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ウソから出た誠 映画『エイプリルフールズ』ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はエイプリルフールズです。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:テレビ的演出がなければよかったのに・・・


あらすじ


清掃員のあゆみ(戸田恵梨香)は、外科医の亘(松坂桃李)に対して、「あなたの子どもを妊娠しています」と打ち明ける。
しかし、亘はエイプリルフールだからとあゆみの言葉に耳を貸さなかった。
あゆみは、亘がいるイタリアンレストランに向かい、どこから手に入れたのかもわからない本物の銃をつきつけるのだった。




※映画の疑問点について素晴らしいコメントをいただいたので、追記しています(4/7)

映画『キサラギ』、ドラマ『リーガル・ハイ』の古沢良太が脚本を手掛けた作品です。

香川照之
3294円
powered by yasuikamo

『キサラギ』は脚本が優れた作品として映画ファンからも多大な注目を集めていました。
本作『エイプリルフーズ』においても、パズルピースがつぎつぎにハマっていくような快感を期待する人はきっと多いと思います。

しかも本作は総勢27人の豪華キャストが織りなす群像劇でもあります。
映画『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』の痛快さや、ゲーム『街 ~運命の交差点~』の人間関係のおもしろさを期待する人も多いことでしょう。

個人的には、『キサラギ』のような伏線の巧みさ、群像劇ならではのおもしろさを期待しても、裏切られることはまったくありませんでした。
登場人物が何気なく発したことばのほぼすべては伏線として回収しているのですから、映画の伏線が三度の飯より好きだという方にとっては満足できるのではないでしょうか。


本作の問題は別のところにあります。それは、あまりに「テレビらしい」演出が多すぎることです。
具体的な以下のようなものです。

(1)盛り上がるシーンで泣かせようとする音楽がかかり、そのせいでテンポが悪くなる
(2)役者がみんなオーバーアクト
(3)登場人物が自分の想いをベラベラしゃべる

(1)は本当に致命的で、クライマックスに向かうにつれてとにかく泣かせようとするわざとらしい演出とピアノの音楽が多くなり、作品の勢いを殺してしまっています。
そもそも、本作の話は「登場人物がウソをつきまくる」というものなので、登場人物が感動的なことを言ったところで「それもウソなんでしょ?」という疑心暗鬼な気持ちになってしまいます。
物語の趣旨と、この「泣かせようとする」演出は食い合わせがあまりにも悪いのではないでしょうか。

(2)は確実に多くの人が拒否反応を覚えることです。
とくに滝藤賢一演じるタクシー運転手の大げさな演技は、その慇懃無礼なキャラと相まってかなり不愉快に感じてしまいました。
これはテレビ的と言うよりも演劇っぽいものと言えるかも……古沢さん脚本の『キサラギ』は実際に舞台化もしましたし、もともと映画ではなく舞台向きと言える演出だったのかもしれません。

(3)自分はあまり語らずに映像や役者の演技で語るタイプの作品のほうが好きです。
本作で「ベラベラ自分の想いをしゃべる」というのは、登場人物がほかのキャラクターに伝えたいことそのものなので、あまり展開上は違和感がないのですけどね。

あとは……個人的な好き嫌いの話になり恐縮なのですが、石川淳一監督によるギャグが好きになれません。
たとえばりりィ演じる占い師が手に眼を描いていたり(『パンズラビリンス』のペイルマン?)菜々緒が「うっそぴょーん」とポーズを決めながらほざくのは監督のアイデア。こういうのをスクリーンで観るのが単純にキツい……

うっそぴょーん<正直キツイ

この印象は何かに似ているなあ……と思っていたら、昨年のふざけたギャグがてんこ盛りで映画ファンから嫌われ気味だった『ジャッジ!』とそっくりでした。
伏線の張り巡らされかた、そのバカバカしさ具合は『謝罪の王様』にも似ているかも。
このふたつの作品が苦手なのであれば、本作は素直に回れ右をしたほうがいいのかもしれません。

「たら、れば」は禁句なのはわかっていますが、これがフジテレビ制作でなく、映画に精通している監督が撮ったら大傑作になっていたのかもなあ……と思ってしまいました。
この映画のおもしろさは、脚本の力がその多くを占めています。
演出が映画向けに洗練されていたら、もっと痛快な作品に仕上がったのではないでしょうか。


よいとも悪いとも言えないのが、いもけんぴが重要なアイテムとして登場することですね。

<おいしいよね。

まあこれはマクガフィンであり、取るに足らないものなので別にいいんですけどね。だけど観終わったあとは無性にいもけんぴが食べたくなることは間違いないです。
そういえば、イケメンが「いもけんぴ、髪についてたよ」という迷言を吐く少女漫画や、バナナが重要なアイテムとして登場するくだらねえ映画もありましたね。


また、本作にはヤクザが女子小学生にソープランドを紹介するというアグネス・チャンと田嶋陽子に8回くらいぶっ殺されそうなシーンがあるのですが、これがじつは「教育的」なシーンに思えるのが興味深いです。
ヤクザは小学生にソープランドの現場を見せることを通じて「お前はこんなところに来るな」って言っているように思えるんです。
嫌悪感を覚える人がいるのも致し方ないですが、その嫌悪感こそが重要なシーンだったと思うので、そこをむやみに貶めなくてもいいと思います。

