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最強すぎるジャパニーズ忍者映画『虎影』ネタバレなし感想+本作のテーマ

今日の映画感想は虎影です。


個人的お気に入り度:9/10

一言感想:アホやん・・・忍者アホやん・・・


あらすじ


かつて最強の忍者と称された虎影(斎藤工)は抜け忍となり、家族と穏やかな生活をしていた。
しかし、虎影は忍者の首領(しいなえいひ)に、幼い息子と引き換えに、宝の場所を記した巻物を奪ってくるよう命じられる。
虎影は巻物を盗み出すことに成功するも、今度は妻(芳賀優里亜)を人質に取られてしまう。どうする虎影!?




えーとまず、本作の海外版メインビジュアルをごらんください。

忍者ウォーリアー<英題:『THE NINJA WAR OF TORAKAGE』

うおおおおおお超かっけええええええ!
こりゃ最高でクールな忍者映画が観られると思いますよね?

さらに予告編をごらんください。



ほほう、荒唐無稽ながらも真面目な忍者映画かなと思いますよね?
スーハースー(発声練習)、ぜんっぜん違うからな!(ただし嘘は言っていない)

端的に言いますと、本作は井口昇監督の『片腕マシンガール』とか、『ロボゲイシャ』とか、『デッド寿司』とか、『電人ザボーガー』(傑作)と同じノリです。つまり、ふざけまくっているのです。

     

一応、本作『虎影』はG(全年齢)指定なのですが、それなりに残酷描写があるわ、グロい敵キャラが出てくるわ、SMチックな描写があったりします。あたまおかしいわこの監督(褒め言葉)

なんだよもう・・・今年は『ジュピター』や『ザ・レジェンド』もいい意味で期待を裏切ってくれましたが、ここまでメインビジュアル&予告と本編のギャップがある映画は近年まれですよ、本当。
例えるなら、高級フランス料理を食べに行ったら、なぜかそのへんのおばちゃんが作ったチャーハンが出てきて食べてみたらめちゃくちゃおいしかったというか、そんな感じ。自分でも何言っているのかよくわからなくなってきた(困惑)。


だってさ、この映画は特定のファンに最大限のごほうびをくれる作品なんですよ。

(1)忍者ファン
忍者好きだったら、白土三平による漫画『サスケ』や『カムイ伝』にワクワクしましたよね。
本作では『サスケ』にあったような、「忍術を解説する」シーンが出てくるんです
もしくは『ヤッターマン』の「説明しよう!」のノリにそっくりです。この解説があったとき自分は泣き笑いしたんですけど(泣くよね)?

(2)B級映画ファン
この映画、あらゆるところに低予算のかほりがぷんぷんします
もうスピード感のあるシーンは「背景は合成です!それで何が悪い!」と開き直っているし、登場人物の顔をアップにしてセットをなるべく見せないようにするなど、涙ぐましい努力が観られます。
おそらく制作費は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(推定100億円)の5000分の1くらいなんじゃないでしょうか。
だけど、その低予算で「最大限観客を楽しませてやろう!」という気概に溢れまくっています。

例えるなら、この作品はロボットアニメが大好きな人にとっての『パシフィック・リム』と同じなんですよ!

忍者大好きすぎて泣く。
くだらなすぎて笑う。
しかもアホアホアクションてんこもりで退屈に思うシーンはひとつもない。
そんな最高な映画ですよ!

待った・・・こういう映画を待っていましたよ・・・。
近年の忍者映画と言えば『RED SHADOW 赤影』『梟の城』『カムイ外伝』と見事なまでの死屍累々ばかりでした(『NIN × NIN 忍者ハットリくん』はそんなに悪くはないそうです)。
本作は忍者がいかに素晴らしいか、その魅力を今一度伝えてくれるのです。

忍者って闇夜に紛れるスパイなんだぜ!手裏剣とか超クールだろうが!昭和の子どもはみんな憧れたでしょうが!
まあ本作の忍者は、忍者を逸脱しまくっているバカ忍法(?)ばっかり使うのですが、全部許す。おもしろいから。


主演の斎藤工の魅力にも触れないわけにはいけません。
すげーセクシーで格好いい俳優ですが、今回では意外と弱くて、ちょっとかっこ悪いんですよ。

なぜなら主人公・虎影は忍者を一度辞めて、父親になっているから。
家族をいちばん大事にしていることが、忍者としての彼の弱さになっている。この人間臭さ、ドラマも見どころになっています。

まあそんな真面目な要素はおふざけによって大体台無しになっているんですが、全部許す。おもしろいから。
あと、鳥居みゆきの下っ端くノ一もハマりまくっているのが素晴らしいですね。

