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新たなトリック解禁 映画版『イニシエーション・ラブ』ネタバレなし感想+ネタバレレビュー

今日の映画感想はイニシエーション・ラブです。


個人的お気に入り度:5/10

一言感想:2回は観なくていいかな・・・


あらすじ


1980年代後半の静岡で、大学生の鈴木(松田翔太)は合コンで歯科助手として働くマユ(前田敦子)と出会う。鈴木は彼女にふさわしい男になろうと自分を磨き、やがてふたりは自分の想いを伝え合う。
就職した鈴木は東京本社への転勤が決まってしまい、週末に東京と静岡を往復する遠距離恋愛を続ける。だが、同じ職場の美弥子(木村文乃)と出会ったことで恋心が揺らぎ・・・・




乾くるみ(←女性作家だと思っていたら、見た目が人の良さそうなおじさんでびっくりした)による大ベストセラーの映画化作品です。

乾 くるみ
626円
powered by yasuikamo

原作で話題を呼んだのは「ラスト2行ですべてが覆る」という大どんでん返しです。
ふつうの恋愛物語と思いきや・・・作中で提示された「違和感」が、ラストで「そうだったのか!(もしくは、やっぱり)」と気付ける、素晴らしいトリックが仕組まれたミステリーになっていました。

また、原作を読み返すと「あ、このシーンもこうだよね」「ああ、ここも伏線だったんだ」と気付けるということで、「必ず2回読みたくなる小説」という触れ込みもされています。

で、今回の映画版も「あなたは必ず2回観る」という触れ込みがなされているのですが、実際の映画は2回観なくてもいいような親切設計がなされていたので驚きました。

その親切設計の内容はネタバレになるので↓に書きます。
キャッチコピーは2回観る価値があることを推しているのに、実際の映画はわかりやすーいために2回観なくても大丈夫・・・これはなんだか映画制作者と宣伝担当との認識の齟齬があるような気がします。
まあ、この親切設計がなければモヤっとしてしまうので、やってくれてよかったとは思うのですけどね。


さて、小説を読んだ方の全員が思うであろうことは、あのトリックを実写でやるのは不可能だろ!ということです。
今回の映画版はそこを(わりと強引な手段で)見事に突破しており、「よくこれを思いついたなあ」「それしかないよな」と思えるものでした。
(ちなみにこのアイデアを提案したのは原作者の乾くるみさんで、それをもとに井上テテさんが脚本を書いています)
小説を読んだ方であれば、オチよりもその「手段」が提示された瞬間に驚けるはず。
予告編などでもうまくその手段を隠しており、トリックに対する製作者の熱意が感じられました。


本作の欠点は堤幸彦らしいドラマ的な演出と、トリックが早い段階からわかりやすすぎることにあります。

登場人物のセリフやモノローグがドラマのように格好付けすぎなのは原作からであるし、演出過多なのは作中で『男女7人秋物語』をリスペクトしていることもあるので、多くの人は違和感なく観ることができると思います。
それでも、そのへんの一般人が「大きな声で登場人物の陰口を言う」シーンはかなり不自然で、好きになれませんでした。

原作小説は一見ふつうの恋愛小説で、トリックをうまく会話の中に紛れさせているのですが、映画では上映時間の短縮のためにトリック部分が抽出され、必要以上に目立っています。
このおかげで、作品全体のイメージが
・原作小説→(最後以外は)ふつうの恋愛小説
映画→はじめっから言動に違和感を感じまくるミステリー
というふうに変わっています。
原作は最後の最後で「えー!?」と一気に覆る衝撃がありましたが、映画は序盤からゆっくりじわじわと覆しているイメージでした。

そんなわけで、映画を先に観ると早い段階でオチがわかってしまう(と思う)ので、できれば原作の見事なトリックを体験するために、先に原作を読むことをオススメします
映画の「じわじわと真実がわかるおもしろさ」ももちろんいいと思うのですが、原作の「ラストで驚ける衝撃」をぜひ一度「体験」してほしいのです。

