という理由で終一にスタンガンを渡す。
世の中ぶっそうですからねー(棒読み)。
・終一が地図のアプリが好きだった設定の意味は?
地図マニアのヒロインと馬が合うだけでした。
・男が能力を使うと腐って(黒くなって)いく設定の意味は?
とくに意味ありません。
・若い女刑事が遺伝子学と心理学にも精通しているという設定の意味は?
とくに意味ありません。
*以下の意見もいただきました
大河ドラマのような縦書きで、一般的な縦スクロールのスタッフロールはこれまで観た事がありませんでした。
~主題~
男と終一が最後に落ちていった螺旋階段が意味しているのは、同じく螺旋の構造をしている「遺伝子」です。
(刑事は、ふたりは遺伝子の変化(突然変異)により生まれた人間とは異なる存在であると語っていました)
そのふたりが同じ遺伝子の中に落ちていったということは、ふたりは表裏一体のような、兄弟のような存在でもあるのでしょう。
男は人をどうにでも操れます。
だから、人とふつうの関係を持つことができません。
自分の母親でさえも、能力により“抱きしめさせよう”としていました。
それは人の持つ愛情であるはずがないのに……
何でも思いどおりにできるということは、人からの愛情を受けないことにもなるのでしょう。
そんな男にとって、操ることのできない終一は、唯一の「親友」になれたのかもしれません。
男は、ずっと名前を呼ばれることはありませんでした。
しかし、男はAKIRAの本に書いてあった名前を知った終一でさえも、始終敵意をむき出しにしていました。
それがなければ、男が名前を呼ばれることも、終一と友だちになることも、幸せになる方法もあったでしょう。
本作のタイトルは「MONSTERS」ではなく「MONSTER”Z”」。
アルファベットの最後の一文字であるZは、「終わり」を意味しているのでしょう。
しかし、終一は男を殺しませんでした。
それどころか、「死ぬまで生きろ(←ヒロイン曰く、ステキなことばらしい)」と考えています。
その名前が示すとおり、男を“終わらせる者”であったはずの終一は、男や周りの人をとにかく“生かそうとした”のです。
男は終一と「会えてよかった」と思っていました。
最後に男が見せたのは、一筋の涙。
いつの日か、終一が男に敵意を持つことなく、わかり合える日が来るのかもしれません。この映画とは永遠にわかり合えねえけどな。
~3つのピンチ~
作中で、ジュンは「男には人生に3つピンチがあるの」と言っていました。
中田秀夫監督作品の3つのピンチ↓
・インシテミル 7日間のデス・ゲーム
・L change the WorLd
・この映画
渡辺雄介脚本作品の3つのピンチ↓
・GANTZ: PERFECT ANSWER
・ガッチャマン
・この映画
これで3つのピンチを乗り越えてよかったですね。
ジュン曰く、不幸は幸福の前フリらしいので、次回作は大傑作になっているかもしれませんよ!
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佐藤秀の徒然幻視録:MONSTERZ モンスターズ~オイディプスの運命
MONSTERZ モンスターズ(2014) - みんなのシネマレビュー(とくに“民朗”さんの感想は必読)。
映画館で初めて【MONSTERZ】の予告を観た時に
「あれ?この話って韓国映画の超能力者じゃない?」と思っていましたら、
後々そうだとわかり楽しみにしていました。
しかしTVで映画の宣伝や雑誌で映画の内容を知っていくと
「あれ?なんか違う?」ってなり、カゲヒナタさんの感想UPを待ってました。
参考にさせていただきます。
ひどい映画でした。
アノ主演の藤原さんの映画は、なんかみんな外れてます。
「シンシテミル」「藁の盾」と見たようですが、どの映画も設定がおかしいんじゃないか?という映画ばっかりです。
これは、藤原さんの責任より、配役の問題かなア?
あのギター屋さんのガラスの枠があるドワーを、二人のマッチョが難渋しながら、入り込むシーンで、OFFのスイッチが入ってしまいました。
しかし、本当に「このような映画が、当たる!」と思って、映画作りしてんでしょうか?
それから”モンスターZ”のZは、数字の2のことかとばっかり思ってました。
ほかに、モンスターは存在しそうにないからです。
しかしあのライトで眩しくさせる作戦、それならライトはもう少し大きいやつを、或いは複数準備する必要があったと思いますね。
しかも相手は人間なのだから「動き回る」事が容易に想像できるのにまさかの固定ライト。
実際にライトを浴びせられた男(偽物でしたが)が、うずくまった時にライトが追えてなくて、偽物男の足元には影がありました。
そこ眩しく無いから操れるじゃないかと思いましたね。
あとは是非スタッフロールについてもお書きいただきたいです。
大河ドラマのような縦書きで、一般的な縦スクロールのスタッフロールはこれまで観た事がありませんでした。
修正します。
どうなのかなぁ、評論家としても町山氏は好きですし
まぁアニメ版の脚本だった小林靖子にやってもらったほうがずっと良さそうだとは思います
藤原竜也はクズ役としても地位を築きましたねw
次はるろうに剣心の志々雄真実ですか、こっちは楽しみです
ヒナタカさんのブログは、アントキノイノチのレビユーを読んで以来、ずっとチェックしています。
感動する映画のレビューを読んでホロリときたり。
その映画をみなくても満足したりしています(笑)
でも一番好きなのがダメ映画!
この映画の評判が悪いと噂を聞き、きっとヒナカタさんがレビューするに違いない!ブログチェックする!
キターー!!
~って歪んだ映画の楽しみ方をしています(笑)
これからも応援していますのでがんばってください!
私の中でクロユリ団地と並ぶ作品となりました。
おもしろくないけど人気だけはあるみたいなライトノベル原作かと思ってたら韓国映画のリメイクなんですね・・・
我にかえっているうちに閉じ込めておく、また藤原竜也の目に着かない場所に移動させるという意味なのではないですかね?
藤原竜也の身体が壊死していくのはそれほどの生力を使っているということだと思います。能力を使うにはそれなりの代償が必要 予想ですけど山田孝之の回復の能力の代償は寿命とかかもしれないなと思いました 丈夫ですぐ回復するけど寿命は短いかもしれないですね
なんで藤原竜也が義足をつけてもあんな歩き方なのか、もっといい義足あんだろ?という疑問については、現在進行形で足の壊死が進んでいるから義足が合わない、痛がる、引きずる 常に汗だくなんじゃないでしょうかね みた感じ膝も壊死してるみたいだし曲げれないとなるとあの歩き方になると思います
警察は確かに無能でした笑 でも部屋の捜索をしている警察や無線の内容だけをきいていると警察の中でも藤原竜也が能力を持っていることを知っているのはごく一部だったのかもしれません (一般には指名手配と公表しているが、警察全員が超能力を理解しているなら警察同士の無線の内容も変わってくるはず、映画内では「指名手配の男を○○で発見、もう一人の男は一緒に行動してないみたいだ」的な内容なので)
だからあの残念な感じに…笑
女刑事が遺伝子なんたらーを勉強しているからなんたらーと超能力を信じる男刑事に言われてましたけど、きっとそれを勉強しているから超能力も信じてくれると思って…的な意味だと思います 普通は信じない 「目を見てくれればわかる」と言われてその通りにした刑事も、超能力のことを何も聞かされてないと考えられます
なぜ最後ヒロインが銃を向けているとき他の人は止まっていたのにヒロインは動いて喋ってたのか、
これはいままでの能力のルールを考えると納得がいきます
藤原竜也が意識を向かせていない場所にいる人間は操れない
だから刑事も隠れていれば操れなかった。この時ヒロインはみんなが止まると同時に下から起き上がって登場しています そこに人がいることが見えてなかった藤原竜也はヒロインとみんなと一緒に止めることはできなかったわけです
なんで最後があの場所か
確かにあんな場所藤原竜也の思うツボ!と私も考えたのですが、山田孝之の人を疑わない性格というか、憎まない性格
藤原竜也を助けたいおもいのあらわれかなと自分の中で整理しました笑 刑事の話でも「丈夫だから自分が死ぬなんて考えられないんだろう」と山田孝之のことを語っています
なぜあそこにヒロインがいたのか?については警察はすでに目撃情報を辿って場所を抑えていたからです だから刑事と一緒に行動していたヒロインもあそこにいたわけです そして最後には沢山の警察がきましたね
「しゅういちさんはあなたをかばって…」という言葉
思わせぶりやめろ!という気持ちもわかりますがこれも意味があると解釈します
きっと実際死んだのではないでしょうか
刑事がみた最期の時には心臓も止まっていた、死んだことになっている
警察、世の中みんなしゅういちは死んだことになっているんだと思います
でも説明のつかない超能力でしゅういちはやっぱり生き返って元気にしていた
それをいまさら警察に超能力の話を信じろとも言えないし、ひっそりと生きていくんじゃないでしょうか
最後のフリマの幸せそうなヒロイン達の描写は意味がないですかね?みんな幸せに暮らしましたちゃんちゃんの結末として必要だと私は感じました
あんなに泣いて犯人を憎んで衰弱していたヒロインがあんなに幸せそうに笑ってるし、それを見ている山田孝之が何より幸せそうです
書きたいことを忘れて飛び飛びになって申し訳ないのですが、アキラの漫画本買い直せばいいじゃない?については別に再度話を読みたいから持ち歩いているわけではないみたいだから必要ないかなと思います 本として、内容がどうではなくて完全に物への執着心です
お母さんがくれた唯一のもの、唯一の自分の財産なのでそれが穴が空いた靴下だろうが、くじの景品だろうがなんだろうが買い直すという選択肢はたぶんありません
あのたいした物じゃない漫画をずっと大事にしている主人公からはいかに人生の経験が乏しいかが理解できます
こんな感じでしょうか
私なりの解釈をまとめてみました(*^^*)
いままでの疑問の答えになったら嬉しいです
カゲヒナタさんのような物の見方が
一切できず完全な単純な人間なんだと
改めて気づきましたw
ほおおもしろいと全てプラスに捉え
おもしろーく見えてここのブログに来て
確かに(笑)と思わされました(笑)
この映画よりも面白かったな←
私もみてて、これはないと何度も思いました笑