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「インターステラー」と同じような説明を「ドラえもん」がしていた件

インターステラー」は定番の設定を用いつつ、新しい表現で魅せてくれるすばらしいSF作品でした。
SFファンであればあるほど、「2001年宇宙の旅」をはじめ、「コンタクト」や「ライトスタッフ」や「イベント・ホライゾン」や「サンシャイン2057」など宇宙を舞台とした作品へのデジャヴを感じる人はきっと多いことでしょう。

自分も「あれ、これはどこかで見たような……」と思っても、どうしても思いだせないシーンがありました。
そのデジャヴの正体に、ブログの読者の方に指摘されてやっと気づくことができました。
それは「ドラえもん のび太の宇宙開拓史」の1シーンでした

藤子・F・不二雄
421円
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↓以下は「インターステラー」の中盤の展開が少しネタバレなのでご注意を。「インターステラー」と設定が似ている藤子・F・不二雄先生の作品も紹介しています。核心部分のネタバレはないので、未見でもたぶん問題はないと思います。





「インターステラー」では、ワームホールについて、紙に点をふたつ書いて、その紙の点と点をくっつけるのがワームホールで近道をしているいうことだ、と説明をするシーンがあります。
これと同じように、「宇宙開拓史」のゲストキャラクターである“ロップルくん”が、のび太にもわかりやすいように“ワープ航法”について説明をしてくれていたのです。

ドラえもん 宇宙開拓史 ワープ航法
※出典「大長編ドラえもん のび太の宇宙開拓史」より(c)藤子プロ・小学館

これはのび太がワープについてさっぱり理解できなくて、ドラえもんが「のび太にものを教えるのは大変なんだから」とあきれた後のシーンです。
「インターステラー」には「SFの設定を理解していないと楽しみにくい」という批判もあるのですが、じつは“のび太にもわかる程度”のわかりやすい教えかたをしていたのですね。
このシーンはアニメ映画版では観ることができないので、ぜひマンガで読み返してみてほしいです(この前後ののび太のトンチンカンなセリフが笑えるので)。

ちなみに、「インターステラー」で紙を使ったのは、ワープについての理屈を示したのではなく、「ワームホールが(空間にぽっかり空いた穴ではなく)球体である理由」の証明のためです。

2次元の紙では穴は“円”だろ?→3次元になると円はどうなる?そう、“球”になるんだ

これもまた、すごく納得できるものでした
このシーンで潜在的に“懐かしい”と感じるだけでなく、どこか新しい感動があったのは、子どものころに「ドラえもん」で得ていた知識にプラスアルファがあったからなのかもしれません。

また、藤子・F・不二雄先生の短編集にある、「旅人還る」と「一千年後の再会」は「インターステラー」の設定を彷彿とさせるエピソードとなっています。

藤子 不二雄
1300円
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「インターステラー」で描かれる、リアルなSF(サイエンスフィクション)に少しファンタジーがプラスされたようなおもしろさは、藤子先生のSF(すこし・ふしぎ)に通ずるところがあります。子どもにもわかるように、SFのおもしろさを伝えた藤子先生は偉大です。

ついでに言えば、「インターステラー」と「ドラえもん」はロボットがすごくかわいいことも共通しているよね!
インターステラーの何がすごいって、無機質なはずの長方形ロボットに萌えれること。「ロボットの奴隷になった気分はどうだ?」などの冗談を言ったり、女性をがんばって運んだりする様にハァハァしました。ドラえもんと同じくらい“TARS”がほしいです。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

2014-11-26 : いろいろコラム : コメント : 6 : トラックバック : 0
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非公開コメント

懐かしい!!
あの「紙に書いた二点を最短距離で結ぶのは紙を折ること」という説明はいろんなSF作品や書物で見る例ですが、一番最初に見たのはドラえもんでした…既視感を感じてたのは自分だけではなかったのですね(笑)
劇中の「円を三次元にしたらどうなる?→球になる」という説明もぐうの音も出ないほどに分かりやすくてとても納得しました。ワームホール=その名の通り穴だと思っていただけにあの説明の分かりやすさは脱帽です……!