まあ、本作でいちばんぶっちゃけたい不満はもっと別のところにあるのですが・・・それはネタバレになるので↓に書きます。


映画ならではの魅力のひとつは、80年代後半の文化を覗き見られること。
「カセットテープ」「C-C-B」「アラレちゃんメガネ」などの懐かしいアイテムがたっぷりと登場するのは、名作日本映画『横道世之介』や、最近では90年代のエロマンガ文化を描いた漫画『いちきゅーきゅーぺけ』を彷彿とさせ、楽しい気分になれました。
音楽も80年代の名曲が揃っており、なんとも懐かしい気分にさせてくれます。

堤 幸彦(監修)
2880円
powered by yasuikamo

どうでもいいですが、作中では堤監督がハマっていた「輪ゴムすだれ」というニッチすぎるアイテムも出てきます

もうひとつ素晴らしかったのは主演の前田敦子松田翔太の演技。
前田敦子はいわゆる「ぶりっ子」的なキャラになっておりいい意味でイライラさせられました(笑)。
松田翔太は一見真面目な男なのに、時折クズのかほりを漂わせるのがうまいですね。


そんなわけで、「小説でしかできないトリックを無理やり映像化した」ようなごり押し企画な印象は否めないのですが、ちゃんと映画ならではの魅力もありますし、原作が好きだった人にとってもなかなか見ごたえがある作品になっていると思います。

原作はセックス描写がけっこう生々しくて子どもには読ませたくない感じですが、映画ではそこはカットしているのでお子さんにもやさしいです。

本作をおすすめしたいのは、やはりカップルですね。
ちょっとだけ「恋愛怖い」「結婚怖い」と思わせる『ゴーン・ガール』的な要素もあるので、観た後は恋愛相手にきっと不信感を覚えるでしょう。ていうか覚えろ(←ゲス顔で)。

原作に比べて恋愛の退屈な部分が削られてテンポよく仕上がっていますし、過度な期待をしなければ誰でも平均点以上は楽しめる作品だと思います。オススメです。


最後に余談ですが、『イニシエーション・ラブ』が好きだった人には、小説『十角館の殺人』と映画『半分の月がのぼる空』もおすすめしたいです。

powered by yasuikamo

池松壮亮
3974円
powered by yasuikamo

詳しくは言えませんが、どちらもおもしろいトリックが使われていますよ。
※アガサ・クリスティーの『ABC殺人事件』にも似ているというご意見をいただきました。


以下、映画『イニシエーション・ラブ』が結末も含めてネタバレです。
本作のネタバレは先に見てしまうとがっかりどころではないですし、制作者も観る前の人に秘密をバラさないように念を押しているので、必ず!鑑賞後に!お読みください! もちろん原作小説の内容も否応なしにネタバレしています!












〜衝撃のデブ登場〜

いやあ本当びっくりした。ああ驚いた。
何せ、映画の初めに登場した主人公・鈴木が、イケメンの松田翔太でなく、冴えないメガネデブ(森田甘路)だったから(失礼な呼び方をしてごめんなさい)。

原作で使われていたのは、「同一人物だと頭の中で想像していたのが、じつは別人である」という叙述トリックでした。
映画では、その登場人物を映像化せざるを得ないため、初めから「別人」ということがバレてしまうんですよね。それはわかっていたけど映画のしょっぱなでバラすとは思わなかった

そしてこの時点でトリックの手段も想像できます。
「SIDE-A」の鈴木「夕樹」(森田甘路)はデブで冴えない男だったので、最後にマユに「痩せて格好いい男になるよ!」と宣言するのでした。
で、その痩せた後の姿が「SIDE-B」の鈴木「辰也」(松田翔太)であるとミスリーディングを誘っているというわけ。

いやあびっくり(3回目)。原作を読んでいない人は「あのデブが松田翔太になるってどういうトランスフォームだ!」「顔自体違うだろ!」「このふたりが同一人物って無理ありすぎるだろ!」などとツッコミをするでしょうが、映画を観終わってみればマジで別人だったというオチ。これはこれで衝撃的ですね(笑)。

ちなみに、森田甘路さんは予告編などには一切登場しておらず、公式サイトにも名前はありません。
あるのは、「亜蘭澄司(あらんすみし)」という名前のみ。これはアメリカの映画監督がなんらかの理由で名前を隠したいときに使うアラン・スミシーという名義のもじりになっています。
森田甘路さんが出演することがわかると、映画を観る前にトリックがバレるために名前を隠したのですね。これはうまいやりかたです。