低予算とは言いましたが、チャンバラシーンは文句無しにしっかりしています。
オープニングのかっこうよさからもう興奮はノンストップ。斎藤工の肉体美にはぁはぁしたい人もとっと観に行きましょう。


なお、本作は横山光輝原作の『仮面の忍者 赤影』のオマージュが満載だそうです。

古川登志夫
16053円
powered by yasuikamo

自分は残念ながら未読なのでさっぱりわからなかったのですが、おそらく昭和にこのアニメ(漫画)を楽しんだ人にとっても感涙モノなのでしょうね。


さて、本作の欠点はいままでも言ってきたように基本的にふざけていること。
たまにやりすぎて引く、スベる、リアルな忍者を求めている人にとってはいろいろと最低です(笑)。

でも、それも含めて楽しんでしまうべきでしょう!
だいたい西村喜廣監督は井口昇監督と大の仲良しで、このふざけた作風も監督のファンであれば全部わかっていたことなのです。ていうかおもしろいから全部許せるのです(3回目)。

さっきも書いたように微妙に残酷なシーンもあるのですが、本作はぜひ子どもに観てもらいたい映画だと思いました。
残酷度は『西遊記~はじまりのはじまり~』と同じくらいかちょっと弱いレベルなので、観せてもおそらく問題はないと思います(あんまり小さい子にはだめだと思うけど)。
何より、いまの平成の子どもって忍者をあんまり知らないと思うから
もしくは『手裏剣戦隊ニンニンジャー』(忍ばない)を知ってても、本物の忍者を知らないと思うから。
まあ『虎影』の忍者も思い切り間違っているんですが、子どもがワクワクできたらそれでいいんです。

大人の人にとっても、最高の娯楽アクション映画としておすすめします。
また、現在大ヒットしている『ニンジャスレイヤー』が好きな人にもおすすめしたいですね。

  


※アニメ版の1話は無料で観られます。

まあこの『ニンジャスレイヤー』はツッコミどころ満載というかツッコミどころのみで構成されている内容で、「海外から観た間違ったNINJAを近未来に登場させる」「NINJAを殺すNINJA SLAYERが主人公」「日本語の使いかたがわりとおかしい」など、どうかしている(褒め言葉)です。
『虎影』とおふざけのベクトルは若干違いますが、どちらの作品も「おもしろければそれでいい」なメチャクチャさでした。


とにかく、これはおすすめです。
ていうか、ぜひヒットしてもらって続編が観たいんです。
おそらく、本作を観た人の99%が続編を熱望するのではないでしょうか(理由は観ればわかる)。

好き嫌いが分かれまくる井口監督作品に比べるとアクは少ないですし、何よりエンターテインメントに徹しているので万人向けです。
ジャパニーズニンジャの魅力(+明らかな間違い)を期待する人は数少ない(泣)上映館を調べてとっとと観に行きましょう。超×100おすすめです!

↓以下は作中に出てくる間違った忍法と、根底にあるテーマを紹介。
これを読むと興味が出てくるかもしれないけど、ちょっとだけネタバレしていますので、予備知識なく観たい方はおひかえください。









間違った忍法その1:パワードスーツ

いやあ素晴らしい。忍者なのに平然と横文字を使っているのが素晴らしい。
もうこのパワードスーツに関しては詳細は言いません。ハルクバスターにちょっと似ているとだけ言っておきます。


間違った忍法その2:人間手裏剣

説明しよう!(本当にこういうノリ)
人間手裏剣とは、くノ一ふたりが組み合わせって、文字通り人間が手裏剣のように飛んでいく技なのだ!
何を言っているのかわからねーと思いますが、観てみるともっとわけわからないです(歓喜)


間違った忍法その3:忍者パチンコ

ええと・・・これについては説明不可能です。本編観てください。
あ、パチンコと言っても武器のほうじゃなく、大人が遊ぶゲームのほうですからね。ていうかそもそも忍法ですらないです。


本作のテーマ:う◯こ

ええと、自分の頭がおかしくなったわけじゃなく、本作のテーマはう◯こです。何を言っているのか(以下略)
斎藤工演じる主人公は、クライマックスでう◯こう◯こ言っています。小学生か!

でもね、このう◯こに関するメッセージが泣けるんですよ!謎の感動があるんですよ!
もうその理由は観てとしか言えない。
ともすれば、主人公がボスキャラに向けて送った「う◯こだよ」というメッセージも「じつはう◯この素晴らしさを伝えたかった」がゆえのことに思えます。やっぱおかしいわこの映画(褒め言葉)。


ほかにも、主人公がイノシシに化けてブヒブヒ言いながら潜入するというシーンもあります。イケメンが台無しだよ(内蔵カメラのアングル的に)!



さらに、とある有名監督がