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【月曜から夜ふかし】有村昆のコケそうな映画のサイン(キャッチコピー)ランキングが本当だったのか検証してみた

4月6日放送の『月曜から夜ふかし』で、映画コメンテーターの有村昆さんがコケそうな映画のサイン(キャッチコピー)ランキングを発表していました。

それは以下のようなものです。



・映画はキャッチコピーでコケそうなサインをけっこう出している。
・ヒットした映画の場合は堂々と数字を出すのが当たり前。逆に数字を出してこない映画は怪しい。

<コケそうな映画のサイン第3位>
全米震撼!
・全米が震撼とか、全米が泣いたとか、それは受け手の心情である。こっちが決めることであるのに、それを前面に押し出す、心情に訴えかけるようなものはちょっと危ないサインかも

<コケそうな映画のサイン第2位>
あなたは驚愕の真実を目撃する!
・真実を目撃するとか、伝説を目撃せよとか、そういうのはコケる

<コケそうな映画のサイン第1位>
衝撃のラストを見逃すな
・~を超えるラストなどは、作品だけで勝負できないから、何かで興味を惹きつけようとしている。これがもっとも危ないパターンである。




ああ、確かによく見ますよね。
で、実際にこういうキャッチコピーを使っていた映画がコケていた(興行的に失敗した)のか、具体的な例を挙げてみます。
……のですが、あまりに定番すぎるためかググってもそういうキャッチコピーの例がほとんど出てこなかったので、ひとつの順位に1~3個挙げるくらいで勘弁してください。

また、番組ではこの話題は「イマイチな映画を見分けるサイン」というふうに、映画がおもしろいかどうかを見分けるキャッチコピーとしても紹介されていたので、みんなのシネマレビューの平均点も載せてみます。




<3位:全米震撼!>

例:『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』



キャッチコピー:全米を震撼させたプロジェクト

興行収入:製作費6万ドルに対し、全世界興行収入2億4050万ドル/大ヒット

みんなのシネマレビューの評価:4.04点/つまらない

もっと大きく使われているキャッチコピーには「怖くて目をつぶれない・・」があります。
この8年後には「これ以上の映画を作ることはできない」とスティーブン・スピルバーグに言わしめた超低予算映画『パラノーマル・アクティビティ』が待っています。
あと、「全米が泣いた」の具体例がググってもひとつも出てこなかったことに驚きました。使われすぎているせいでしょうね。


<2位:あなたは驚愕の真実を目撃する!>

例:『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』



キャッチコピー:伝説の最後を映画館で目撃せよ!

興行収入:日本興業59.7億円、週刊興行ランキング4週連続1位/大ヒット

みんなのシネマレビューの評価:4.87点/つまらない

個人的にはここ数年でもっとも大嫌いな映画なのですけど、世間的には大ヒットです。


例:ソロモンの偽証』(前篇)

ソロモンの偽証

キャッチコピー:その嘘に隠された真実を、あなたは見抜けるか

興行収入:「前篇」は公開2週目で第10位になってしまうなど、かなりコケている

みんなのシネマレビューの評価:5.33点/ふつう

監督、スタッフ、原作には実力者が勢ぞろいしているのだけど、残念ながらコケている作品。
もっと大きく使われているキャッチコピーには「嘘つきは、大人のはじまり。」があります。



<1位:衝撃のラストを見逃すな>

例:『ゲーム』



キャッチコピー:全米No.1。「セブン」を越える驚愕と戦慄。ラストの衝撃。緊張度120%

興行収入:製作費5000万ドルに対し、興行収入1億ドル/コケ気味

みんなのシネマレビューの評価:6.65点/おもしろい

いろいろ盛りすぎですよね。
余談ですが、本作はDVDが再販されておらず、レンタルでもセルでもちょっとレアな扱いになっています。


例:『肉』



キャッチコピー:あまりに不道徳なラスト

興行収入:不明(日本では単館系の公開、レイトショーでの上映が多い)

みんなのシネマレビューの評価:5.5点/ふつう

ちょっとひねって「不道徳」としているのはうまいですね。
個人的には原題の「WE ARE WHAT WE ARE」を「肉」とする邦題のセンスが大好きです。


例:『バイロケーション』



キャッチコピー:『シックス・センス』を超える、衝撃的な結末

興行収入:不明(全国98館で公開、「表」の初週は土日の動員1万2452人、興収2385万5500円と芳しくはなかった様子

みんなのシネマレビューの評価 :7.20点/おもしろい

『シックス・センス』を超えるは、なかなかハードルを上げてきているよなあ……
ちなみにラストだけを変えた「表」と「裏」のふたつのバージョンが公開されており、そのやりかたはあまり歓迎されてはいませんでした。

※コメントでほかにも『ミスト』のキャッチコピー「映画史上かつてない、震撼のラスト15分」があるという意見をいただきました。賛否両論ではあるけど個人的に傑作だし、ちゃんとヒットしているし、そのキャッチコピーを期待しても裏切られないラストだよ!



結論としては、このコケそうな映画のサインはそれほど当たっていない気がします。
(「つまらない」サインという意味でなら『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』と『踊る大捜査線 THE FINAL』、「興行的に失敗」という意味でなら『ソロモンの偽証』と『バイロケーション』は大当たりですが)

よくよく考えれば、「全米が~」というキャッチコピーがつけられるのは、大々的に公開されるほどに観客を集めた作品であることを示しています。
「衝撃のラスト」にしたって、その「ウリ」があまりに強いための採用であり、決して本編の内容が薄いからつけたわけではないと思います。

問題は、キャッチコピーによって期待が高まりすぎてしまうことだと思います。
キャッチコピーじゃないけど『シャッター アイランド』は「衝撃のラスト」という触れ込みがあまりに大きかったため、ガッカリした人が多い作品でした(個人的にはオチよりも「過程」を楽しむ作品だと思う)。
「なんだよ!キャッチコピーとぜんぜん違うじゃん!」という気持ちを持ってしまうと、その映画は期待値を大きく下回ったという意味で、「コケた」映画になってしまうのかもしれませんね。


P.S.『ペイ・フォワード 可能の王国』のキャッチコピー「今ここに、とてつもない映画が新世紀の扉を押し開けようとしている。」は言いすぎだと思います(いい映画だけど)。

P.P.S.ヤバそうなサインを振りまいていたキャッチコピーと言えば『ドリームキャッチャー』の「見せてあげよう。見た事を後悔する恐怖を・・・」だよね(珍作すぎて観て後悔する人が多かった)(個人的には大好きな映画)。

参考↓
CinemaScape/POV:キャッチコピー■誇大広告編
ありがちな映画のキャッチコピー20 / 「全米が泣いた」ほか | ロケットニュース24

いいキャッチコピーを知りましょう↓
映画よりも目立っちゃう?映画のキャッチコピーベスト10&ワースト10 カゲヒナタのレビュー

テーマ : 映画情報
ジャンル : 映画

2015-04-08 : いろいろコラム : コメント : 5 : トラックバック : 0
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非公開コメント

どちらかと言うとそのキャッチコピーが使われすぎているせいで駄作のほうが多くなってるのではないでしょうか?
その駄作がなんだと言われればよう分からんのですが..でもたくさんあるのはきっと間違いない
2015-04-08 10:44 : キッコマン URL : 編集
No title
どうも、25歳の映画ファンです。

私もこの番組のコーナーを観ていました。

真っ先に思い浮かんだのは『ミスト』のキャッチコピー「映画史上かつてない、震撼のラスト15分」です。
公開当時に観に行って、ラスト15分で心が粉砕骨折した状態となり、ふらふらと家に帰ったのは良い思い出です。
コケたかどうかはわかりませんが、自身の中では傑作です。

ちなみに映画史に残るウ○コ映画『バトルフィールド・アース』のキャッチコピーは「地球の文明は僅か9分間で壊滅、そして人類はひざまずく」です。
確かに内容は壊滅していましたし、ひざまずきたくなるような作品です。
いや、大好きですけど(笑)