でもこの「隠し」のおかげで、森田甘路さんという役者が世間に知られなくなってしまうとも言えるかも。今作のオタクっぽい演技は抜群にうまかったので、もっと映画やドラマにも出演してほしいですね。


〜映画ならではの描写〜

映画ならではの、トリックに関する伏線や描写もあります。

・「SIDE-A」の終わりに夕樹が、マユにもらったナイキの限定シューズを履いて「痩せるよ!」と宣言→「SIDE-B」の初めに辰也がランニングをするカットにつながる。
「ランニングを続けたおかげで痩せた」と思わせる(思えねえけど)描写ですが・・・じつは、マユは限定シューズを辰也と夕樹の両方にプレゼントしていたのでした。これはうまい。

・マユは久しぶりに会った辰也に「またちょっと痩せた?」と聞いている
原作でも「ちょっと痩せた?」というセリフはあったのですが、映画では夕樹がデブであったので、うまい具合にミスリーディングになっています。

・一般人の反応
「SIDE-A」では一般人が夕樹とマユに対して「あのカップルつりあってなくない?」とほざくシーンがあり、「SIDE-B」では一般人が辰也に対して「ちょーイケてる!」と言っています。
元デブの夕樹であるなら一般人に褒められたことをもっとうれしく思ってもよさそうですが、このときの辰也はいっさいよろこんでいません。これは「じつは別人」と思わせる描写です。

・ラストのホテルへ向かう展開
原作でも辰也が間違えてマユに電話をしてしまい、「たっくん?」と呼ぶ声のふつうさに驚き、「マユはまだ別れたしたことを認識していないのではないか」と思うシーンはあります。
映画の辰也は、さらに「マユはホテルの前でずっと待っているかもしれない」と思い、東京から静岡まで車で飛ばすのです。しかも、いままで彼女に会うためでも出し渋っていた高速料金をも払って。
原作ではクズ気味のキャラだった辰也の、ちょっといいところが観れたのはうれしかったです。
原作の「2行」でなく、実際に辰也と夕樹が鉢合わせてしまう修羅場シーンをラストにしたのもうまい。「男女7人秋物語」の主題歌「SHOW ME」もハマっています(原作の最終章もこの曲をタイトルにしていました)。



最後はテープを再生するかのように、「SIDE-A」と「SIDE-B」の物語を並行しておさらいするという親切設計
このおかげで2回観る必要がないですし、時系列どおりにこの物語を観たかったというファンの要望にも応えているとも取れます。
原作のいい意味での「ほったらかし」感が台無しになっているけど、そこは、ほら、ポジティブシンキングって大切!

・エンドロールでは80年代のアイテムを紹介する。
これも楽しくていいけど、「堤幸彦は◯◯だった」という情報まで入れんでもいいだろ(笑)
※エンドロールの「堤幸彦は◯◯だった」は原作小説の最後についている解説ページと同じ語り口であるとご指摘をいただきました。


〜残念だった展開〜

えーと何よりも残念だったのは、映画の夕樹は一人称が「僕」だったのに、辰也の一人称が「俺」になっていること
原作ではどちらも「僕」だったのに・・・これじゃ、より「別人」と思わせてしまうではないですか。
これは松田翔太の「俺様」なキャラクターに合わせた結果なのでしょうけどね(あの役で一人称が「僕」だったらそれはそれで違和感がある)(ていうか本当別キャラすぎるよなあ・・・)。

そういえば「SIDE-A」の初めにテロップで日付が1987年◯◯月◯◯日と西暦が表示されていたけど、「SIDE-B」になったとき◯◯月◯◯日と、西暦がなくなっていました。
ここに違和感を覚えて、オチに気づく人も多いでしょうね。

また、原作では夕樹との初デートのときに、たばこを勧められたにも関わらず断るシーンがあるのですが、映画ではカットされました(ファミレスで喫煙を再開した描写はある)。
これは「辰也の子どもを妊娠した可能性がある」ことを示しているものなので、映画でも描いてほしかったですね。
ちなみに原作ではマクドナルドにデートに行っていたのですが、ムーディーなバーにしたのは好きな変更点です。


〜ウソをつかない人〜

マユは「ウソをつかないような人がいいな」と夕樹を誘っていました。
この時点ではまだ辰也の浮気はバレていなかった(まだ夏休み、マユと辰也が破局したのは10月)のですが・・・マユはこのころから、辰也がウソをついていることに気づいていたのかもしれませんね。
夕樹もこの直前に「忙しくて電話がかけられなかった」とウソをついているのも皮肉な話。いくら純粋でも、ウソをつかない人というのはいないのかも・・・

