2015年4月の気になる映画一覧(マイナー推し)
もちろんメジャー映画を避けて行くスタイルで……なのですが、マイナーとメジャーの境界があいまい(そもそも分ける必要もないですが)というのをひしひしと感じます。
以下も参考にしましょう。
【厳選】忙しいひとのための2015年4月に観たい注目映画 | Tunagu.
2015年4月公開で観たいと思っている映画の覚え書き|三角絞めでつかまえて
↓
4月4日(土)(公開中)
パレードへようこそ
サッチャー政権下で、マイノリティなひとたちが募金活動をする物語。演説のシーンが素晴らしい映画はいい映画だと思います。
原題は『Pride』で、IMDbでは7.8点、Rotten Tomatoesでは92%とかなりの高評価。
『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』といっしょに観るとおもしろいかも。
4月10日(金)
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
落ち目の俳優がかつてのヒーロー映画のように奮起を図るブラックコメディー。
監督は『バベル』『21グラム』のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。
主演はバットマンを演じたこともあるマイケル・キートン。アカデミー賞の発表の際にスピーチの紙を隠す姿が悲しすぎたので応援します。
アカデミー賞で作品賞など計4冠、IMDbでは8.0点、 Rotten Tomatoesでは93%と並々ならぬ評価。
これは女房(いないけど)を質に入れててでも観る。
4月11日(土)
カイト/KITE
日本の18禁アニメをハリウッドで映画化。この映画はR15+指定です。
自分は原作アニメ(非18禁のインターナショナル版)を観たことことがあるのですが、少女がグログロのアクションをしているたいへん趣味のいい作品でした。めちゃくちゃおもしろいのでアニメ好きにはぜひ一度観てほしいです。
Rotten Tomatoesの評価がまさかの0%ってどういうことなんでしょうかねー観ますけどねー。
マジック・イン・ムーンライト
『ブルージャスミン』のウディ・アレン監督最新作。
悲観主義者の(人を騙す)マジシャンと、楽天家の(他人の心を見透かす)占い師の恋の物語。
対照的なふたりのラブストーリーっていいですよね。これは期待。
新選組オブ・ザ・デッド
芸人のバナナマン日村主演、主人公の名前が屑山下衆太郎。クズが大活躍する映画は大好きなので大期待。
「ゾンビ時代劇」ってすげージャンルだなあと思っていましたが、すでに『大江戸りびんぐでっど』がありましたね。
4月17日(金)
セッション
原題は『Whiplash』。予告編だけでもヘトヘトになりそうな師弟関係が描かれています。
アカデミー賞計3冠、IMDbの評価はなんと8.6点!Rotten Tomatoesでも95%!
今月はこの映画を観ずになんの映画を観るんだって感じですね。ちなみに TOHOシネマズ新宿のオープニング作品です。
海にかかる霧
秀作『殺人の追憶』の脚本家の初監督作品。R15+指定。
不況にあえぐ漁師たちが闇ルートに手を伸ばし、ドロドロした人間模様が描かれる内容のようです。これは観たい。
恋する♡ヴァンパイア
女の子のほうがヴァンパイアになって、イケメンと恋に落ちてしまう『トワイライト』の逆バージョンのような設定。
予告編とポスターの時点で香ばしいけど、じっさいの映画もツッコミどころしかない珍作のようでした。
これが『セッション』と同じくらい観るのが楽しみな自分はどうかしている気がしますが、まあいいや。
4月18日(土)
インヒアレント・ヴァイス
『マグノリア』『ザ・マスター』のポール・トーマス・アンダーソン監督最新作。トマス・ピンチョンの小説が原作。
とても2014年製作とは思えない荒々しい画は、監督の処女作『ブギーナイツ』っぽいですね。
著名人のコメントで小堺一機さんが「合法ラリ映画」って言っているのがおもしろい。
ザ・トライブ
映画全編、手話だけで会話をする内容。
字幕も吹き替えも、さらには音楽さえも存在しません。そしてエロエロで18禁。なんちゅう映画だ。
4月24日(金)
あの日の声を探して
『アーティスト』のミシェル・アザナヴィシウス監督最新作。原案は『山河遥かなり』。
両親を銃殺されたショックで声を失ってしまった少年と、無力なEU職員の女性の物語です。
4月25日(土)
ラスト5イヤーズ
妻は別れから出会いまで、夫は出会いから別れまで、という時間軸で描く『メメント』のラブストーリー版みたいな内容。
