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ずっと夢を見ている 映画「渇き。」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想は渇き。です。


個人的お気に入り度:測定不能/10

一言感想:なんでこれ18禁じゃないの・・・


あらすじ


元刑事の藤島昭和(役所広司)は別居中の元妻の桐子(黒沢あすか)から、娘の加奈子(小松菜奈)がいなくなったと告げられる。
昭和が加奈子について調査をしていくと、加奈子の今まで知り得なかった“正体”が明らかになっていった。
3年前。中学生の「ボク」(清水尋也)は藤島加奈子に恋いこがれていたのだが……




*今回は記事の前半部分にも、少しネタバレ(ヒロインの正体)に触れているところがあるので、予備知識なく観たい方はご注意ください

下妻物語」「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督最新作です。

とりあえず全体の印象がどうとか役者の演技がどうとか言う前に、これだけは言っておきます。
エログロ描写が苦手な人は絶対に観るな!

これはヒドい(ある意味ほめことば)です。
直接的な残酷描写がありありで、血がぶしゃぶしゃ飛ぶだけではありません。
女性を性的に辱める場面があるわ、少女売春やドラッグ描写がてんこもりだわ、この世の“社会悪”で煮詰めたような映画なのです。

この映画の何よりの問題は、なぜかR15+指定止まりになっていることです。
ドラッグやセックスの描写のインモラルっぷりはR18+指定であった「ウルフ・オブ・ウォールストリート」と大差ありませんし、テーマのエグさは「冷たい熱帯魚」に匹敵します。さらに、性の対象となっている登場人物に中学生がたくさんいるだけにさらにヤバさは加速しています。

中島監督らしく、このエログロ描写をポップな音楽や映像で装飾しており、そこにはある種のドラッグやエロや残虐描写への“賛美”があるようにも感じられます。倫理的に最悪(ある意味ほめことば)です。

使われている音楽は、原作にあったヒップホップだけなく、Jポップやダブステップなど多種多様。ときに暴力的に感じるほどに痛烈な印象を残してくれています。
選曲についてはこちらで(微ネタバレ注意)→<【曲リスト】中島哲也『渇き。』の選曲がぶっ飛んでいる… | Qetic - >

R15+指定で許されているのを1万歩譲って容認するとしても、学生限定試写会学生早割1000円キャンペーンとかやっているのは明らかにおかしいです。
同じくR15+指定だった監督の前作「告白」はそこまでキツいエログロ描写はなかったので、今回も大丈夫だろうと思っている人も立ち止まったほうがいいです。

日本の映倫が甘いのはいまにはじまったことではありませんが、「セッションズ」などの性を真摯に描いている作品や、「トガニ 幼き瞳の告発」という子どもへの性的虐待を描いた社会派の作品を安易にR18+指定にしちゃうこともあるしなあ……ちゃんと見極めてほしいものです。

自分は、この映画を観た後に原作小説を読みました。

深町 秋生
802円
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この原作は、よくある「映像化不可能と謳われた~」という宣伝文句が使われていましたが、その理由がわかりました。
それは予算の問題とか小説の表現を映像化するのが難しいとかとかではなく、単純に中学生が○○○する描写がヤバすぎてアウトだったからなのですね。
でもこの映画ではその中学生が○○○する描写を(多少間接的にしながらも)しっかり描写。本当、なぜ18禁じゃねえんだよ。

大筋は映画と小説でほぼ同じですが、細部の描写はかなり異なっています。
原作との差異についてはこちらも参照(微ネタバレ注意)→<映画『渇き。』と原作『果てしなき渇き』の違い - 破壊屋ブログ>


この映画のもうひとつの特徴は、登場人物のほぼ全員が狂っていること
役所広司演じる主人公は作中で「ク○が!」と何十回も言っていますし、一見まともに見えた登場人物も“裏の顔”を持っていたりしますし、作中ではキ○ガイという放送禁止用語を何回も聞くことができます。

ヒロインである藤島加奈子は、「愛する娘は、バケモノでした」というキャッチコピーにあるように、(映画版では)頭のネジがふっとびまくっているサイコパスです。

映画版では、この藤島加奈子に関する情報がより少なく、「なぜ藤島加奈子がそんなひどいことをするのか」という理由がわかりません。
悪の教典」でも思ったことなのですが、「“なぜ”がわからない」ということは、もっとも恐ろしいことです。
映画での藤島加奈子は、徹底的に感情移入を拒むような、悪魔のようなキャラクターでした。
彼女を演じた小松菜奈は演技経験がなかった新人とのことですが、すさまじい存在感を見せてくれます。