また、辰也はマユを「美弥子」と間違えて呼んでしまったために浮気がバレるのですが、マユは呼び間違えないように夕樹を「たっくん」という無理やりなあだ名で呼んでいました
マユは「ウソをつかない人がいいな」と言いながら、自分はウソをつくために工夫を凝らしているのです。
マユは初デート時に夕樹を「たっくん」と呼びそうになり、あわてて「タック」とごまかしていましたしね。

そういえば、「SIDE-A」の「ぽっちゃりで歓迎されていない女の子」は、夕樹のことを気にして「私たち似た者どうしっていうか・・・」と言い寄ってきていました。
マユは「女性の扱いに慣れてなくて、ウソをつかない人」という「条件」で夕樹を選んだようでしたが、この女の子はちゃんと夕樹という「その人そのもの」を見ていたのかもしれません。
※以下の意見をいただきました。
マユが夕樹を選んだのは彼の大手への内定と自分の色に染められる内気な性格が理由では?



〜見られたくない〜

辰也は、同僚の海藤が勝手に自分の部屋に入って、美弥子(木村文乃)の電話番号を覗き見たことに憤っていました。

辰也はプライバシーを侵害されることを嫌っていましたが、そんな彼がいちばんマユのプライバシー(二股をかけていること)を知らなかったというのも皮肉的ですね。
恋人どうし、ある程度は知っておいたほうがいいのかもしれません。


〜妊娠はウソ?〜

マユは、辰也を車に待たせて、自分だけ病院で診察を受け、「妊娠3ヶ月」と伝えていました。
その後に堕胎をしたときも、彼女はひとりで病院から降りてきました。辰也は、医者から直接は何も聞いていません。
ひょっとすると、マユは辰也をつなぎとめるために妊娠したとウソをついたのでは?とも思えます

でも・・・妊娠と堕胎はおそらく本当のことでしょう。
なぜなら、マユはその直後に、夕樹に「体調が悪いから金曜のデートはキャンセルさせて」と電話しているから。
ファミレスでは便秘だったと言っていますが、本当は堕胎のために入院していたと考えられます。
※辰也に殴られた時の額の傷を見られたくないからデートを断ったのでは? とのご意見をいただきました。


〜アインシュタイン〜

作中では、アルベルト・アインシュタインを主人公にした劇が行われていました。
辰也はそれを見て(最後にアインシュタインがゾンビになるという展開はわからなかったけど)、「物理学専攻だったから大まかにわかった」と答えています。

アインシュタインは、相対性理論を創始したことでも有名です。
その理論は、ひとつの事実が正しく、もうひとつの事実が間違いだと決め付けるのではなく、「ふたつの事実が存在する」仮説を立てるというものです。

A. アインシュタイン
648円
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アインシュタイン(相対性理論)が示しているものは、夕樹と辰也というふたつの事実が存在していることだったしれませんね。

辰也がアインシュタインの劇を見て「理解できる」と言ったのは・・・彼はマユの二股を容認できる(自分も浮気をしていたからね)ということを示していたのかもしれません。

そんな辰也であっても、ホテルで夕樹と鉢合わせするという結末は、劇のラストと同じく理解ができないものだったったのでしょう。
その彼に向かって、何事もなかったかのように「どうしたの?たっくん?」と笑顔になるマユ・・・なんとも、ゾッとします。

※原作にあったトリックはこちらを参照↓
「イニシエーション・ラブ」あらすじ・ネタバレ | 1分で分かるネタバレ
謎解き『イニシエーション・ラブ』 序章 時系列データ: 【ゴンザの園】

テーマ : 映画情報
ジャンル : 映画

2015-05-23 : 映画感想 : コメント : 7 : トラックバック : 0
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非公開コメント

