老兵の哀愁 映画「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー
個人的お気に入り度:5/10
一言感想:年をとるって切ないなあ……
あらすじ
消耗品軍団(エクスペンダブルズ)を率いるバーニー(シルヴェスター・スタローン)のもとに、CIAのドラマー(ハリソン・フォード)からのミッションが届く。
簡単な仕事かと思いきや、ターゲットはかつてバーニーが殺したはずのストーンバンクス(メル・ギブソン)という男だった。
ミッションで仲間を危険にさらしてしまったバーニーは、エクスペンダブルズの解散と新チーム結成を考えるのだが……
筋肉ムキムキのおっさんたちが闘う!悪いヤツをぶっ殺す!
そんなすばらしいコンセプトで作られた「エクスペンダブルズ」シリーズ最新作です。
![]() | シルベスター・スタローン 1382円 powered by yasuikamo |
前作のレビューはこちら→<おじさま版アベンジャーズ「エクスペンダブルズ2」ネタバレなし感想+ネタバレレビュー>
このシリーズの最大の魅力は"大アクションスターの共演”という点においてほかならないと思います(以下の動画でもとてもよくわかります)。
そこを大期待して観に行ったのですが……そこは少々期待はずれと言わざるを得ませんでした。
なぜなら、
(1)かつての軍団を解散して、新メンバーとして若者たちを集めるというストーリーになっている
(2)キャラが多すぎるあまり、その個性を生かした戦闘が少ない
という明確な欠点があったからです。
とくに(1)は「こんなの俺の求めていたエクスペンダブルズじゃないよ!」と思う人が多いのではないでしょうか。
「若者はすっこんでな!」って感じの、「RED」と同じ魅力があるシリーズで、これをやってしまってしまうこと自体が残念だと思ってしまったのです。
シルヴェスター・スタローン自身は「世代間の対立というものを持ち込みたかった」と語っていますが、そのニーズは「エクスペンダブルズ」にはないように思えるのです。
その若者たちの活躍と、それ上回る老兵たちの大活躍があればよかったのですが、残念ながらキャラの個性を生かした戦闘シーンも少なく感じます。
キャラを増やしたことで、新旧両方のキャラクターの魅力が薄味になってしまったのではないでしょうか。
若者たちにチャンスを与えようとする、スタローンとプロデューサーのやさしさは感じられるのですが、やっぱりこのシリーズはおじさまたちの大活躍こそがあってこそ。
その点では前作の突き抜けた楽しさには遠く及ばないという印象でした。
しかし、この根本的にがっかりしてしまったストーリーにもちゃんと意味があります。
それは若者への世代交代を感じてしまう年老いている者の哀愁。本作には、「やっぱり年かなあ」と感じさせるシーンがそこかしらにあるのです。
個人的にはそういうウェットなドラマよりも、とにかくおっさんたちがアクションしまくるアホらしさのほうを求めてしまうんですけどね。
また、「2」に比べて大スターをイジるコメディ成分が大幅減少しています。
この辺りは好みの問題。ギャグにシフトしすぎた「2」が苦手な人は、本作のほうが気に入るのかもしれません。
そんな文句は言いつつも、やっぱりアクションスターの出演はうれしいもの。以下に新登場の役者たちと代表作を紹介してみましょう。
・ウェズリー・スナイプス(52歳)/「ブレイド」

ドク:エクスペンダブルズ初期のメンバー。元衛生兵でナイフが得意。
アントニオ・バンデラス(54歳)/「デスペラード」

ガルゴ:パルクールが得意。おしゃべりでうるさい。
ハリソン・フォード(72歳)/「インディ・ジョーンズ」

ドラマー:CIAのエージェント。前作のチャーチ(ブルース・ウィリス)のキャラに当たる補佐役。
メル・ギブソン(58歳)/「リーサル・ウェポン」

ストーンバンクス:今回の悪役。バーニーが殺したはずだったのだが……
つまりは、「ランボー」VS「マッドマックス」という夢の対決が実現しているわけ。これだけで洋画ファンは必見です。
また、アントニオ・バンデラスがちょうかわいいです。彼のキャラはファンであればあるこそ驚けるでしょう。
地味にがっかりしてしまったのが、アーノルド・シュワルツェネッガーが小太りになっていてオーラがなくなりまくっていることでしょうか。
作中でもあんまり活躍していないので、そこは来週公開の「サボタージュ」に期待することにしましょう。
ジェット・リーが得意の格闘術を披露していないのは甲状腺疾患のためにアクションができないためでもあります。
これも残念ではありますが、その代わりに彼にはおいしすぎる役回りが用意されているので、期待して観てみましょう。
「1」はR15+指定でグロテスクな殺人描写がありあり、「2」は銃殺シーンが多くてPG12指定でしたが、本作では血が出るシーンがほとんどなくG(全年齢)指定になっています。
残酷描写が重要な作品ではないですが、個人的にはやっぱりブシュブシュ血が出まくる悪趣味さがあったほうが好みです。
そのぶんデートにも使いやすい(女性は3日間限定で1100円で観れる)親しみやすい作品になっているとも言えますが、痛し痒しというところですね。
個人的には満足度は高くはありませんでしたが、おっさんたちが跳んだりはねたり、そこらじゅうでドンパチやってあとはドカーンと爆発するという頭の悪い(褒め言葉)楽しさは十分です。
スタローンとジェイソン・ステイサムの相変わらずのイチャイチャっぷりなど、おじさまたちに萌えたい方は観て損はないはず。そこそこ以上にはおすすめです。
以下、結末も含めてネタバレです 鑑賞後にご覧ください↓
〜野暮な不満点〜
本作の納得がいかないところ……それはバーニーの、ミッションで仲間を失いかけてしまう→だから解散して、代わりに若い仲間たちを集めるという選択です。
もう仲間の死を見たくないから、チームを解散してひとりで戦うというのならわかります。
しかし、スタローンは将来のある若者を誘い込み、ご丁寧にも「命知らずのやつがほしい」と条件を付け加えています。
けっきょく危険なミッションに仲間を連れて行ってしまうというのは、本末転倒なのではないでしょうか。
そもそも、バーニーが仲間を危険にさらしてしまったのだって、かつて殺したはずのエクスペンダブルズのメンバーを見て、ご丁寧にも「ストーンバンクス!」と叫びながら飛びしてきたのが理由です(黙って狙撃しろよ)。
このあたりで、あんまり今回のバーニーのことが好きになれないのです。
若者たちを呼び込むことで紡がれているドラマは、ドク(ウェズリー・スナイプス)が「脱獄したのにすぐにお払い箱か」と訴えたような、年寄りが使い捨てられてしまうという哀愁です。
これはエクスペンダブルズ(消耗品)であることの皮肉でもあるのでしょうが、観ていて楽しいものではありませんでした。
ただ、バーニーの「家族が大事ならべつの仕事を選ぶんだな」ということばに対し、用心棒の女性・ルナ(ロンダ・ラウジー)が「家族もいろいろよ、私の家族はいっしょに戦ってくれるわ」と告げるのはよかったです。
重要なのは死の危険性があるかどうかではなく、どう生きて、誰と戦うかなのでしょう。
その価値観に、年齢は関係ないはずです。
〜ウェズリー・スナイプスのキャラって……〜
いきなりヘリから列車への救出作成が始まるオープニングにはわくわくさせられました。
ワイアーを使って列車の上にいる兵士を一掃するのも気持ちいいです。
ただ、せっかくオープニングミッションでキャラを立てたドクにはもっと活躍してほしかったなあ……元衛生兵という設定を何にも活かせてないやんけ。
ラストバトルではいつのまにか倒れて気絶→いつのまにか復活してドンパチしていた印象しかないよ。
そういや彼が捉えられた列車で見ていた将軍(?)の肖像はなんだったんだ?その将軍は列車が突っ込んで死んでしまったみたいだし。このへんの適当さはちょっと容認できません。<列車がそのまま刑務所に突っ込む雑な展開
あ、ドクが逮捕された理由を脱税と答えたのには笑いました。
実際にウェズリー・スナイプスは脱税で告発されて、2013年4月に仮釈放されたばかりです。
〜残念なキャラすぎるアントニオ・バンデラス〜
そんな不満点はありつつも、「仕事が欲しいんだ!」と訴えるアントニオ・バンデラスのキャラはおいしすぎました。
ガルゴは1984年生まれだと(バンデラスの年齢に対して)24歳もサバを読み、青春の泉に触れたんだと主張し、俺は殺ししかできないんだ〜と叫ぶといういろんな意味でかわいそうな人でした。
これも年寄りの、「仕事を若者に取られてしまう」という哀愁だよなあ……切ないです。
あとでバーニーにオーケーと言われて、全身でうれしさを表現する彼には萌えまくりました。
ガルゴはおしゃべりでとにかくうるさく、かつてチームだった仲間たちの優秀さを嬉々として話していました。
じつは、彼はチームをクビになったのではなく、ほかの仲間全員をミッションで失っていました。
バーニーがちゃんと話に出て来る仲間の名前を覚えており、ガルゴをいたわってくれたのがうれしかったです。
ちなみに、今回ブルース・ウィリスが出てこないのはギャラでトラブったせいでした。バンデラスはなんでもいいから仕事がほしかったというのに……
ドラマー(ハリソン・フォード)が「あいつの出番はなくなったと言ったり、ヤン(ジェット・リー)が「チャーチ(ウィリス)よりドラマーのほうがいいね」とか言うのはすさまじい自虐ギャグでした。
〜若者VS年寄り〜
バーニーに捨てられた年寄りたちが、バーニーと若者たちのところに来て「若者と心中か〜」とイジりにやってくるシーンも笑いました。
クリスマス(ステイサム)なんか、「おまえのおもちゃか〜」ってハイテク兵器を茶化したり、若者と「アマチュア」「じじい」などと罵り合ったりしていますから。寂しいんですね、わかります。かわいい。
若者たちがそのハイテク機器でミッションをこなしていく、というのもおもしろかった。
ビルをハッキングしてセキュリティを止めるプランを提案して、若者たちみんなが「それだけだ」と納得しているけど、バーニーひとりだけがちょっとついていけていないんですよね。
会社の若者たちがスマートフォンを使いこなしているけど、ベテランたちがちょっとその話題についていけていないような、そんな構図が思い浮かびました(よくわからない例え)。
けっきょく若者たちは、捉えたストーンバンクスに発信器がついていたために掴まってしまいます(わりと間抜け)。
仲間への救出にために集まったのは、仕事がほしくてたまらないガルゴと、そして老兵たちでした。<このシーンを待っていました。
やっぱり頼りになるのは経験豊かなおっさんたち。バーニーの「しかたねえ、乗りな」な態度も含めて、お約束ながらアガるシーンでした。
さらに萌えたのはガンナー(ドルフ・ラングレン)のキャラクター。
彼はいつの間にか若者のハイテク機器を腕につけており、「最初からついていたよ」と強がっていて、しかもバッテリーを使いすぎているよと若者に怒られてしまいます。
※しかも使いこなせていなくて、天気予報しか見れていませんでしたね。
素直じゃない上にドジッ子。ラングレンはシリーズ通してかわいいです。
〜ラストバトル〜
ラストバトルがどういうものかというと、ザコ敵が主人公たちの周りに集まってきて、エクスペンダブルズチームがそれをバンバンぶっ殺すというものでした。おしまい。
……いや、だって、そういう映画なんだもの(身も蓋もない発言)。
ドンパチばかりで飽きそうなところに、ロンダ・ラウジーの格闘術(なぜ銃をつかわないのかというツッコミは禁止)、バンデラスのコミカルなアクション、なぜかバイクに乗ってやって来る敵など、バリエーションが豊富なのもいいですね。<バンデラスはこうやって下の階に降りる
<敵のバイクを奪って大ジャンプするケラン・ラッツ
最後のバトルはもちろんバーニー(スタローン)VSストーンバンクス(メル・ギブソン)。
「俺を裁判所に連れて行くんだろ?」と聞くストーンバンクスに対して、バーニーは「俺が裁く」と宣誓し、撃ち殺しました。
うれしかったのが、ビルが崩れ落ちる中、バーニーがチームが待機するヘリへ大ジャンプをするというクライマックス。
「俺が悪かった!あげてくれ!」と言うスタローンも、また萌えます。
〜ストーンバンクスというキャラクター〜
本作でちょっと後味が悪いのが、ストーンバンクスが「お前たちは今日誰かを殺したか?同じ穴のむじなだよ」と皮肉を言っていたことです。