まあ子どもも観そうなテレビ屋映画で、しかもG(全年齢)指定でこれをやったことにはかなり驚きましたが……
そのほかにも性的な話題、暴力的なシーンが少なからずやありますので、お子さんの鑑賞には気を付けたほうがいいでしょう。


そんなわけで本作の評価は賛否両論甚だしいのですが、個人的には擁護したい作品です。

その理由のひとつが、豪華キャストが普段のイメージとは違うキャラクターを好演していること(前述の通りオーバーアクトではあるのですが)
たとえば、戸田恵梨香コミュニケーション障害の特徴を捉えた演技をしています(専門家の監修つき)(いくらなんでも美人すぎるというツッコミは置いといて)。

そして誰もが驚くのは、松坂桃李がクズ男を熱演していること。

<イケメン   クズ男<クズ

そのクズっぷりたるや、藤原竜也の数々のクズ役と渡り合える、いやそれ以上のレベルでした。
イケメンが普段の自分を捨てて演技しているのを観ると、一気にその俳優が好きになりますね。
女性ファンは減るかもしれないけど、たぶん男性ファンは増えます。

そして、「ウソをつきまくる」という一歩間違えば悪意に満ちた物語になってしまいそうなところに、古沢さんならではのやさしいメッセージが込められていることが大好きでした。
ウソというのはふつうであれば非難されるようなことだけど、誰かのためについたウソが回りに回って人を幸せにすることもあるかもしれない……
作品が訴えていることは『ビッグ・フィッシュ』にも似ています。
エイプリルフールにかこつけて、レモンジーナが2日で年間目標本数に達したから販売中止したとかほざくサントリーとはまったく違うのです。

あえてベラベラと説明しないところに、いろいろな「含み」が隠されているように思えることも大好きでした。
それを象徴するのは大学生ふたりのエピソード。これに必然性がないと思った人も、彼らが「つまはじきにされていた」ことを考えれば、その裏の意味に気づけるのかもしれません。


役者のファンの方、『キサラギ』が好きだった方には存分におすすめします。
ただ岡田将生の出番はかなり少ないので、彼のファンは要注意。千葉真一の出演時間も1分程度でした。
『キサラギ』に比べれば登場人物が多いこともあり、散漫な印象は否めないのでイマイチに感じる人も多いかもしれませんね。
テレビ的な演出が嫌いでなければ、ぜひ劇場へ。

↓以下、結末も含めてネタバレです。観賞後にご覧ください。










※わかりやすさを優先して、役名ではなく役者の名前で書きます。

~野暮な不満点~

・戸田恵梨香はなぜあんなに広い部屋に住んでいるのか。
彼女がだだっぴろい部屋にぽつんと置かれているベッドの上で目を覚ますのはかなり違和感を覚えました。どういう部屋なの?とても清掃員とは思えないのだけど。
じつは彼女は大金持ちというオチなのかと疑ってしまいました。
※以下の意見をいただきました。
広いこともそうですが。何であんなに生活感がないのかが気になりました(箪笥もキッチンも映ってないだけ?)
伏線かな?とも思ったのですが 回収されず……生活感がないのとコミュ障はまた違うような……

※もうひとつの意見もどうぞ
私は戸田恵梨香は嘘を付いていないのでは?と割と序盤で思ったんですけど、
そうなると冒頭の「うつ伏せでテレビを見ながら芋けんぴを食べる」シーンがおかしいよなと思い直して観てました。
結局妊娠は本当だったので、そういう細かいところまで気を遣って欲しかったかなーとは思いました。


・なんでロイヤル夫婦をみんなあんなに崇めるの?
みんながロイヤル夫婦に対して過剰に敬うのは「そういうギャグ」として理解はできるのですが……
広く顔を知られている有名人に扮しているわけでもないので、「それはないだろう」と思ってしまいます。
※以下の意見をいただきました。
これに関しては、高級ブティックで札束をポンと手渡したことから、恐らくタクシー運転手も同様に貸切で雇われ、心の底から信じたということなのだと理解しています。 まぁ、マンガ的な描き方ではありますけれどもね。


・刑事(高嶋政伸)のしゃっくりはなんだったのか。
確か「しゃっくりが多い」というのが、中学生が宇宙人だと信じる項目にあったのですが(違ったらごめんなさい)、高嶋政伸がしゃっくりを思わせぶりに出しただけに終わってしまっています。
これは高嶋政伸が宇宙人と思わせるミスリーディングなのか……いずれにせよ、不可解でした。
※以下の意見をいただきました。
刑事(高嶋政伸)のしゃっくりは、水と偽って実は酒を飲んでいたからだと思います。彼も嘘つきなのでしょう。 で、観客をミスリードするために宇宙人だと信じる項目にあったのではないかと。
(そういえば高嶋政伸はスキットルで何か(たぶん酒)を飲んで「水だよ!」と言っていましたね)