No title
ミステりーとしては、アンフェアな作品ですね。
二人の存在は、小説を読まない映画フアンには、あきれ返るようなトリックです。
映画の中で、どちらかの「たっくん」ともとれる電話のシーンがあれば、映画だけを見た不安は納得しますね。
会話をすれば声で分かるので、ただ、嬉しそうに「たっくん。あのね・・」でも良かったと思います。
終わって見れば、ただの二股関係。
韓国映画観たいだったなあ。
2015-05-23 19:35 : sakura URL : 編集
No title
額の傷を見られたくないからデートを断ったのでは?
2015-05-24 02:50 : URL : 編集
No title
どっかで読んだことがあるように思っていて思い出しました。
こう云う感じの仕組みになっているに、アガサ・クリスチー「ABC殺人事件」ってのがありますね。
2015-05-24 19:39 : sakura URL : 編集
No title
エンドロールの「堤幸彦は◯◯だった」は原作小説の最後についている解説ページと同じ語り口なので監督の自己主張と取るのはどうかと

マユが夕樹を選んだのは彼の大手への内定と自分の色に染められる内気な性格が理由では
2015-05-25 10:19 : URL : 編集
Re: No title
>アガサ・クリスチー「ABC殺人事件」
似ている作品として追記させてください。

>額の傷を見られたくないからデートを断ったのでは?
額を映していないカットがありましたよね。追記させてください。

> エンドロールの「堤幸彦は◯◯だった」は原作小説の最後についている解説ページと同じ語り口なので監督の自己主張と取るのはどうかと
承知しました。該当部分に追記します。

> マユが夕樹を選んだのは彼の大手への内定と自分の色に染められる内気な性格が理由では
なるほど!追記させてください。
2015-05-25 16:05 : ヒナタカ URL : 編集
No title
6月:最後の生理
7月:来るべき生理が来なかった
8月:辰也に「妊娠したかも?」
   夕樹に「タバコ吸う女は嫌い?」

妊娠は嘘でしょ?
2015-05-28 21:28 : URL : 編集
No title

自分、この手のトリックで最初に読んだのが我孫子武丸の『殺戮にいたる病』だったので、それ以降は割と見抜けてしまうという…。(あれは本気で騙されたし、その驚愕のラストに30分は硬直していた)


> 80年代

エンドロールのアレは「おっ」と思いました。
ただ、劇中は…、80年代のファミレスな雰囲気じゃないし、高速道路の風景は平成だし、交通渋滞に到ってはチープな画だしで、もう少し何とかならんかったのかなぁ…と。テレビドラマならばあれでも良いですが、劇場版映画ならば…ねぇ…。


> アガサ・クリスティーの『ABC殺人事件』

似てるかなぁ…。


> 「痩せるよ!」宣言

飽く迄も個人的にはという妄想として。
あのラストの後、どうなったんだろうという気はしますが、夕樹がランニングをしたのが事実ならば、あの後も夕樹とマユは付き合い続けたし、夕樹は痩せたのだろうと思いたい。

そも、マユが二股を掛けていても、夕樹と付き合うことで金銭的、物質的、或いは地位的に何らかのメリットがあるとは思えないし、夕樹を騙して何かを得るということも考えづらい。仮に騙されている夕樹を嘲笑ったとしても、夕樹も関係を持っている等を鑑みれば、言うほどアンフェアな関係とも言い難い。そこまで演じて得られるものは…と思うと、そこには「遊び相手」以上のものがあったように感じるのですよね。


で、ここからはその妄想の続きとして、夕樹とマユの仲が続くか、それとも ── 相対論や時間トリックを隠喩として読み ── 本当に痩せた夕樹が辰也と同じ道を歩み、マユはそのループから抜け出せぬままにあるのか。
まぁ、そこまで行くと、最早ジャンルが変わってしまいますが、そうして永久回廊を繰り返すマユがやがてゾンビになるのだとすれば、何か伏線帰結するような気が…しなくもない、かも、とか。

2015-06-01 18:53 : シオンソルト URL : 編集
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<2014年下半期>
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『複製された男』
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『桐島、部活やめるってよ』
『アナザー Another』
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『メン・イン・ブラック3』
『貞子3D』
『TIME/タイム』
『ドラゴンタトゥーの女』

<2011年下半期公開>
『ミッション:インポッシブル4』
『アントキノイノチ』
『ミッション:8ミニッツ』
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『トランスフォーマー3』
『コクリコ坂から』

<2011年上半期公開>
『ブラック・スワン』
『八日目の蝉』
『手塚治虫のブッダ』
『わたしを離さないで』
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<2010年公開作品>
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