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「インターステラー」と「ウィザードリィ」が似ている件

※コメントで超おもしろい意見をいただいたので丸まま追記しています(12/4)。ぜひお読みください。

インタステラー」はさまざまな人の見かた、解釈がおもしろい作品です。
あの映画に似ている、この作品のオマージュだとさまざまな意見が出るなかで、ひと際興味深いコメントをいただきました。

それは本作が、コンピュターゲーム「ウィザードリィ」に似ているということです。

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ウィザードリィを知らない方に簡単に説明すると、「ドラゴンクエスト」や「ファンナルファンタジー」と同じく、レベルをあげてモンスターと戦うロールプレイングゲーム(以下、RPG)であり、3Dで表現されたダンジョンを探索するという内容です。

こんなダンジョンこんな感じのダンジョンを進みます。

激ムズでストイックなゲーム性が熱狂的なファンを呼び、1985年に第1作品(パソコン版)がこの世に誕生してから、いくつものシリーズ、外伝作品が生まれています。

このあたりも参照↓
ゲームカタログ - Wizardry
ウィザードリィとは (ウィザードリィとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

そのような根強い人気を誇るゲームが、2014年にオリジナル作品として生まれた「インターステラー」と類似点がいくつもあるのだからおもしろいものです。以下にリストアップしてみましょう。

↓以下は「インターステラー」の核心部分が思い切りネタバレ。未見の方は読まないでください。










(1)死んだかもしれないパーティを見つけにいくところが似ている

ウィザードリィではふつうのRPGと同じく“死”の概念が存在します。
ドラゴンクエストでは全滅したら教会に戻されて「しんでしまうとはなさけない!」という聖職者にあるまじきことをほざかれて所持金が半分になるくらいですみますが(それでも酷いな)、ウィザードリィではもっとペナルティがきついです。
なにせ、全滅したパーティはダンジョン内に置き去りにされるのですから。

その死体をどうするかと言うと、別のパーティを組んでダンジョン内に潜って回収しなければならないのです。
しかも<一度に持っていける死体の数=6(パーティを組める上限)ーパーティの数>であり、道中に襲いかかってくる敵の強さを考慮すれば3〜5人のパーティで回収に向かわねばならず、一度に連れて行けるのはせいぜい1人〜3人です。
丹誠込めて育てたキャラを生き返らせるためには、そこまでの労力が必要なのです(しかも100%生き返れるとは限らず、完全にキャラが消滅してしまうこともある)。

インターステラーでは、主人公のクーパーを含むたった4人のクルーが“救出隊”を組んで、死んでいるか生きているかどうかもわからない先駆者の惑星のところに宇宙船で旅立ちます。
別のパーティの救出のためにほかのパーティが助けに向かうこと、その旅路がいつ全滅してもおかしくないほどの危険があることが似ているのです。


(2)善と悪が相成れないところが似ている

ウィザードリィでは、キャラの性格に“善”、“中立”、“悪”があり、それぞれで就ける職業が変わったりします。
しかも、善と悪は仲が悪いために、いっしょにパーティを組むことができません

インターステラーでは、クーパーたち(善)は、極寒の惑星ですっかり絶望してしまったDr.マン(悪)と仲違いをしてしまい、パーティを組むことができませんでした。
まあ、ウィザードリィではダンジョン内限定で善と悪のパーティを作れるので、これはあんまり似ていないかもしれませんが。

※以下の意見もいただきました。
Dr.マンは(ほかのプレイヤー=パーティを攻撃するという意味で)プレイヤーキラーのようでした。



(3)ワープで壁の中に移動してしまうことも似ている

ウィザードリィで有名なネタに「いしのなかにいる」にいるというのがあります。

いしのなかにいるみんなのトラウマ

これはゲーム内で運悪く“道”以外のところにワープ(テレポート)をしてしまい、パーティが全滅してしまうというものです。
こうなったキャラは最悪の結果“消滅”してしまうので、多くのプレイヤーに恐怖を与えました。ドラゴンクエストで言うところの「ぼうけんのしょはきえてしまいました」のようなものだと思ってください。

インターステラーでは、5次元世界に旅立ったクーパーが、娘のマーフィの部屋の壁の中にいるため、まさに「いしのなかにいる」状態になっています。でも死ななくてよかったね。


(4)マーフィの幽霊が登場する

インターステラーでは、娘・マーフィーが“幽霊”からのメッセージを受け取ったことから物語が動きはじめました。

ウィザードリィでは、なんとマーフィーズゴースト(マーフィの幽霊)というそのまんまの名前の敵キャラが登場します

マーフィーの幽霊<呼んだ?

マーフィーズゴーストはやたら弱い&無限に出てくるくせに、倒したら経験値がガッポリ手に入る“おいしい”敵として有名です。ドラゴンクエストで言うところのメタルスライムをめっちゃ弱くしてしかも逃げない感じだと思ってください。

インターステラーのマーフィは、このマーフィーズゴースト(幽霊)と出会うおかげで経験値を得て(科学者としての道を歩んで)、目的を達成する(父親=幽霊と出会う)ことができたんですね。
コツコツレベル上げすることは、ゲームでなくとも大切です。

※以下の意見もいただきました。
マーフィーズゴーストを延々とノックする(重力を与える)ことによって、経験値(ブラックホールの知見)が得られるということを暗示していると思いました。


ちなみに、インターステラーで“本棚のある部屋でポルターガイスト現象が起きる”という出来事はユングとフロイトが神秘主義について話し合ったエピソードが元ネタです(たぶん)。
映画「危険なメソッド」ではこのエピソードを観ることができるようです


※以下はコメントでいただいた意見です!