有村昆さんが紹介されたコケそうなキャッチコピーを用いる映画は玉石混交でしょう。コケる映画を観ずに回避することもあれば、傑作を見逃すこともあるかもしれません。
2015-04-08 22:47 : ロロ・トマシ URL : 編集
Re: No title

> 真っ先に思い浮かんだのは『ミスト』のキャッチコピー「映画史上かつてない、震撼のラスト15分」です。
> 公開当時に観に行って、ラスト15分で心が粉砕骨折した状態となり、ふらふらと家に帰ったのは良い思い出です。
> コケたかどうかはわかりませんが、自身の中では傑作です。


それを忘れていました!
ちゃんとヒットした作品ですし、そのキャッチコピーを信じても裏切らないですよね。自分の中でも傑作です。

また、ロロ・トマシさんにアメリカンスナイパーで長々とコメントしてくださったのに反してなくてすみませんでした。
カイザー・ソゼのくだりとかまったく忘れていたので、いまさらながら追記させてください。


> ちなみに映画史に残るウ○コ映画『バトルフィールド・アース』のキャッチコピーは「地球の文明は僅か9分間で壊滅、そして人類はひざまずく」です。
> 確かに内容は壊滅していましたし、ひざまずきたくなるような作品です。
> いや、大好きですけど(笑)

言っていることは間違っていないですね。


> 有村昆さんが紹介されたコケそうなキャッチコピーを用いる映画は玉石混交でしょう。コケる映画を観ずに回避することもあれば、傑作を見逃すこともあるかもしれません。

普通にキャッチコピーでは見分けられないと思います。
2015-04-08 22:53 : ヒナタカ URL : 編集
No title
マニアを自称出来る程映画館に通い詰めているとウンザリなキャッチコピーですが陳腐故に当たりも多いという所でしょうか。
(あの観客を泥棒扱いのパントマイムも自分は憎悪すらしていますけど、たまに行く人にはそうでもないのか・・・)
でもこれに頼っている人は広告師としての自身の才能に疑問を持って欲しいですね。

>『バイロケーション』
「表」を観ましたけど「裏」を観る気は失せました。

>「嘘つきは、大人のはじまり。」
少年マガジンのヤンキー漫画にありがちな「オトナキタナイ、コドモキレイ」なネバーランド思想の作品が大嫌いな私のような人間を遠ざけるには効果有り過ぎです。
と言いつつ観て来ましたけど「中二病の拗らせ過ぎは、大迷惑のはじまり。」でした。

でも、映画として決してつまらなくは無いです!園子温監督作品のように「金と暇を使っても人間の嫌な所を観たい」という人にお勧めです。
微妙にネタバレですが、真相なんて前編で解り切ってます。後編の「裁判」は「なんでこんな事しやがったんだ!」な合戦になるかと・・・。しかも事の発端起こした張本人はあの世へバックれ済みという最悪。
ただ主人公の涼子さんのキレ具合には共感出来ます。そりゃあ、平和に平凡な中学生やってたら、ある日を境にあんな事言われたりされたりして学校生活シッチャカメッチャカされたら「なら白黒付けたるわ!やったらー!!」にもなりますって・・・。
帰りに「ステキな金縛りを」借りて帰りました・・・。
2015-04-08 23:35 : 毒親育ち URL : 編集
Re: No title
> >『バイロケーション』
> 「表」を観ましたけど「裏」を観る気は失せました。

みんなのシネマレビューでは高評価でしたけど、ほかでは賛否両論な感じでしたね。


> と言いつつ観て来ましたけど「中二病の拗らせ過ぎは、大迷惑のはじまり。」でした。
> でも、映画として決してつまらなくは無いです!園子温監督作品のように「金と暇を使っても人間の嫌な所を観たい」という人にお勧めです。

それで超観たくなりましたよ!
2015-04-09 01:13 : ヒナタカ URL : 編集
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