>TARS
施設に侵入したクーパーを尋問するときも強い口調にもかかわらずただ少し前に傾いてるだけの姿に萌えました。ただの長方形の箱でもあんなに可愛く見えるんですね…(笑)
エンデュランスで起動した同型機とも「やぁ」みたいな気さくな挨拶をする姿もなんだが可愛らしかったです。
置き時計みたいなもので商品化してくれないでしょうか……!
2014-11-26 09:05 : ライダー URL : 編集
No title
>「インターステラー」には「SFの設定を理解していないと楽しみにくい」という批判もあるのですが、
>じつは“のび太にもわかる程度”のわかりやすい教えかたをしていたのですね。

逆に言えば、この概念の説明のところが分からない人は
のび太以下の頭だという事に(ry・・・ゲフンゲフン

ヒナタカさんのお勧めもあって
以前から個人的にも注目していたインターステラーを観てきましたが
非常に感動的なストーリーで
久しぶりに映画で泣いてしまう程に心に響く作品でした。

映画評論家の町山さんが、この映画はハードSFのようで
父が娘を含めた人類を救うという寓話なんだと紹介していましたが
終盤のブラックボール突入→4次元空間での奮闘というトンデモ宇宙理論の展開からしても
確かにハードSFというには無理があるような大味な部分も感じられました。
ですが、今作の根底には
『現代の人類はインターネットやスマホなど内側ばかりに視点がいく便利な技術に目を奪われ
内側の狭いコミュニティしか見なくなりつつある事に対し憤りを感じていた。
外側(他人や世界、ひいては宇宙)との関わりを持とうと努力しようよ。そうしないと人類そのものは進化できないよ』(原文ママ)
http://www.youtube.com/watch?v=Ug3LBoirqjo
というメッセージが込められているらしく
それを聞いて私も非常に納得すると同時に共感しました。

【余談】
こちらの記事でも基本的な専門用語について
解説していてとても良かったですよ
http://matome.naver.jp/odai/2141680847858219901?&page=3
インターステラーの作品批評の参考文献として追記しておいてもよろしいかと
2014-11-26 13:01 : KumaGuy URL : 編集
No title
> 紙を使った説明

誰が最初に行った説明なのかはともかく、藤子F不二雄がもともとSF漫画家であることを窺わせる場面ではありますね。

ついでに『のび太の宇宙開拓史』と言えば、のび太の部屋とロップルの船の重力方向が(相対的感覚で)90度異なりますが、これは『インターステラー』のコロニーとして建造されているNASA基地の設計にも通ずると感じました。
(コロニーは回転人工重力を想定している為、建物としての基地として見たとき設計が90度傾いており、クーパーが首を横にしてそれに言及するシーンがあった)

> TARSが欲しいのでクーパー記念公園のアレを早く修理して売って欲しい(言ってない

TARSはCASEとセットで欲しい。CASEが言う通り、TARSは2人分喋るからCASEがいないと釣り合わない。
(シオンの正直レベルは90%に設定)
2014-11-26 15:31 : シオンソルト URL : 編集
No title
こんばんは、24歳の映画ファンです。

私のコメントがこのような形で取り上げられるとは思いもしませんでした。ありがとうございます。

『宇宙開拓史』ではワームホールの説明ではなく、ワープの説明で紙を用いていたんですね。ちょっと記憶違いしていました。でも、空間を曲げる点では一緒ですね。
ちなみに『ドラえもん』でワームホールといえば、イモムシ型ロボットの「スペースイーター」が真っ先に思い浮かびます。あちらも2点の空間をくっつけて移動を可能にします。

今回の『インターステラー』を通して、改めて藤子・F・不二雄先生が我々に残してくれた物の偉大さを知ることができました。そういった点においても『インターステラー』は本当に素晴らしい映画です。ありがとう、クリストファー・ノーラン監督!ありがとう、藤子・F・不二雄先生!
2014-11-26 18:49 : ロロ・トマシ URL : 編集
Re: No title
> http://matome.naver.jp/odai/2141680847858219901?&page=3
> インターステラーの作品批評の参考文献として追記しておいてもよろしいかと

ありがとうございます。追記します。
この説明はドラえもん以外でもいろいろあるみたいですね。
2014-11-27 00:06 : ヒナタカ URL : 編集
No title
「紙を折り曲げて超光速航法の原理を説明する」ってネタ、僕が一番最初に知ったのは初代の宇宙戦艦ヤマトでした。
あまりにも古典的なネタなんでいささかうんざり気味でしたが、『インターステラー』の上手い点はそこから3次元のワームホールへと話を繋げてスムーズな理解を導いたところですね。
球体の形をしたワームホールのビジュアルは、さすがに21世紀のSFらしく斬新でした。
2014-12-01 23:44 : のの人 URL : 編集
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