他にもいくつか思いついた点があるので挙げさせていただきます。

(5)主人公たちは世界を滅亡から救うために旅立つ
  
 1作目は異なりますが、後に作られた続編の中には、世界を滅亡から救う方法を求めてダンジョンへと旅立つシナリオがあります。(もっとも、大抵のRPGの最終目的はコレですが)


(6)宝箱に爆弾の罠が仕掛けられていることがある

 このゲームでは敵を倒しただけではアイテムは手に入らず、必ず宝箱の罠を解除する必要があります。(ほぼそのためだけに盗賊という職業が存在する。)その罠のなかに爆弾も含まれています。映画の中にも、罠と気付かず爆弾を作動させて・・・。そんなシーンがありましたよね。


(7)キャラクターのステータスに年齢が存在する

 このゲームの特徴の一つにキャラクターを転職させたり、長期間宿屋に宿泊させると加齢していき、高齢になると能力値が低下、さらに歳をとると老衰で死亡する(!)というものがあります。映画でも、ある惑星の調査に手間取っている間に、母船で待機していたメンバーが一人だけ数十年分年をとってしまった、という描写がありました。

我ながら強引だと思いつつも、探せばまだありそうですね。たまにはこうして全く予想もしなかった観点から映画を観てみるのも面白いものですね。


以上にあげたことは単なるこじつけだとは思うし、クリストファー・ノーラン監督がコンピュターゲーム好きかどうかという証拠もありません。
しかし、「インセプション」の雪山のバトルはファーストパーソン・シューティング(FPS)ゲームっぽいですし、作品のどこかしらに影響を受けているとは思います。


ここまでくると、インターステラーでもキャラメイクとか職業の違いとかあったらおもしろかったのに……と思いましたが、まあそこまで求めるのはムチャですよね(“TARS”はノンプレイヤーキャラクター(NPC)っぽいけど)。

インターステラーはSFというジャンルの定石を守りつつも新しいことに挑戦している作品であり、ウィザードリィもRPGというジャンルに新風を巻き起こしていました。ぜんぜんジャンルが違う娯楽媒体で、似た設定を見つけることができたのはちょっと得した気分になれます。
ちなみに、インターステラーはスマートフォン向けのゲームにもなっているそうですよ(宣伝)。

テーマ : 映画感想
ジャンル : 映画

2014-11-30 : いろいろコラム : コメント : 4 : トラックバック : 1
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死体に似ている
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2014-12-06 22:11 : 哲学はなぜ間違うのか
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No title
まぁ実際、単なる偶然なのかもしれませんが、それにしても「マーフィーの幽霊」は出来過ぎているよなぁ…。

TARS:
「じつは私にゲームがインストールされていまして。
 三目並べから全面核戦争ゲームまで何でも」
クーパー:
「流石にノーラン監督も
 『ウォー・ゲーム』は参考にしていないと思うぞ」

2014-11-30 13:30 : シオンソルト URL : 編集
No title
私もこの映画は視聴済み&数十年来の「ウィザードリィ」ファンですが、さすがにこの類似点には気付きませんでした。
が、そう言われてみると他にもいくつか思いついた点があるので挙げさせていただきます。
①主人公たちは世界を滅亡から救うために旅立つ
  
 1作目は異なりますが、後に作られた続編の中には、世界を滅亡から救う方法を求めてダンジョンへと旅立つシナリオがあります。(もっとも、大抵のRPGの最終目的はコレですが)

②宝箱に爆弾の罠が仕掛けられていることがある

 このゲームでは敵を倒しただけではアイテムは手に入らず、必ず宝箱の罠を解除する必要があります。(ほぼそのためだけに盗賊という職業が存在する。)その罠のなかに爆弾も含まれています。映画の中にも、罠と気付かず爆弾を作動させて・・・。そんなシーンがありましたよね。

③キャラクターのステータスに年齢が存在する

 このゲームの特徴の一つにキャラクターを転職させたり、長期間宿屋に宿泊させると加齢していき、高齢になると能力値が低下、さらに歳をとると老衰で死亡する(!)というものがあります。映画でも、ある惑星の調査に手間取っている間に、母船で待機していたメンバーが一人だけ数十年分年をとってしまった、という描写がありました。

我ながら強引だと思いつつも、探せばまだありそうですね。たまにはこうして全く予想もしなかった観点から映画を観てみるのも面白いものですね。
2014-12-03 01:12 : おっさん URL : 編集
No title
>③キャラクターのステータスに年齢が存在する
このゲームの特徴の一つにキャラクターを転職させたり、長期間宿屋に宿泊させると加齢していき、高齢になる
と能力値が低下、さらに歳をとると老衰で死亡する(!)

まさしく。ウィーザドリーの世界では
ウラシマ効果が存在するんです。
回復系ばかりが加齢するという・・・。
2014-12-03 08:08 : ぐるくん URL : 編集
Re: No title
>おっさんさん

超絶おもしろい意見ありがとうございます!もう丸ママブログに追記させてください。

確かにあのゲームウラシマ効果あった!いや〜やり込んでいたのにそこに気づかないなんて!感謝です。
2014-12-04 01:18 : ヒナタカ URL : 編集
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