ちなみに、原作では藤島加奈子が“怪物”なった理由、キャラクターそのものが映画よりも詳しく描かれています。
しかし、映画だけを観たほうが、このヒロインをより恐ろしく感じられるのではないでしょうか。

渇きのポス<この宣伝用ポスター、本物の捜索願いと思う人もいるのでは・・・

そんな作品なので、本作の評価は間違いなく賛否両論でしょう。
このキ○ガイっぷりに興奮した悪趣味な方は絶賛したとしても、中身のない低俗で下劣な映画と蔑まれても無理はありません。
これまでの三大賛否両輪映画は「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「リリイ・シュシュのすべて」「キル・ビル Vol.1」だと思っていましたが、新たに四天王として「渇き。」を加えてもいい感じです。
宣伝でも、賛否両論であることをむしろ売り文句にしているありさまでした。

自分は、あまりのもエログロ、多用しすぎに思える顔のアップカットの連続、音と映像のジェットコースター、あまりに不愉快な内容を目の当たりにして観た後はへとへとになり、「この映画嫌い」と素直に思いました
中島監督は、もともとポップな描写の中にしっかりとした人間ドラマがあり、カタルシスに溢れていることが魅力だと思っていたのですが、今回は園子温監督ばりの悪趣味かつ極端な描写ばかりで、コレジャナイ感がけっこうありました。

でも、観ている間は圧倒される勢いがあり、おもしろいと感じたのも事実です(そんなんだから点数がつけられませんでした)。
後半がやや冗長だったり、サスペンスとしてはエピソードが積み重ねってくるおもしろさが希薄という欠点はあるものの、いままでにない映画体験をしたいという方は観て損はないでしょう。
観た後は、「こんな地獄のような世界に縁がなくてよかった」と思えるかもしれません(そういう意味ではじつは教育的?)

役所広司が史上最高に狂っていて、脂汗を流し、どんどん汚くなっていく話です。
オダギリジョー妻夫木聡二階堂ふみと言った豪華キャストもヒドい(ほめことば)役を演じています。

キツい描写はもちろんですが、本作は過去と現在が同時並行で描かれるという特殊な構成であり、始終ハイテンションな雰囲気なので、ついていくがやっとだという方も多いことでしょう。
気合を入れて観ることをおすすめします。

言うまでもないですが、家族や恋人同士で観ることは、自信を持っておすすめいたしません。
女の子どうしで観たら泣いたという意見もあることですし、親御さんで、もし高校生くらいのお子さんがこの映画を観ようとしているなら、とりあえず止めてください。そういう映画です。

以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓ 原作の内容も少しだけネタバレしているので、未読の方はご注意を









~オープニング~

初めに映し出されたのはジャン・コクトーの詩。
内容は、「ある時代が狂って見えるのは、見ている人間が混乱しているからだ」といったものでした。

その後に映し出されるのは、クリスマスイブの風景。
聞こえてくるのが「愛している」「クソが!」という正反対のことば。
果ては主人公は「ぶっ殺してやる!」と怒号を上げ、ディスコでは若者たちが踊り、メガネをかけた男が自分のアレを女性にくわえさせて、その男はコンビニで惨殺されます。
早くも頭がクラクラしてくる描写ばかりでした。

舞台は夏になり、主人公・藤島昭和は警察にコンビニ惨殺事件の重要参考人として事情聴取を受けています。
(原作では昭和がコンビニ殺人の第一発見者となった経緯が詳細に語られています)

じつは昭和は、クリスマスイブに妻・桐子の浮気相手を殴って半殺しにしたために、警察を退職していたのです。
昭和は桐子と別居し、アパートの汚い部屋で暮らしているのですが……ここでヤバいなあと思ったのが、昭和のかつての幸せな家族の光景を見せるために、「愛ある暮らし、○○ホームズ」という住宅のCMを流したこと。
役所広司ってダイワハウスのCMに出ているのに。まあいいか。


~娘の捜索~

昭和は、桐子の加奈子がいなくなったという連絡を聞き、いったん以前住んでいた家に戻ります。
娘の部屋で見つけたのは覚せい剤。それもふつうに女子高生が手に入れる量ではなく、道具も一式揃っています。

ここで昭和は「加奈子はやせていたか?シャ○やっているとやせてくんだよ」と桐子に聞きます。役所広司が○ャブって言うと、どうしても「シャ○極道」を思い出しますね。

<長らく絶盤だったものの、2013年にめでたく再発売。

昭和は加奈子が内緒で通っていた神経科クリニック、加奈子の同級生、中学の担任教師のところを渡り歩き、少しずつ加奈子のことを知っていきます。
秀逸なのは、昭和と桐子が神妙な面持ちで同級生に話を聞きにきているのに、そいつらがめっちゃチャラくてムカつくことですね。加奈子の元恋人が自殺したことを軽めに語るだけならまだマシ、「俺いまマジカラオケ行きてー」とか空気読まずにほざいたりしますから……

昭和は、加奈子が同級生の男により覚せい剤浸けにされ、教師も見て見ぬふりをしていたと確信します。
このときの昭和は笑っており、桐子に「楽しいの?」と責められました。
しかも寝ている桐子を襲う……本当、最低です。

桐子は「あんあたなんか死ねよ!」と怒号をあげますが、昭和はこう返します。
「俺が家族を愛して何が悪い!」

これが愛だなんて、信じられません。


~「ボク」の物語~

この作品では、現代の昭和と、3年前の中学生の「ボク」の物語が交互に描かれます。

彼は、「ボクはなぜ人間なのか。傷つくだけなら心だっていらない、人間に向いていない。(中略)だけどボクの足は君のためにある。ボクがギリ人間なのは、君(藤島加奈子)が地上にいるからだ」中二病まっさかりなナレーションとともに登場します(ちなみに映画オリジナル)。

ボクは恒常的にいじめを受けていましたが、松永という男子生徒を知らずのうちに味方につけていたことで、誰からもイジメを受けなくなっていました。

ここで、いままでの可哀想ないじめられっ子であったはずのボクにも異常性が垣間見えてきます。
ボクは女の子にもらったラブレーターを楽しそうにちぎって捨てます。
ボクが野球部をやめた理由も、中二病ナレーションで語ってくれました。
「(加奈子を練習中に見て)ボクが追いかけるのはボールじゃない、居場所も2番ライトなんかじゃない、藤島加奈子なんだって」
(これも映画オリジナルの描写。原作ではやけにリアルで複雑な退部の理由が描かれています)

不良の松永を動かしていたのは、ほかならぬ藤島加奈子でした。
ボクは“世界を変えてくれた”加奈子にお礼を言い、彼女はボクを夜のパーティに誘います。

ボクは、クスリ浸けにして眠らせて、そして……
ベッドに縛り付けて、醜悪な男たちに犯されるのです。

シャワーを浴びながら、親に罵声を吐くボクは、加奈子のことばを思い出します。
「緒方みたいになりたいんだよね」

緒方は、自殺した元加奈子の恋人(のはず)。
映画では多少表現はぼやかされていましたが、小説でははっきりと、緒方が男色家の変態男たちに陵辱されていた事実が出てきます。自殺の理由、「畜生!」と死の前に叫んでいたことも、それが原因でした。
ボクは、緒方と同様の辱めを受けたのです。

ボクは、加奈子や松永とつるんでいた少女・遠藤(二階堂ふみ)をバットで殴りつけます。
遠藤に「お前、終わったよ」と言われるも、ボクの返答は「むしろはじまりだろ」でした。
(このボクのことばは、原作でのひと言と正反対です)

ボクは遠藤の耳を切り落とそうとし、遠藤に「加奈子のことが好きなの」問われると、イエスと答えました。
遠藤はこう語ります。
「加奈子は最高に狂っていて、空っぽで……なんでみんな加奈子に夢中になるの?」

加奈子は、自分に関わる者をみんな“めちゃくちゃ”に壊していきました。
しかし、壊されてきた者は、みんな彼女に魅了されてきました。
それは、昭和の物語でも浮き彫りになることでした。


~娘の秘密~

昭和は、クスリをさばいていた不良少年・松永とヤクザの抗争に巻き込まれ、ボコボコに殴られます。

昭和は街でみかけた不良少女を部屋に引き連れますが、少女はそこで加奈子を知る男たちに銃殺されます。
男はこう言います。
「あんたの娘はゴミだ。ゴミはまわりを悪臭でけがす。(加奈子のパンティをかぶせて)これで娘の顔を思い出せ、あんたが生んだゴミのにおいだ」

加奈子とつるみ、覚せい剤どころか売春もさせられていた無口な少女は、惨殺死体となって発見されます。

昭和は、駅のロッカーに入れられていた写真を見て絶叫します。
そこには、加奈子が変態の中年男どもに抱かれている写真があったのですから・・・

写真ー絶叫

昭和は精神クリニックに再び訪れ、そこで信じられない事実を聞きます。
それは加奈子が医者(國村隼)を誘惑したこと、加奈子が昭和に乱暴されていたという事実でした。
昭和はかつて、酔った勢いで、年端のいかない自分の娘を犯していたのです。

医者を誘惑<おじさんも若い子好きでしょ、と誘惑する……

昭和はヤクザにも捕まってしまいます。
そこで松永は、内蔵がむき出しになるほどのリンチを受けていました。
松永は「俺が何回あいつとヤッたと思う?」と昭和を挑発しました。

ここで昭和は、資産家のチョウという男のこと、チョウから献金を受けている愛川という刑事のことを知ります。
(愛川は殺人マニアで、作中で怒った殺人の大半は愛川の手によるものです)
愛川は家庭のある幸せな暮らしをしている男で、昭和の境遇と正反対です。

ここで昭和は、精神科医の「夢は見ますか」ということばを思い出します。
昭和は「俺だって夢くらい見る、幸せな家族の夢をな」としゃべり出し、やがてそこで描かれる夢は「俺が家族をぶっ壊す夢だ!」と、現実の出来事へと変化します。

昭和は愛川の妻を犯していたのです。
そして、愛川と決闘をはじめようとします。


~役所広司VSオダギリジョー~

愛川とその妻はクリスチャンでした(オープニングでも教会で登場)。
愛川は車に縛られていた妻に「お前は俺を赦してくれるか」と聞きましたが、妻は彼につばを浴びせました。
キリスト教は“赦し”がある宗教のはずなのに……愛川は妻を銃殺してしまいます。
しかも、雇い主であったチョウの死体は、彼の車のトランクに積まれていました(映画オリジナルの展開)。

そしてはじまる、昭和と愛川の決闘!
デパートの屋上でドリフトしながらのカーチェイス、飛んだり跳ねたりしながら銃撃戦をくり広げます。

ドリフト<ドリフト

笑う役所<笑う役所広司

笑う小田切<笑うオダギリジョー

愛川の指が銃撃で吹っ飛んだり、流した血が真っ黒になるのもインパクトがありました。

途中でいつもニコニコしてムカつく刑事・浅井(妻夫木聡、ヤクザとつながりあり)がそこにかけつけ、盛大に轢かれてぶっ飛んだのには笑いました。
こいつ前にも昭和の車で横から追突されたのに、なんでピンピンしているの?
愛川の銃の弾が切れたのを見て「はい、確保~」と楽しそうに言うあたりも最高ですね(最低だけど)。

愛川は浅井により“自殺”として処理されました。
しかし、ここで昭和を取り逃がす(汚職だけど)警察は無能だなあ……愛川より先にこっちを始末するべきだろ。


~「ボク」の終わり~

現代の昭和と、3年前のボクは、加奈子のいた(いる)ホテルにたどり着きます。

昭和は、ホテルで変態セックスに使いそうなアダルト道具の数々を目の当たりにします。

ボクが「キミは緒方が好きだったろ?」問いただすと……
「好きだったから殺したの、もっと好きになりたくて」

加奈子が葬式で緒方にキスをしたのも、死んだ緒方を愛していたからなのでしょう。

葬式で期す<これも映画オリジナル

ボクは、後ろから現れた男に頸動脈を切られ、絶命します。
死んだボクも、また加奈子に愛されるのでしょうかー

しかし……加奈子は犯されて自殺した緒方の復讐ために行動をしながらも、緒方と同じことをボクにさせています。
彼女の行動は矛盾しています。理解できません。だからでこそ、恐ろしく思えます。


~エピローグ~

再びのクリスマスー
昭和は、加奈子の中学時代の担任だった東(中谷美紀)に再び会いに行きます。

東は昭和をアイスピックで刺しました。なのに治療も受けずにこの後もピンピンしている昭和。不死身すぎです(お前はターミネーターか)(いまさらなツッコミ)。

東は、自分の娘の晶子(原作ではまだ小学生)が、加奈子により売春させらていたことを告白します。
加奈子はその“行為中”の写真を見せながら「いやがっているように見えます?これは、晶子ちゃんが望んだ結果なんですよ」とー
「あの子、いくつだと思っているの?」と聞くと、加奈子は「そこが人気なんです、おじさまたちに」というおぞましいことばを放ちました。
東はそこで、アイスピックで、加奈子を刺し殺していたのです。

昭和は、雪が積もる山奥で、東に加奈子の死体をスコップで掘り起こさせようとします。
掘り起こすまで、娘には会えないと脅して……

けっきょく、昭和が適当に雪を掘りはじめます。
昭和が「あいつは生きている、あいつは俺だ。見つけて、ちゃんとぶっ殺す」と言ったところで映画は幕を閉じました。

ちなみに、東が掘っていた場所は1回目と2回目で変わっています。
場所がはっきりわかっていないのに、どう考えても死んでいるのに生きているといい、しかも見つけてぶっ殺すと言いながら娘の死体を掘り起こそうとする昭和……
狂っています。
(この最後のことばもまた原作とは違っていました)

エンディングでかかる「Everybody Loves Somebody」が、救いのないラストの虚無感を強めてくれました。


~藤島加奈子という人間~

この物語では、バケモノ・藤島加奈子に関わった人が不幸に陥っていく過程がこれでもか描かれていました。
なぜ彼女は、バケモノになってしまったのでしょうか。

原作小説では、加奈子がチョウにこういうことばを残しています。
「禁忌にさらされた人間に、禁忌はない。怖れもなければ、憐れみもない」

加奈子は、父親に強姦されたという禁忌にさらされたために、禁忌と言える売春斡旋に手を染めたのでしょう。

ほかにも原作では、医者から、加奈子は父親に犯されたために同年代の男性に強迫観念を持ち、同時に支配したいとも考えていたと語られています。

しかし、映画での加奈子のバケモノっぷりは小説よりも上です。
彼女は昭和に強姦をされる前にも、昭和を「パパ」と呼び、キスまでして、まるで自分から誘っているような描写がされていました

こうなると、彼女の悪行の発端は父親による強姦ではないでしょう。
生まれながらのバケモノに思えてきます。


~渇き。~

タイトルの意味とはなんでしょうか。
作中の舞台は真夏に設定されており、観ているだけで水が飲みたくなる渇きを確かに感じます。

渇きとは、加奈子にみんなが惹き付けられるという“中毒症状”も示しているのではないでしょうか。
しかも加奈子はめちゃくちゃに壊す。それでも、みんな夢中になる。まるで、ドラッグのようにー
(ドラッグの中毒になると、「真夏のフルマラソンで一滴も水も飲まずに走った後に水を飲みたくなる」ほどの渇きを感じるそうです)

自分は、このタイトルは「愛への渇望」も意味していると思いました。
昭和は狂いながらも加奈子や桐子を愛そうとし、ボクもただ藤島加奈子を愛していました。
しかし、その愛情は粉々に砕かれることになりました。

原作のタイトルは「果てしなき渇き」と、どこまでもの愛があるように感じますが、映画では“。”という句読点が打たれており、その愛がそこで完結したような印象を受けます。

最後の昭和のひと言は「ちゃんとぶっ殺す」。
そこには、もう愛なんてないのかもしれません。


~夢の中~

映画では、加奈子は自分の境遇を、「不思議の国のアリス」に例えていました。

「私、落下中なんだ。穴が深すぎて、ずっとずっと落ち続ける。ヤバいのあたし、ときどき消えたくなるの」

教師の東が言ったように、加奈子はどこかで自身の死を望んでいたところもあったのでしょう。
(原作での彼女の最期のことばも、そのことを思わせます)

ホテルでボクに「君はなんなんだ、目的は、ボクに近づいて、めちゃくちゃにすること?」と聞かれると、加奈子はこう答えました。

「ああ、その子は別の子なの。私、ずっと夢を見ているみたいなんだ。もうめちゃくちゃ。夢だから、何をしても自由。キスしても、殺しても。でもみんなすぐに逃げ出しちゃう、自由って怖いから」

加奈子にとって、自分の悪行など、まるで絵本の中の夢の中の出来事なのでしょう。
しかし、それは現実なのです。
多数の人間を不幸にし、めちゃくちゃにしたのにも関わらず、その現実には「別の子がやった」と言うのです。

加奈子はときどき、高らかに笑っていました。

笑う加奈子

彼女は決して、人をめちゃくちゃにするという“自由”から逃げませんでした。
その理由は、ただ自分が両親の愛を受けず、父親からも強姦されるという不幸な少女であったから?
彼女の狂気に満ちた笑顔を見ると、やはり彼女は生まれながらのバケモノであり、絶対悪であったと思います。

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2014-06-28 : 映画感想 : コメント : 14 : トラックバック : 0
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No title
〉測定不能
まさかそんなにヤバイとは・・・・
加奈子はある意味、蓮実聖司を超えるサイコパスかもしれません。(いや、絶対に超えている。)

それにしても、ボクが可哀想です。
ただ加奈子を好きになったのに殺されるなんて、余りにも可哀想です。
殺される所を普通に見ている加奈子が、人間の顔した悪魔としか思えません。
2014-06-28 21:38 : 通りすがりのいがぐり URL : 編集
No title
公開初日に行ってきましたが、個人的にもヒナタカさんの感想と全く同じことを思いましたね。

