知英(ジヨン)のゴリ押しはもうこれっきりにしてほしいという話
しかし、最近の剛力さんは「清須会議」「L♡DK」の役がハマっていましたし、「X-MEN: フューチャー&パスト」の吹き替えで演技力の向上が評価されるなど、批判をはねのける成長が見られています。
そのゴリ押しの配役もだいぶ沈静化したかのように思っていて、内心ほっとしていました。
しかし……ここにきてまたもゴリ押しの波がやってきました。
それは韓国出身の女優・知英(ジヨン)。
彼女が映画初出演にして、実写映画版「暗殺教室」のセクシーな殺し屋“ビッチ先生”を演じるというのです。


↓これを知ったときの自分の気持ち
<どうしてこんなことに……
いやね、「暗殺教室」の原作漫画を読んだ方ならわかると思うのですが、ビッチ先生は美人で金髪で日本語と英語がペラペラでしかも超かわいい(←重要)というキャラクターで、配役が難しいのは重々承知しています。
でも、なぜ韓国人を抜擢するのでしょうか。
一億歩譲って「外国人であるという設定を生かしたかった」「ジヨンは日本語と英語が話せる」ということを容認したとしても、韓国人のジヨンの顔立ちや髪の色は日本人と変わりませんし、日本語が流暢でないのでデメリットしか生まれていません。
極端な話、実力のある日本の女優さんが、髪を金髪に染め上げて、授業のシーンで少し英語が話せていればそれでよいでしょう。
論理的に考えてもジヨンが配役される理由がまったくわからないのです。
ジヨンさんはドラマ版「地獄先生ぬ~べ~」でも、配役の発表時から非難轟々でした。
実際のドラマではカタコトの日本語でしゃべり、原作無視のキャラ作りをしたことでその批判の数はさらに増大しました。
その事態が沈静化しないままで、まさかのこの配役の発表……炎上商法をしたいのかと疑ってしまうほどです。
ネットで書き込みをしている人たちが怒っている理由のほとんどは、韓流ブームへの毛嫌いや、「日本の作品に外国人がでしゃばるな」ということではありません。
たくさんの人から愛されている原作に対し、あまりにも愛がないゴリ押しの配役がされていることです。
一方で、漫画を原作とし、韓国人の女優を抜擢しながらも、その配役には批判がほぼ皆無と言っていい作品も存在しています。
それは映画「空気人形」です。
この作品で主演を務めたペ・ドゥナは、常軌を逸した役からコミカルな役までこなす、実力のある方です。
「空気人形」で演じたのはダッ○ワイフという“人間ではない存在”で、カタコトであることがむしろ役に合っているという絶妙なキャスティングがなされていたのです。
世界中の映画には、有名な俳優をとにかく抜擢してお客を集めようとする傾向は確かにありますし、ミスキャストと批判される例も少なくありません。
そのような映画界の中でも、「ジャージー・ボーイズ」では音楽の質を高めるためにあえて有名ではない俳優たちを抜擢していますし、無名の俳優(または素人)を起用するケン・ローチという監督もいます。
それは、作品そのものと、役者を愛しているからでしょう。
有名な役者を起用した場合であっても、「ルパン三世」の小栗旬などの役者はプレッシャーを背負い、努力をしていますし、実際の映画でもキャラクターへの愛を確かに感じました。
しかし、ジヨンの抜擢には愛をまったく感じません(そう感じざるを得ない)。
そこにあるのは、ただただお金の匂いであり、事務所からのゴリ押しばかりです。
役に抜擢されたジヨン本人には非はないと思います。
それどころか、このバッシングの多さのおかげで、今後の活動に支障をきたしてしまうことも考えられます。
事実、ジヨンはあまりにも嫌われすぎてネットではデマが拡散しています。
たとえば、ドラマ版「地獄先生ぬ~べ~」のインタビューで、ジヨンが「原作は読んでいません。原作のキャラに私が合わせてしまうと、私自身の良さがなくなってしまいますから」と答えたというのはまったくのデマで、実際はちゃんと読んだうえに「キャラクターが愛されるように努力したい」と答えています。
俳優として活躍したい、いつか有名な作品に出てみたい、と演劇関係で努力に努力を重ねている人はたくさんいます。
そのようなときに、有名な作品の役のチャンスに巡り会えたら、役が自分に合っているか合っていないかの前に、「なんでもやります!」と答えてしまうのがふつうなのではないでしょうか(ジヨンがそう思ったかどうかはわかりませんが)。
その結果、コンテンツにお金を払ってくれるはずの一般の方にここまで嫌われてしまうのであれば、ゴリ押しは役者本人を不幸にしてしまうことにほかならないではないように思えるのです。