※以下の意見もいただきました。
結論から言うと、高嶋さんは宇宙人で、何年も追っていた犯人をようやく捕まえることが出来た(なすべきことをなせた)ので、宇宙船が迎えにきたのではないでしょうか??
冒頭で少年が宇宙人の特徴として、デベソである、足の中指が長い、しゃっくりが多い・・と、うろ覚えですが言っていたと思います。 その時に、地球でやり残したことを全てやったら宇宙に帰れる、みたいなことも言っていたような気がするんですよね。
なので少年は、やり残したこととして、いじめっこの退治と好きな子への告白などを行っていたと思うので。高嶋さんは単に酔っぱらっていたのではなく、そういう伏線だったのかな?と思いました。(単にそっちのほうがしっくりくるのでそう解釈したいだけというのもありますが^^;)
りりぃさん扮する占い師は本当の力を少なからず持っていると解釈しているので、となると少年にネットで伝えたことも本当である(嘘ではない)と思っても良いのかな?と思っています。


・なんで占いばあさん(リリ)ィは高嶋政伸の過去を知っているの?
ばあさんは高嶋政伸に向かって「殺人犯に逃げられたことを悔やんでいるのはわかるけど……」と言うのだけど、なんで知っているんだよ。
まあ取り調べのときに話したのでしょうけど、ここでわざとらしく言うのはかなり違和感がありました。
※占い師は本当に占いの力を持っていたのでは?という意見をいただきました。

・松坂桃李がポスターを破くシーンがちょっと直接的すぎ
松坂桃李は「コミュニケーション障害は病気です」と書かれたポスターをやぶり、戸田恵梨香に「個性なんだから気にすることはない」と言っていました。
これは彼の「本音」を示すシーンとしてはいいのですが、直接的すぎて障害の描きかたとしてはあまり歓迎できません。
ファレリー兄弟の作品を見習ってほしいです。
※以下の意見をいただきました。
「松坂桃李がポスターを破くシーンがちょっと直接的すぎ」についてですが、私はあそこはとても良いシーンだと思いました。松坂桃李も戸田恵梨香同様心に障害を持った人物として描かれていて(ただの嘘つきではなく、嘘をつき続けて何が本当か自分でも分からなくなりアイデンティティを喪失しかけている)、そんな彼の自覚と自己嫌悪が現れたシーンであり、ポスターを破いて「個性だから」と言ったのも、自分自身に対する言い訳だったのかな、と感じました。
本当に個性で済ませるのか障害なのか、という点ではなく、世間的には障害と言われてしまうかもしれない心の問題に対して、強がってしまった、というか。だからこそ彼は戸田恵梨香に同族のような何かを感じて惹かれたのでしょうし、それこそ「(7)ある大学生の行方」と同じでマイナリティ同士が繋がるという構図だったのかな、と。
あのシーンは障害を描いていたというより、世間的にマイノリティの烙印を押されがちな主役2人の境遇描写と、嘘をつき続けている松坂桃李の本心が垣間見えるシーンだったのではないでしょうか。一度立ち去ってからツカツカと戻ってきて怒りのままにポスターを破くあたり、彼の「素」が見えた数少ないシーンだったかと。



~(1)レストランでの大惨事~

このエピソードでついたウソは
(1)松坂桃李は医者ではなく、女性をだましてセックスしまくるクズ男だった
(2)奈菜緒はキャビンアデントではなくキャバクラ譲だった奈菜緒の見た目でもそれはわかるよね
(3)小澤征悦はドラマのリボルバーの弾数が6発だと言ったけど、実際は8発だった(これは勘違いだけど)
というもの。

このエピソードで好きだったのは、戸田恵梨香がいっさいウソを言っていなかったこと。
いもけんぴを食べ続けていたのは松坂桃李に勧められたことを素直に信じたためだし、テレビ番組の「信じ続ければ奇跡は起こる」ということを疑わなかったし、松坂桃李が好き(ニセ医者だと知っても)なことも本当、そして妊娠していたことも本当! 彼女はとことん純粋だったのですね。
タオルを詰めていたのはじつは胸で、それは松坂桃李が巨乳好きだったからというのは完全にだまされてしまいました(ちょっと無理くりな気もするけど)

クズ男の松坂桃李は、ウソをついているのか本当のことを言っているのかもわからなくなり、ついに自分が医者に挫折したという本音を告げます。
そして、松坂桃李はもちろん、居合わせた人たちも「私は助産師」「赤ん坊を取り上げた経験がある」などとウソをついて戸田恵梨香の子どもを取り出そうと奮闘するのです。
(松坂桃李がナンパのために医学者を読んでいた知識が役に立ったというのも好き)

いままで松坂桃李は彼女を傷つけるウソしかついていなかった。
しかしここでは、みんなが彼女と彼女の子どもを助けるために、精いっぱいのウソをつく……なんと感動的なのでしょうか。

ちなみに小池栄子が「車をパンクさせる女」役で出てきたのは、『リーガル・ハイ』のファンへのサービスですね。


~(2)ロイヤル夫婦の忠実~

里見浩太朗が妻の富司純子に隠していたのは、妻(自分ではないと思う)の余命が幾ばくもないということ、そして高貴な身分の夫婦を演じて、最高の1日を妻に提供することでした。

船上のカルテットのコンサートのメンバーが来れず((1)に巻き込まれていた)、彼女が持ち前の声で歌うことができるというのもよかった。
ちょっとした不幸があっても、幸せな瞬間へのきっかけになるのかもしれませんね。