おもしろいかつまらなかったかと言われれば間違いなくおもしろかったですが(この後に観た「トランセンデンス」が絶望的につまらなかっただけに尚更)、では好きか嫌いかといわれると…
これを好きと認めてしまうと、自分の今までの映画観を全否定しそうで…

特になぜこれがR15+なのかというレーティングの部分と映画会社の宣伝方法の部分はひどいといいますか…これはちょっとおかしいというか。
"内蔵踏み"の部分のグロや、役所広司がレイプしまくりとか、語られる内容や作品が伝えたいことのヤバさからして、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の数十倍は極悪ですよね。むしろ語られる内容や作品が伝えたいことのヤバさの極悪ぶりは「冷たい熱帯魚」に匹敵するものだと思ってます。
これを学生割とかで中高生を呼込もうとする性根の腐りきった宣伝方法には本当に呆れ返ります…

メイン級で出てる役者さんの熱演にはすごいものがありますが、掘り出し物って意味では妻夫木聡がいい感じの演技でしたね!あの人をバカにしたような、まさに"軽薄"って言葉がピッタリの演技でしたね。
デパート屋上のシーンでは、オダジョー自殺失敗からの妻夫木の「確保~」の部分は、あの軽薄ぶりに思わず笑ってしまいました。
2014-06-29 07:17 : まっかりー URL : 編集
No title
タイトルまでの出だしは、ものすごく、良かったですが、物語が進むにしたがって、時間が入り組んでいて、チョットわかり難いですね。
役所さんは、熱演でしたが、少し空回りのような感じがしました。
それから、拳銃に、指を突っ込むと、拳銃を撃った人の方がダメージを受けるはずですが、なんか逆に見えましたが、私の勘違いかな?
それと、終わりの方の、雪原のシーンはなくてもいいと思いました。
2014-06-29 09:46 : sakura URL : 編集
Re: No title
本当、「ボク」は可哀想すぎます。強姦シーンの生々しさは見ていられませんでした


> "内蔵踏み"の部分のグロや、役所広司がレイプしまくりとか、語られる内容や作品が伝えたいことのヤバさからして、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」の数十倍は極悪ですよね。むしろ語られる内容や作品が伝えたいことのヤバさの極悪ぶりは「冷たい熱帯魚」に匹敵するものだと思ってます。
> これを学生割とかで中高生を呼込もうとする性根の腐りきった宣伝方法には本当に呆れ返ります…

本当そうですよね。比較対象としては冷たい熱帯魚のほうが適切だと思ったので、少しだけ追記します。

> デパート屋上のシーンでは、オダジョー自殺失敗からの妻夫木の「確保~」の部分は、あの軽薄ぶりに思わず笑ってしまいました。

チュッパキャプスをなめているところもいいですよね。
2014-06-29 14:43 : ヒナタカ URL : 編集
No title
今日見てきました。

何でひとりで見ちゃったんだろう…と見終わった後は後悔しましたねw

ミステリの流れ?的なことで言うと、告白の方がかなり自分の好みでありました。

とにかくエグい…!と衝撃的で、確かに醜悪の塊と言われてもおかしくないよな…と思いつつ…。

しかし、色々と醜悪さの中にも考えさせられるものもありました。

人のさみしいとか、かなしいとか、そういう感情って付け込まれやすく、脆いものなんだなぁ…とか思ってみたり。

本当のサイコパスって、何故か人を惹きつけてしまう……
それをきちんと描写してはいるなぁ、と思いました。
2014-06-29 16:12 : mono URL : 編集
No title
見てきました、面白かった…かどうかは分かりませんが、とりあえずつまらないとは思いませんでした。
不快なシーン、不快なキャラクター、不快な展開となんかもう見ててキツイ所は多々あるのですが、大体のキャラが(というか全て?)ク○で、そんでもってそれらのほとんどが酷い目に会うから不思議と鑑賞後は不快感は残らなかったが印象に残りました。

しかし、この映画を学生1000円で見せようとする制作側に悪意を感じるのですが。
2014-06-30 16:05 : URL : 編集
No title
> なんでこれ18禁じゃないの・・・