確かに、バーニーたちはシリーズを通して敵の若者たちを躊躇なく殺しまくっているんですよね。
ストーンバンクスは若者たちに対して「政府と決して仕事をするな、若者も平気で殺す」とも言っており、CIAの仕事やエクスペンダブルズそのものを嫌っていたのだと思います。
しかし、そんな彼も軍団をバーニーのところに送り込んで大量に若者を殺しているうえ、バーニーをなかなか殺せないと知ると自らの手で仲間を撃ち殺していたりします。
ストーンバンクスは悪人ながらある程度の倫理観は持っているように思えますが、自分の矛盾に気づいていないのでしょう。
まや、序盤でストーンバンクスはバーニーを狙撃できそうだったのですが、わざわざ標的を仲間のシーザー(テリー・クルーズ)に変えています。<すぐに撃ち殺せそうだったのに……
彼は心のどこかで、バーニーをまだ戦友だと思っていたのかも……それでいて、仲間を失うという悲しさを味あわせたかったのかもしれません。
ストーンバンクスが、落書きのような絵画(お値段300万ドル)をク○だと罵っていたのは、ものごとの本質を見極めない彼の本質を描いたものなのかもしれませんね。
〜まさかのBL〜
戦いが終わった後、
序盤で負傷してしまったシーザーが生きていてバーニーに“幸運の指輪”を返してくれたり、
若者が「世代はいつゆずる?」とスタローンを茶化したり、
若者たちみんながエクスペンダブルズのタトゥーを入れていたり、
クリスマス(ステイサム)とドク(ウェズリー・スナイプス)がナイフ対決をしてクリスマスが勝利したり、
ルナ(ロンダ・ラウジー)がスタローンに「あと30歳若かったらよかったのに」と言う
など、ほのぼのとしたチームの関係が見れてうれしかったですね。
爆笑したのは、シュワちゃんとジェット・リーがイチャイチャしだすこと。
しかもバーニーに「(ベッドインするための)部屋がいるか?」と問われて、シュワちゃんが「見られても平気さ」と宣う始末。公式でなんというボーイズラブをやらかすのでしょうか。
※むしろML(メンズラブ)だろ!とツッコミをいただきました。
ラストバトルで、ジェット・リーとシュワちゃんがマシンガンを持って助けに来てくれたのがうれしかったのですが、このための前フリだとはとても思いませんでした。今後ももっとイチャイチャしてくれればいいと思います。
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4はとにかくニコラスケイジで!
ガルゴのコメディリリーフぶりに劇場内から笑いが上がっていたのがとても嬉しかったです。バンデラス最高。
公式では女子割キャンペーンをやってますが、その甲斐もむなしく、自分を含めた観客の9割はヤローばっかでしたw
今作のレーティングですが、北米ではPG-13で劇場公開されてるので、血湧き肉躍る描写がほぼ皆無でしたね。日本でもG指定でしたし。
アクション映画に限らず、最近はPG-13の作品が売れ筋なので、恐らくマーケティング戦略で劇場公開時はPG-13にしたんだと思います。
ただ、BDとDVDはアンレイテッド版なので、こちらではR指定に相当する描写が追加(それかシーン交換)されてると思います。
事実、前作の2も劇場公開時はPG12でしたが、BDとDVDではR15+になってますし。
ただ、次回作ではR指定に戻すとスタローンが言ってたので、本格的な血湧き肉躍る描写は次に期待ですね。
相変わらずの凄まじいまで俳優陣で、予告映像どころか、
ポスターを観ただけで軽く胸焼けしそうな勢いに安心感を感じました。
一方で2のような出演作のパロディ台詞やコメディ描写が無くなっていたり、
脂の乗りきった親父たちの各々のアクションが前作に比べて薄くなってしまったなぁ…とも感じました。
個人的にエクスペンダブルズシリーズは「極上ステーキ肉を塩だけで食うような映画(褒め言葉)」と思っているので、
若いメンバーは(一人一人は魅力的なバックボーンと能力を持っていますが)コレジャナイ感があるなぁ……と感じてしまいます。
特にウェズリー・スナイプスにはブレイド繋がりで是非刀を使って大立ち回りしてほしかったのですが……!
次回作があるとするならば是非とも2のノリと勢いを踏襲した肉密度増し増しの映画を期待したいです。
(木曜洋画劇場風の予告とかまた作ってくれませんかね……)
ただ、スタローン自身もエクスペンダブルズシリーズの今後は不透明とのことで、女性版エクスペンダブルズや、
今回登場した若手メンバーを中心としたエクスペンダブルズを今後作る可能性もあるとのことです。
男汁出まくりの本流からスピンオフが増えていくとすれば、それはそれで面白いことになるかも?
ちなみにパンフレットですが前作に引き続き頭おかしいです(褒め言葉)。
登場人物の紹介文に「世界一美しいゴリ子」とか「アイル・ビー・番長」ってどういうことなの……
それとアメリカにもメガネっ娘の需要が有ったのか!(だからホステスじゃなくてバウンサーですって!)
前作までと比べて、自分もちょっと湿気っぽくてノリ切れない所がありましたけど、豪華大スターの揃い踏み!お金を掛けた大迫力アクション!・・・だけでは点はあげないカゲヒナタのレビューの厳しい所が好きです。
>一言感想:年をとるって切ないなあ……
「007」の最新作でもQが「貴方が半年かけて世界中を這いずり回ってする仕事を、僕はPCの前にパジャマ姿で坐ってミルクティーを飲みながら出来る」なんてセリフがありましたが、今作でもルナがバーニーの「人道的な作戦」に言った「今は1985年じゃないのよ?」とか切なくなりました・・・。
でもね、アクション映画のワビサビってものがあるのよ?チカ(お嬢さん)・・・
でもキャストは最高です!
>ウェズリー・スナイプス(52歳)
登場からバーニーによる紹介まで劇場で笑い声が上がりっぱなしでした!
これは許した!と感動しつつも、アル中のヒーローにヤク中の探偵役まで受けて記者会見で自虐ネタにするロバート・ダウニーJrとかを観ると、大麻吸おうが違法賭博しようが押し掛けて暴行しようがスターの不祥事を許して来た昭和の日本人は死んでしまったのか、それとも平成にカリスマスターが居ないのか・・・と悲しくなりました。
>アントニオ・バンデラス(54歳)(リンク先の写真が別人に見えます・・・)
この人も何かする度に劇場に笑いが!「オレはコレしか出来ない!」ですって?54歳にして新たな魅力を開眼していますよ!
>ハリソン・フォード(72歳)
ジョーンズ博士とハン・ソロ船長が裏方なんて・・・と思ったら、使えない部下、言う事聞かない委託業者に痺れを切らし、ビッグな助っ人二人連れてスーパー長官参戦!に最高に燃えました。
>メル・ギブソン(58歳)
もう誇り高き義勇兵だった時代に戻れない、だけど仁義を忘れて死の商人に堕ちぶれてはいけない、でも喰って行く為に誇りと金を天秤に掛けねばならぬ・・・という現代傭兵のジレンマは一作目からありましたけど、彼も含め初代エクスペンタブルズの話も撮って欲しいです。
>ジェット・リーが得意の格闘術を披露していないのは甲状腺疾患のためにアクションができないためでもあります。
なんと!知りませんでした・・・「ドラゴン・コップス」に文句垂れて御免なさい。そして飛んだり蹴ったり出来なくても駆けつけてくれてありがとう!
>〜野暮な不満点〜
情を抱く相手になっちゃったら、もう「消耗品」じゃないよ・・・というのは解るのですが、なんで若者を?とは終始納得行きませんでしたね。
>さらに萌えたのはガンナー(ドルフ・ラングレン)のキャラクター。
しかも機能が全く解っていなくて「天気予報」を観るのにしか使ってなかったとか・・・(バッテリーの残量問題も省電力モードを知らなかったのでしょうね)
> >さらに萌えたのはガンナー(ドルフ・ラングレン)のキャラクター。
> しかも機能が全く解っていなくて「天気予報」を観るのにしか使ってなかったとか・・・(バッテリーの残量問題も省電力モードを知らなかったのでしょうね)
いや〜そのことすっかり忘れていました。追記させてください。
ML(メンズラブ)という単語は初めてしりました(そりゃそうだ)。
あれは脱出しようと思っていたら将軍の肖像でこれまでの怨みつらみを思い出して、「そうだそうだ、あいつ殺さなきゃ」ってなったのだと思います。正直先頭車両で戦わなくても列車が突っ込んで死んでいたと思いますが。
ノリ玉だけだったら、それなりの旨さもあるのですが。