妻の「ウソをついてくれてありがとう」という言葉は、これ以上なく「幸せになるためのウソがある」ということを教えてくれます。

また、夫婦が東京ジョイポリスmaimaiをプレイしているシーンも大好きです。
年配の方が若者の遊びをしているのって、何となく萌えます。

作中でも言われていましたが、ふたりの1日だけの冒険は(エピソードのタイトルも含めて)『ローマの休日』のパロディですね。


~(3)不器用な誘拐犯~

ヤクザ(寺島進)が女子小学生(浜辺美波)を連れまわしたのは、彼女が自分の実の娘だったため、自分がすぐに鉄砲玉にならないといけないためでした。

娘は「義務教育が終わったらひとりで生きていく、女だったら誰もできる仕事があるから」「いたずら目的だったらさっさとすませてよ」と、性に関していっさい躊躇がありませんでした。
だからでこそ、ヤクザは「実際の現場」を見せて、自分の娘がこういう世界に行かないようにと「教育」したのでしょうね。
ヤクザであればこういう業界ともつながりが強く、その世界のこともよく知っているでしょうから。

また、ヤクザが再婚した父親(タクシー運転手)に「ちゃんとしかって、抱きしめてやれ」と言ったのは、自分にはそうした怒りかたができないためでしょう。
ヤクザは舎弟(高橋努)を何度も殴っているのだけど、娘はぜんぜん殴れていないんですよね。
それは彼女が自分の娘であるから(あるいはバカで不器用だから)なのでしょう。

ヤクザは娘に命を救われます。銃がいもけんぴにすり替えられていたことによって!

いもけんぴ<かっこいい

娘が万引きの常習犯だった(戸田恵梨香のバッグと入れ替えていた)ことが、こんな形で役に立つとは……
彼女が中華料理屋の時点でバッグを入れ替えていたということは、うすうすヤクザが自分の父親だということに気づいていたのかもしれませんね。


~(4)占い婆の真実~

おばあさんはギャンブルにはまって妻と息子に逃げられた、自業自得とはいえ可哀想な女性なのだけど、それはわりとほったらかしで占い詐欺を続けていました(笑)。

高嶋政伸が追い求めていた殺人犯は、なんと(1)の大惨事から逃げ出してきた男(大和田伸也)でした。
犯人を見たとき「正当防衛だなあ~」と言った彼の顔はものすごく悪そうでした。
彼はおばあさんに「今回は厳重注意にしておいてやる」と言っていましたし、なんだかんだで戸田恵梨香の罪も軽くしてくれるんでしょうね。

この物語でいちばんかわいそうなのは、救急隊員の男性(岡田将生)だよなあ……普段からついていないことばかりが起きて、占いを信じなかったばかりに(詐欺だけど)殺人犯が乗った車と救急車を衝突させてしまい、さらにけっきょく10万円をぶんどられる(しかも買ったのはただのいもけんぴ)。
……彼を幸せにしてやってください。


~(5)42年ぶりの再会~

テレビ番組で行方不明だった男の子に42年ぶりに再会したというのは、エイプリルフールのウソでした。

……実際にウソをつきまくっているフジテレビの映画でこれをやるというのは何かの自虐ギャグなんですかね。
男(生瀬勝久)が懲りずに劇団の宣伝をしているシーンは大好き。本人も言っていましたが、なんだかんだでいい宣伝になるんでしょうね。


~(6)僕は宇宙人~

映画のラストシーンを飾ったエピソード。
マジで宇宙船がやってくる!というオチになんだそりゃとがっかりしてしまった人もいるでしょうが、自分は大好きでした。

映画のファーストシーンである『スターウォーズ』をパロッたようなテロップで語られる「スペースノイドが地球にはたくさんいて~」というのは、4月1日に日付が変わる前(3月31日)のことです。
さらにこの宇宙人が攻めてきたのは、戸田恵梨香と松坂桃李が「ウソは無効」のキスをした後の4月2日の出来事です。この宇宙船が現れたのはマジの出来事なのです。

でも、中学生(浦上晟周)はいじめっ子を倒して、なんだかんだでキスをした女の子と付き合うこともできるんでしょうね。
占いばあさんの「その気になれば現実は変えられる」という教訓を教えてもらいましたし、実際に団地には彼のことを想う先生や好きな女の子が、深夜を回ってもその場所にいてくれたのですから。
まあその希望に満ちた現実の前に、目の前の現実(宇宙人)をどうにかしないといけないのですが(笑)。


~(7)ある大学生の行方~

このふたり(窪田正孝と矢野聖人)の顛末は、唯一ほかのエピソードに影響を与えていません。
このふたりがいなくても、この映画は成立してしまっています。

でも、このことは自分には意味があったと思います。
彼らはハンバーガー店でも中華料理屋でも、他人に「つまはじき」にされていました。これは彼らがゲイであったこと=マイノリティでありほかの人とうまく交われないことを象徴していたように思えるのです。

そして彼らはベッドインして、「自分たちだけの世界」で幸せになっているのです。それでいいのでしょうね。

ていうか、あの反応を観る限り、大学生の片方はノンケ(その気がない)でしたよね。
まあベッドインしたらその気になってしまったようですし、彼らが幸せならそれでいいか(笑)。