レイティングというものが嫌いなシオンは、むしろPG12でいいのではないかという見方でした。
さもなければ学生割引の意味が、そもそもない。


> 観た後はへとへとになり

上映中に脱落者が何割かいました。
私も正直、苦手なタイプです。


> 後半がやや冗長
> サスペンスとしてはおもしろさが希薄

バランスの悪さは否めないと思います。
狙っているのは判るのですが、選曲も狂っていて、カオス振りに拍車が掛かっていましたね。

ただ、この「バランスの悪さ故のわかりにくさ」が、本作の観客(現在完了形)を選り分けている気がします。

私は「むしろPG12でいいのではないか」と書きましたが、この作りで訳がわからない人は「なんか人がばったばた殺されていってわけわかんねーんだけど」と言うでしょうし、読み解こうとする人はここで描かれている肝腎は何なのかを一生懸命に考えます。

私自身が中学の頃に『花のあすか組!』(1988年、崔洋一監督)を観たとき、「この映画は何を描いているのだろう」と考えた、あの感覚。(正直、理解するには当時の私の頭には早過ぎた。これはレイティングとは別の話で、単に自分が未熟だっただけ)


> 不思議の国のアリス

深読み過ぎかもしれませんが、私はこれに児童売買春/小児性愛者としてのルイス・キャロルを隠喩していると捉えました。
焼却されたアリス・リデルのヌード写真≒破かれた劇中の売買春写真、のように解釈すると何か見えてくるものがあるような気がします。



個人的に本作の救いは、幼い愛川の息子と晶子が殺されなかったこと。



あと、どうでも良いことですが…、

> 藤島加奈子を探していますポスター

どうしてもこれ、『白ゆき姫殺人事件』とカブるなぁ、このイメージ…。

2014-06-30 19:22 : シオンソルト URL : 編集
No title
長年映画を観ていると必ずしも、不快=駄作でないという稀有な名(迷?)作に出会う事もありますが、ヒナタカさんを混乱させるとは・・・と覚悟を決めて観て来ましたが、こりゃ非道い!
中島哲也監督は園子温監督と手を取り合って物質転送機にでも入ってきたのでしょうか。
なんだか凄く「パコと魔法の絵本」を観て心を潤したいです。

>「ウルフ・オブ・ウォールストリート」と大差ありませんし、
あれは笑えましたが本作はとても・・・。ウルフ~の方は実話が元だというのに・・・。

>性の対象となっている登場人物に中学生がたくさん
少年が強姦されるシーンをここまでハッキリ描いた作品はこれが初体験でした(演じている役者さん達は18歳以上だそうですけど・・・)

>学生限定試写会や学生早割1000円
>親御さんで、もし高校生くらいのお子さんがこの映画を観ようとしているなら、とりあえず止めてください。
この映画で得られる教訓は・・・「こんな同級生にご用心」「友達は慎重に選べ」「麻薬は地獄への片道キップ、簡単に社会復帰出来ると思うな」「不良行為というか犯罪をファンションのように思うな!」くらい・・・。
あと親御さん達には「子どもの交友関係に目を配れ」でしょうか。
世の中にはもっと中高生に観て欲しいR15作品がありますよね・・・。「ダラスバイヤーズクラブ」とか。

でも、この映画本当に役者さん達が凄いです。
>小松菜奈
デビュー作がコレでこの演技・・・今後に期待大です。
しかし、そろそろ映画界(特に邦画)はサイコパスに美男美女を配役するのを止めた方が良いと思います。・・・って、先日逮捕された実物(自称)が見事にブサメンだったので杞憂でしょうか。
>笑うオダギリジョー
凄いと思いつつ、仮面ライダーファンなので五代雄介の青空のような笑顔を思いだして複雑な気持ちです。

>そいつらがめっちゃチャラくてムカつくことですね。
あれが中島監督の中高生感を現わしているのだとしたら、中高生の皆さんにはもの凄く不快で遺憾だと思います。

>観ているだけで水が飲みたくなる渇きを確かに感じます。
グロテスク映像の洪水なのに緊張で喉が渇きまして、烏龍茶をLで買って置けば良かったと後悔した程です・・・

>やはり彼女は生まれながらのバケモノであり、絶対悪であったと思います。
少女の死を望むなど大人として不謹慎過ぎるかもしれませんが、死んでいて良かった。実は生存していて暗黒街の女王になったとかでなくて本当に良かったと思ってしまう程、恐ろしい存在でした。
2014-06-30 23:04 : 毒親育ち URL : 編集
No title
勝手な私見かも知れませんが・・・
この映画は浦沢直樹の「monster」にかなりインスパイアされているのではないでしょうか。
加奈子=ヨハンで、見せ方の手法も漫画であった見せ方を
かなり取り入れてると思うのです。
①血がドバドバといった直接的な残酷描写より
精神的な残酷描写(裏切りや背徳、簡単に人が殺されてしまう描写など)に重点が置かれているように見える。
②加奈子の性格(相手の心の隙間に入り込んで信頼させてからメチャクチャにするやり方)
③加奈子に関する情報が全て他人からの伝聞で、
実在の加奈子が手を下す(手を汚す)場面はないこと。
この辺りがかなり似てるんじゃないかと思うのですが、如何でしょう・・・?
キャッチコピーの「愛する娘は、バケモノでした。」も、
バケモノ=モンスターを連想させるのですが、
穿ちすぎですかね・・・