しかも全編歌で想いを綴るミュージカルです。
Mommy/マミー
弱冠26歳、『わたしはロランス』のグザヴィエ・ドラン監督最新作。
発達障がい児の親が危機に陥った場合に、育児を放棄して施設に入院させる権利を保障するという法律が可決された世界での物語です。
死臭~つぐのひ異譚~
RPGツクールで作られた自作ゲームシリーズが原作。
そういえば『青鬼』もフリーゲームが実写化されて、スマッシュヒットをしていましたね。続編も公開されるし。
メジャーどころでは
『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語~サボテン大襲撃~』(4月18日(土))
『ドラゴンボールZ 復活の「F」』(4月18日(土))
『シンデレラ』(4月25日(土))
『龍三と七人の子分たち』(4月25日(土))
『寄生獣 完結編』(4月25日(土))
は観ないといけませんね。
『龍三と七人の子分たち』は北野武監督最新作、役者の平均年齢が72歳というだけでもうハァハァです。強いおじいちゃん大好き。
あとはシリーズを一度も観たことがない(すみません)にも関わらず、『ワイルド・スピード SKY MISSION』(4月18日)はかなり気になります。
『ソウ』のジェームズ・ワン監督、ステキハゲことジェイソン・ステイサムが敵キャラというだけでたまりません。まあ過去作を知らなくても頭からっぽで楽しめる内容ですよね!(たぶん間違ってないと思う)。
ちなみに IMDbでは8.2点、 Rotten Tomatoesでは82%と、シリーズ史上最高レベルの評価を獲得。また、ポール・ウォーカーの遺作でもあります。
ていうか、4月17日、18日公開の映画で観たいものが多すぎる!
「マスト」レベルで観たいものが8本とは……ギブミー時間。
先日みた「イミテーションゲーム」とか、本当に保守的過ぎた時代のイギリスを描いた映画には、脳味噌が沸騰しそうになる程の怒りと同時に深い感動も味あわせてくれますね。・・・観賞中は脳溢血とか起こさないか心配になりますけど!
>バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)
主演は本当にバットマンを演じたマイケル・キートンさんですね。気になりますけど、予告のヒーロー映画を卑下しているような描写も嫌な意味で気になっています・・・。
楽しめる人には申し訳ないですけど、一ヒーロー映画好きとしてこういう描写は本当に不快なんです。こんな映画撮るな!とまでは言いませんから、その気持ちだけはご容赦ください・・・。
>カイト/KITE
>Rotten Tomatoesの評価がまさかの0%
eー!?日本のドマイナーアニメが海外ファン有志の希望で実写化ってだけでオタク魂に燃え上がっていたのですけど・・・。
>マジック・イン・ムーンライト
今度は調子に乗ったクズが酷い目遭うけど、笑って終れる話だと良いですね。ジャスミンは自業自得のクズですけど、何故か可哀想過ぎました・・・。
>セッション
>海にかかる霧
面白そう・・・と言うと不謹慎かもしれませんけど、興味有れど観賞後にどっと疲労感に襲われそうな二作ですね。
>あの日の声を探して
先日観た『風に立つライオン』はスルー予定でしたが予告が良くて観賞、確かに辛かったけど後悔はしなかったのですが、本作は予告から心が折れそうな程辛過ぎる・・・けど、こういう現実から目だけでも背けたら、どこかの木星貴族様を怒れないですよね・・・。
>Mommy/マミー
正直、この制度は有りだと思います。自身の経験からも言わせてもらうと無理矢理ダメな人に「良き親」で有る事を精神論で強要してもなんの解決にもなりませんから・・・。
> 主演は本当にバットマンを演じたマイケル・キートンさんですね。気になりますけど、予告のヒーロー映画を卑下しているような描写も嫌な意味で気になっています・・・。
> 楽しめる人には申し訳ないですけど、一ヒーロー映画好きとしてこういう描写は本当に不快なんです。こんな映画撮るな!とまでは言いませんから、その気持ちだけはご容赦ください・・・。
マイケルキートンのそのことを書き忘れていました!追記させてください。
不愉快に感じるのも致し方ないですよね……
> >Mommy/マミー
> 正直、この制度は有りだと思います。自身の経験からも言わせてもらうと無理矢理ダメな人に「良き親」で有る事を精神論で強要してもなんの解決にもなりませんから・・・。
映画の紹介では「スキャンダラスな法案」とされていますが、難しい問題ですよね。子どもを虐待してしまうことは許されないので、ある程度はこういうのは必要なのかも……