~ウソから出た誠~

一連の物語で自分が好きだったのは、誰かの行動が、必ずといってどこか影響を及ぼしていること

・おばあさんが松坂桃李にいもけんぴをプレゼントした→戸田恵梨香が松坂桃李を好きになるきっかけ
・ロイヤル夫婦の妻が戸田恵梨香に「好きなんでしょ」とアドバイス→これも自分の気持ちを信じるきっかけ
・テレビのうそ→戸田恵梨香が松坂桃李のところに直接赴くきっかけ
・戸田恵梨香が大惨事を起こしたこと→ロイヤル妻が趣味で続けてきた歌を船の中で歌うことができた。
・救急隊員が起こした事故→刑事は長年追い続けていた犯人を捕まえることできた。

……などなど、あげればキリがありません。

なんだかんだで、ウソも回りまわれば、どこかで誰かを幸せにしているのかもしれない。
それどころか、キャバクラ譲の奈菜緒が助産師を目指そうとしたり、松坂桃李が本当に戸田英里香が好きなことに気づいたりと、「ウソが誠になる」こともあるのでしょう。
そういうウソを、つきたいものです。

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テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2015-04-04 : 映画感想 : コメント : 15 : トラックバック : 1
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2015-04-09 11:13 : エンタメで行こう。
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非公開コメント

いつも映画を観る参考にさせていただいてます!

おばあさんが刑事の過去を知ってたのは本当に霊能力があったからだと思いましたよー。僕には全く不自然に思いませんでした。

更新、これからも楽しみにしてます。

2015-04-04 18:23 : 愛知太郎 URL : 編集
No title

> 『ジャッジ!』や『謝罪の王様』

『ジャッジ!』臭はしじゅうしていました。
『謝罪の王様』も相当に意識していると思われます。

その他にも、ヒナタカさんの仰る『スターウォーズ』に留まらず、ザッピング演出に『クラウド アトラス』を意識してそうな部分もありましたし、占い師に『パンズ・ラビリンス』を見出すこともできます。

ひょっとして『パンズ・ラビリンス』のペイルマンが「人を食う」のに対して、「人を食った」占い師という洒落なのだろうか…?


> なんでロイヤル夫婦をみんなあんなに崇めるの?

これに関しては、高級ブティックで札束をポンと手渡したことから、恐らくタクシー運転手も同様に貸切で雇われ、心の底から信じたということなのだと理解しています。
まぁ、マンガ的な描き方ではありますけれどもね。


> 刑事のしゃっくり

飽く迄も想像ですが、企画段階では
・窓から逃亡する殺人犯
・それを追う刑事
・窓から転落
・そこに突然UFOが現れて…
という展開があったのではと見ています。
UFOのオチを最後の最後で出すためにカットされたのでは…?


> 占い師は何故、高嶋政伸の過去を知っている?

これも恐らくは、占い師それ自体は本当に占い師なのだと解釈しています。
何故ならば、ヒナタカさんの仰る宇宙人中学生の伏線と同様、彼女は4月1日以外にも占いで生業を立てているのですから。


> 芋娘は一切嘘を言っていなかった

これは見事なミスリードでしたね。
メインストリームの中心にいる彼女が嘘つきではないなんて、誰も思わないでしょ…。


> ロイヤル夫婦の忠実

ハンバーガーショップで「皇族だと嘘をついている」ことを白状したとき、タクシー運転手だけは何かを感じ取ったような顔付きで、その後も「嘘ではない」と信じているようでした。
恐らく、タクシー運転手は、皇族云々ではなく、夫が妻に対して嘘をついていることに気付いたのだと思います。そして、ここで「皇族であることを嘘としてグレードを下げた旅を続けるよりも、今日はこの奥さんと、それを思う旦那の心遣いを尊重し、飽く迄も皇族として扱おう」と考えたのではないでしょうか。


> 不器用な誘拐犯

この誘拐犯の正体は、言動が余りにも不自然なことから、最初の時点で判りました。
ひょっとしたら、娘もその不自然さに気付いていたのかもしれません。


> レストラン事件から逃げた男の正体

これも、占い師が刑事を占った時点で読めました。
何故って、レストランにいた人物で、他と接点が無く浮いている、かつ拳銃に慣れているというのが“におった”からでした。


> 42年ぶりの再開

この映画の、最大の冗談がコレだと思っています。
何がって、こんなくだらないシーンにきっちりインドネシア語監修が付いていたこと!
エンドロールで思わず「あの言葉、ガチかよ!」と突っ込んでしまいましたよ。(これが無かったら不謹慎ネタだと感じたところ)


> 希望の前に、目の前の宇宙人をどうにかしないと

1980~1990年代の映画のニオイがするなぁ、このラスト。(笑
特にその頃の香港映画。大きな事件が解決したところで何かとんでもないハプニングが起きて主人公のアップで劇終って、よくあるパターンでした。


> ある大学生の行方

自分は「マイノリティの象徴」とは読めず、彼らが完全にメインストリームから離れたところにいることもあって、ゲイをネタとして扱っているように感じてしまい、後味が悪かったです。
同性に嘘で告白して云々、というのはBL作品やショタ作品に割とよくみられるプロットのひとつでもあるのですが、この映画にはギャグとして扱っているようにしか感じられない…。多分、キャストも監督も、ゲイやBLを理解していないからなんだろうなぁ…。