2014-07-02 00:09 : マサキ URL : 編集
加奈子と緒方
今日見てきました。
原作を読んで、映画を見たのですが…

原作を読んで、わからなかったところが、映画を見てもわかりませんでした。

それは、
加奈子は緒方を愛していたのか。
それとも、チョウの餌として緒方に近づいたのか。

松永は緒方が死んで、復讐する為に松永達に近付いたと、言っています。

でも、ボクの最後のシーンでは
加奈子が自ら
好きだから殺したの、と言っています。
その言葉からすると、
松永達に関与していて、
緒方をチョウの餌として差し出したのも、加奈子なのかな?ととれます。

そうなると、松永の言っていたことと、
話が合わないのではないか、と思います。

緒方の葬式でキスをするシーン
ボクが殺される所でキスをするシーン

なんだか、同じことを表しているように思えました。

果たして、松永の言うように
緒方が死んでから狂い、
松永達に近付き始めたのか、

それとも緒方をはめて、
元々松永達に関与していたのか…

憶測でも構いません。
教えてください!!!
2014-07-03 01:10 : ねこ URL : 編集
こんばんは!
測定不能な映画ってたまにありますよね。僕の中では『闇の子供たち』が測定不能でした。
映画として良い箇所は確かにあるんだけど、これを好きとは言えない感じですよね。

でも、僕は好きですよ。『渇き。』は。
なにはともあれ、加奈子がみ魅力的過ぎます。彼女に魅了されてしまった時点で僕はこの映画に負けてしまったと言えるし、中島哲也にも負けてしまったと言える。
そして何より、やっぱり僕は加奈子に負けてしまいました。
加奈子にシャブ漬けにされて汚い初老に掘られても良いから、この足で加奈子を追いかけたい。

2014-07-06 01:55 : 渡邊 URL : 編集
No title
私はKINENOTEでレビュー書いているんですが、これ点数付けれねぇよ・・・
と頭抱えていたところヒナタカさんが測定不能なもんでちょっと安心しましたw

悪の教典ってなんだったんでしょうというレベルのサイコっぷりで本当にR18じゃなくていいんでしょうか・・・
2014-07-15 23:42 : にとり URL : 編集
慰安?
慰安退職って?

2016-03-24 21:07 : 通行人 URL : 編集
Re: 慰安?
> 慰安退職って?

修正します!我ながらよくわからん!
2016-03-24 22:55 : ヒナタカ URL : 編集
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<2015年下半期>
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
『ハーモニー』
『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

<2015年上半期>
『極道大戦争』
『マッドマックス4』
『チャッピー』
『ワイルド・スピード7』
『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
『イントゥ・ザ・ウッズ』

<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
『寄生獣 PART1』
『紙の月』
『近キョリ恋愛』
『るろうに剣心 伝説の最期編』
『複製された男』
『思い出のマーニー』

<2014年上半期>
『渇き。』
『チョコレートドーナツ』
『LEGO® ムービー』
『LIFE!』
『アデル、ブルーは熱い色』

<2013年下半期公開>
『ゼロ・グラビティ』
『かぐや姫の物語』
『ウルヴァリン:SAMURAI』
『貞子3D2』
『ガッチャマン』
『劇場版銀魂 完結篇』
『モンスターズ・ユニバーシティ』
『サイレントヒル:リベレーション3D』

<2013年上半期公開>
『箱入り息子の恋』
『G.I.ジョー バック2リベンジ』
『藁の楯』
『クラウドアトラス』
『横道世之介』
『脳男』
『ライフ・オブ・パイ』

<2012年下半期公開>
『レ・ミゼラブル』
『悪の教典』
『バイオハザードV』
『るろうに剣心』
『プロメテウス』
『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
『ヘルタースケルター』

<2012年上半期公開>
『スノーホワイト』
『ファイナル・ジャッジメント』
『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
『ツレがうつになりまして』
『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
『パラノーマル・アクティビティ2』

<2010年公開作品>
『ソウ ザ・ファイナル3D』
『リミット』

<そのほか>
漫画『花のズボラ飯』全話レビュー

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