作品を批判すると、コンテンツを作っている方からは「作ったこともないやつが文句を言うな」とも逆に非難されることもあります。それはもっともな意見です。
でも、このような例には怒っていいと思うのです。
たくさんの人に愛されてきた作品を、違う形で提供するのであれば、その“責任”はあるはずなのですから。
その怒りが製作者に届き、業界の悪しき体勢の改善につながるのであれば、それは無駄ではありません。
そのうえで、ゴリ押しされた役者のみを攻撃してはいけません。
ドラマ版「地獄先生ぬ~べ~」と同じように、実写映画版「暗殺教室」もこれから批判を浴び続けるのでしょう。
どちらも原作が大好きな作品であるだけに、悲しくてしかたがありません。
原作のファンが激怒し、原作者は大人の体裁を保って本音を言わず、役者のためにもならず、作品の質そのものも著しく低下させる危険性もあるゴリ押しは、もう金輪際なくなってほしいです。
得をするのは事務所か、コンテンツの主導を握っている権力者だけ。多くの人が不幸になるのですから。
ジヨンはもともとKARAというグループの一員として活躍をしていました。
通訳なしで台本を読めるほど日本語を勉強していて、すごく努力家の方なのだと思います。
その活動が今後よいものになるように、願います。
↓参考
新ゴリ押し女王へ!? 元KARA・ジヨン、『ぬ~べ~』からの怒涛の露出に「剛力並」の批判|サイゾーウーマン
イリーナ・イェラビッチ(ビッチ先生)とは【ピクシブ百科事典】
元KARAジヨン 本名・知英で日本を中心に女優活動再開!! - NAVER まとめ
などと普段絶対に思わないことを思ってしまうほどこれはどうかと…
映画関係者の方々には「実写化」が背負うものをもうちょっと考えてもらいたいものです。
と言っても見てみるまでわかりませんけど!なんてぬ~べ~の前例があるので誰も思わないでしょうねw
『テルマエ』の原作者 山崎さんがおっしゃってたように、実写化されても原作者へ支払われるのは低い金額。
らしいので、原作ファンの方は見に行かないって方法で、制作者側が大損して実写化を止める風潮になれば良いのではないかと思いました。
前作のネウロもひどかったし
(広告業界に至っては財布を開かせれば勝ち!それが宣伝ってもんだろ!?と開き直ってるでしょう・・・)
「テルマエロマエ」も批判が有りましたが、古代ローマ人はアジア人の特徴も入っていて日本人がイメージする金髪碧眼のヨーロッパ人は、あの時代ではもっと北の方に住んでいた人達だそうで、現地イタリアでも好評だった聞きますけど、コレはミスキャストが過ぎると言わざるをえません。
>ビッチ先生は美人で金髪で日本語と英語がペラペラでしかも超かわいい(←重要)というキャラクター
作中で出身国や地域と明らかにしていませんが、名前や過去のエピソードからしてビッチ先生は北欧系ですよね。
プロデューサーは「英語が喋れる外国人俳優」という理由で起用したと言っていますが、日本で活動する北欧系外国人俳優の方々が激怒&絶望して帰国されても仕方ないとすら言える暴挙です・・・。
あと、この映画の製作委員会はNHKの受信料徴収を受けずに済むと思います・・・。
>炎上商法をしたいのかと疑ってしまうほどです。
一回観るだけでも観賞料の取れる映画なら「どれだけ酷い出来が観てみようかな・・・」という人達や、真面目に「批判は観てから」という原作ファンだけでも一定の興収は見込めますからね。
知英さんを日本で愛される存在に育てる気など最初からなく、「地獄先生ぬーべーのような物」の初回視聴率の高さに味をしめて、使い捨て打ち上げ花火のように扱う気なのでは・・・とすら思えてくる酷さです。
>事実、ジヨンはあまりにも嫌われすぎてネットではデマが拡散しています。
低予算ならではのテカテカペラペラの安っぽいコスプレ和服ですよね。
正直、私も韓国に良い思いはありませんが、あれがチマ・チョゴリに見える人はフリードリヒ・ニーチェの言葉を読んだ方が良いと思います・・・。
>実際はちゃんと読んだうえに「キャラクターが愛されるように努力したい」と答えています。
原作を読んでいるなら、どれだけこのドラマ化が酷いかも解ってらっしゃると思いますが、それでも一出演者として少しでも良くなるよう努力しようというのでしょうね。
大人であり、プロですね・・・。
>KARA
このグループについて検索するとかなり酷い労働環境だったと聞きます。
まさかモラルと義理人情を重んじる日本でも芸能界がブラック業界だとは思わなかったかと・・・。
前事務所抜けて日本の事務所だけ独占契約。挙げ句の果て日本が好きということを公言しすぎて韓国の人たちから嫌われてしまう始末。
このまま日本でも嫌われたら…うーんスウィートパワー恐るべし(⌒-⌒; )