2015-04-04 20:11 : シオンソルト URL : 編集
Re: No title
愛知太郎さん、シオンソルトさん、ご指摘ありがとうございます。
占い師について追記しました。

>占い師に『パンズ・ラビリンス』を見出すこともできます。
ああ、あの手の目はそういうこと……

> > なんでロイヤル夫婦をみんなあんなに崇めるの?
> これに関しては、高級ブティックで札束をポンと手渡したことから、恐らくタクシー運転手も同様に貸切で雇われ、心の底から信じたということなのだと理解しています。
> まぁ、マンガ的な描き方ではありますけれどもね。

そこがキーポイントですね。これはそういう描きかたなんだと割り切らないとだめだよなあ……



> > 42年ぶりの再開
> この映画の、最大の冗談がコレだと思っています。
> 何がって、こんなくだらないシーンにきっちりインドネシア語監修が付いていたこと!
> エンドロールで思わず「あの言葉、ガチかよ!」と突っ込んでしまいましたよ。(これが無かったら不謹慎ネタだと感じたところ)

自分もエンドロールで驚きました。こんなシーンなのにちゃんとしているんだって(笑)。


> > ある大学生の行方
>
> 自分は「マイノリティの象徴」とは読めず、彼らが完全にメインストリームから離れたところにいることもあって、ゲイをネタとして扱っているように感じてしまい、後味が悪かったです。
> 同性に嘘で告白して云々、というのはBL作品やショタ作品に割とよくみられるプロットのひとつでもあるのですが、この映画にはギャグとして扱っているようにしか感じられない…。多分、キャストも監督も、ゲイやBLを理解していないからなんだろうなぁ…。

気兼ねなく笑えるネタ(嘲笑にあらず)なので、自分は大好きだったんですけどね。
2015-04-04 23:22 : ヒナタカ URL : 編集
宇宙人だとミスリードするためかと
こんにちは。
刑事(高嶋政伸)のしゃっくりは、水と偽って実は酒を飲んでいたからだと思います。彼も嘘つきなのでしょう。
で、観客をミスリードするために宇宙人だと信じる項目にあったのではないかと。
私も最初は引っかかって、「宇宙人でもないのに、なぜしゃっくり?」と思ってしまいました:)
2015-04-06 00:56 : ナドレック URL : 編集
Re: 宇宙人だとミスリードするためかと
> こんにちは。
> 刑事(高嶋政伸)のしゃっくりは、水と偽って実は酒を飲んでいたからだと思います。彼も嘘つきなのでしょう。
> で、観客をミスリードするために宇宙人だと信じる項目にあったのではないかと。
> 私も最初は引っかかって、「宇宙人でもないのに、なぜしゃっくり?」と思ってしまいました:)

なるほど!そういえばスキットルを飲んで「水だよ!」と言っていましたね。ありがとうございます。追記します。
2015-04-06 14:30 : ヒナタカ URL : 編集
高嶋さんと宇宙船の件
ブログ楽しく拝見させていただきました!

高嶋政伸さんと最後の宇宙船の件の私の解釈も聞いていただきたく初めてコメントさせていただきます。

結論から言うと、高嶋さんは宇宙人で、何年も追っていた犯人をようやく捕まえることが出来た(なすべきことをなせた)ので、宇宙船が迎えにきたのではないでしょうか??

冒頭で少年が宇宙人の特徴として、デベソである、足の中指が長い、しゃっくりが多い・・と、うろ覚えですが言っていたと思います。
その時に、地球でやり残したことを全てやったら宇宙に帰れる、みたいなことも言っていたような気がするんですよね。
なので少年は、やり残したこととして、いじめっこの退治と好きな子への告白などを行っていたと思うので。

高嶋さんは単に酔っぱらっていたのではなく、そういう伏線だったのかな?と思いました。(単にそっちのほうがしっくりくるのでそう解釈したいだけというのもありますが^^;)

冒頭の少年の話をもう一度観られればすっきりできるんですけどねぇ。
りりぃさん扮する占い師は本当の力を少なからず持っていると解釈しているので、となると少年にネットで伝えたことも本当である(嘘ではない)と思っても良いのかな?と思っています。

長々とすみません!
2015-04-06 16:12 : えりか URL : 編集
Re: 高嶋さんと宇宙船の件
返信遅れてごめんなさい。


> 高嶋政伸さんと最後の宇宙船の件の私の解釈も聞いていただきたく初めてコメントさせていただきます。
> 結論から言うと、高嶋さんは宇宙人で、何年も追っていた犯人をようやく捕まえることが出来た(なすべきことをなせた)ので、宇宙船が迎えにきたのではないでしょうか??
> 冒頭で少年が宇宙人の特徴として、デベソである、足の中指が長い、しゃっくりが多い・・と、うろ覚えですが言っていたと思います。
> その時に、地球でやり残したことを全てやったら宇宙に帰れる、みたいなことも言っていたような気がするんですよね。
> なので少年は、やり残したこととして、いじめっこの退治と好きな子への告白などを行っていたと思うので。
> 高嶋さんは単に酔っぱらっていたのではなく、そういう伏線だったのかな?と思いました。(単にそっちのほうがしっくりくるのでそう解釈したいだけというのもありますが^^;)
> 冒頭の少年の話をもう一度観られればすっきりできるんですけどねぇ。
> りりぃさん扮する占い師は本当の力を少なからず持っていると解釈しているので、となると少年にネットで伝えたことも本当である(嘘ではない)と思っても良いのかな?と思っています。
>

なるほど!そのまま追記させてください。そっちのほうがしっくりきます。
2015-04-07 23:17 : ヒナタカ URL : 編集
Re: Re: 高嶋さんと宇宙船の件
>地球でやり残したことを全てやったら宇宙に帰れる

これは宇宙人の項目にあったと思います。犯人を捕まえた→宇宙人が迎えにきた、とタイミングがバッチリあっていますもんね。
2015-04-07 23:21 : ヒナタカ URL : 編集
No title
ネタバレ項目を読んで、
高嶋さんは宇宙人だったのではないか、と
いう意見を聞いて
いろいろスッキリしております。

インドネシア語がガチだったのにもビックリです(笑)
確かコミュ障もちゃんと監修がついていたような……

一つどうしても違和感があったのが
戸田恵梨香の住んでいた部屋
おっしゃっているようにだだっぴろいのも気になったのですが
何であんなに生活感がないのかが気になりました
(箪笥もキッチンも映ってないだけ?)
伏線かな?とも思ったのですが
回収されず……
生活感がないのとコミュ障はまた違うような……

ある大学生の行方は
もうあれは演出が見事だと思いました
あれ、男女の恋愛だとこっちが「わーーー!」って
赤面てしまってたと思います
なんだかんだで幸せそうでしたし

群像劇なので、ちょっといろいろ散漫なイメージはありましたが
総合的にはとても面白かったです
レビューを読んで見に行って良かったです
2015-04-08 10:04 : 青瀬 URL : 編集
Re: No title
> 確かコミュ障もちゃんと監修がついていたような……

ついていましたね。コミュ障の演技はオーバーアクト気味でしたが、そういうところをしっかりしているのはよかったです。

> 一つどうしても違和感があったのが
> 戸田恵梨香の住んでいた部屋
> おっしゃっているようにだだっぴろいのも気になったのですが
> 何であんなに生活感がないのかが気になりました
> (箪笥もキッチンも映ってないだけ?)
> 伏線かな?とも思ったのですが
> 回収されず……
> 生活感がないのとコミュ障はまた違うような……

そうですよね。コミュ障と生活感がないのを結び付けていたのだとしたら、それはガッカリです。


> ある大学生の行方は
> もうあれは演出が見事だと思いました
> あれ、男女の恋愛だとこっちが「わーーー!」って
> 赤面てしまってたと思います
> なんだかんだで幸せそうでしたし

ちゃんとギャグとして昇華できたのがよかったですね。誰も傷つかないし、劇場ではいちばんの笑いが起きていました。


> 群像劇なので、ちょっといろいろ散漫なイメージはありましたが
> 総合的にはとても面白かったです
> レビューを読んで見に行って良かったです

ありがとうございます。
2015-04-09 01:10 : ヒナタカ URL : 編集
No title
「松坂桃李がポスターを破くシーンがちょっと直接的すぎ」についてですが、私はあそこはとても良いシーンだと思いました。松坂桃李も戸田恵梨香同様心に障害を持った人物として描かれていて(ただの嘘つきではなく、嘘をつき続けて何が本当か自分でも分からなくなりアイデンティティを喪失しかけている)、そんな彼の自覚と自己嫌悪が現れたシーンであり、ポスターを破いて「個性だから」と言ったのも、自分自身に対する言い訳だったのかな、と感じました。

本当に個性で済ませるのか障害なのか、という点ではなく、世間的には障害と言われてしまうかもしれない心の問題に対して、強がってしまった、というか。だからこそ彼は戸田恵梨香に同族のような何かを感じて惹かれたのでしょうし、それこそ「(7)ある大学生の行方」と同じでマイナリティ同士が繋がるという構図だったのかな、と。

あのシーンは障害を描いていたというより、世間的にマイノリティの烙印を押されがちな主役2人の境遇描写と、嘘をつき続けている松坂桃李の本心が垣間見えるシーンだったのではないでしょうか。一度立ち去ってからツカツカと戻ってきて怒りのままにポスターを破くあたり、彼の「素」が見えた数少ないシーンだったかと。
2015-04-09 11:14 : URL : 編集
Re: No title
> 「松坂桃李がポスターを破くシーンがちょっと直接的すぎ」についてですが、私はあそこはとても良いシーンだと思いました。松坂桃李も戸田恵梨香同様心に障害を持った人物として描かれていて(ただの嘘つきではなく、嘘をつき続けて何が本当か自分でも分からなくなりアイデンティティを喪失しかけている)、そんな彼の自覚と自己嫌悪が現れたシーンであり、ポスターを破いて「個性だから」と言ったのも、自分自身に対する言い訳だったのかな、と感じました。
> 本当に個性で済ませるのか障害なのか、という点ではなく、世間的には障害と言われてしまうかもしれない心の問題に対して、強がってしまった、というか。だからこそ彼は戸田恵梨香に同族のような何かを感じて惹かれたのでしょうし、それこそ「(7)ある大学生の行方」と同じでマイナリティ同士が繋がるという構図だったのかな、と。
> あのシーンは障害を描いていたというより、世間的にマイノリティの烙印を押されがちな主役2人の境遇描写と、嘘をつき続けている松坂桃李の本心が垣間見えるシーンだったのではないでしょうか。一度立ち去ってからツカツカと戻ってきて怒りのままにポスターを破くあたり、彼の「素」が見えた数少ないシーンだったかと。

貴重なご意見をありがとうございます!
障害の本音を描いたシーンとしては素晴らしいですよね。自分が単眼的なものの見方であったことを恥ずかしく思いました……
ぜひこのまま、追記をさせてください。
2015-04-10 00:53 : ヒナタカ URL : 編集
レビュー面白かったです。色々と納得できました。
私は戸田恵梨香は嘘を付いていないのでは?と割と序盤で思ったんですけど、
そうなると冒頭の「うつ伏せでテレビを見ながら芋けんぴを食べる」シーンがおかしいよなと思い直して観てました。
結局妊娠は本当だったので、そういう細かいところまで気を遣って欲しかったかなーとは思いました。
2015-11-02 15:28 : あら URL : 編集
Re: タイトルなし
> レビュー面白かったです。色々と納得できました。
> 私は戸田恵梨香は嘘を付いていないのでは?と割と序盤で思ったんですけど、
> そうなると冒頭の「うつ伏せでテレビを見ながら芋けんぴを食べる」シーンがおかしいよなと思い直して観てました。
> 結局妊娠は本当だったので、そういう細かいところまで気を遣って欲しかったかなーとは思いました。

まったくですよね・・・後で映画会などで話した時に教えられたのですが、追記するのを忘れてました。いまさらですが、記事に反映させてください。
2015-11-04 23:18 : ヒナタカ URL : 編集
「ギャラクシー街道」よりはマシ…かなあ?
先日国際線の機内上映でたまたま見れたので凄い今更なんですが感想を書きます。
宇多丸氏が大分コケにしてたのもあってそれなりに身構えてたんですが
うーん…これはちょっと酷かったですね。僕は「リーガル・ハイ」のファンなので石川×古沢コンビを余り悪く言いたくはないんですが
ちょっと情に流されすぎ、良い話に描きすぎかなと思いました。
この内容、それこそ「リーガル・ハイ」の古御門なら
「甘きに流され良い話ぶってるク◯みたいな映画」とバッサリ切り捨てるでしょうね。
まず戸田恵梨香氏と松坂桃李氏演じる主役コンビのすったもんだに唖然としました。
子供が出来た→知らねーよそんなの…なんてのはよくある痴話喧嘩ですけど
何故か銃で脅してる方ばかり肩入れしてクズ男が全部悪い!…みたいな展開ってどうなんですか?
まあそこはコメディだから置いといても「足撃たれた奴が凶悪犯だから正当防衛」だとか
クズ男がコミュ障女が実は好きだったとかユースケ・サンタマリア氏演じる店長?が急にナプキン芸で銃取り上げたりだとか(もっと早くやれよ)
後出しじゃんけんのつるべ打ち過ぎて頭がクラクラしそうでした。
偽ロイヤル夫婦のすったもんだにしても明らかに時代錯誤過ぎて笑いより不快感しか出てこなかったですし
滝藤賢一氏の明らかにやらされた感のあるオーバーアクト(滝藤氏は悪くないです、演出の問題かと)のせいで
最後に出てくる「静かにキレる」シーンが全然感情移入できなかったです。

反面某三角絞◯氏が酷評してた寺島進氏の親子のいざこざはまあ許せるかなと思いました。
「体売って稼ぐ!」なんて舐めた事言ってる娘にそれがどういうものなのか現実を見せるとことか
倫理的にはもちろん間違ってますけど、まああれくらいなら「不器用でヤクザな人間なりの教え方」に見えなくもないかな…と
あと裏メインの宇宙少年話は、確かにあの「現実を受け入れろ」だなんてふざけたメッセージで終わったらふざけんな!…と思いましたけど
最後に夢が叶って終わったのは幾分か溜飲を下げましたね。

全体的には「ギャラクシー街道」や「S最後の警官」よりはマシってとこですかね。
「ストレイヤーズ・クロニクル」と比べると腹が立たなかっただけストクロの方がマシに感じました。
あと松坂氏の狂気演技は如何せん「MOZU」を見た後だったんでヒナタカさんほど強烈な印象は無かったです。
松坂氏のキレッキレ演技見るなら「MOZU」の方がオススメです。(しつこい)
2015-11-25 12:32 : ラリーB URL : 編集
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『ガールズ&パンツァー 劇場版』
『PAN』
『ギャラクシー街道』
『UFO学園の秘密』
『ファンタスティック・フォー』
『進撃の巨人 後編』
『キングスマン』
『リアル鬼ごっこ(2015)』
『バケモノの子』

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『極道大戦争』
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『バードマン』
『恋する♡ヴァンパイア』
『イミテーション・ゲーム』
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<2014年下半期>
『ゴーン・ガール』
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『紙の月』
『近キョリ恋愛』
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<2014年上半期>
『渇き。』
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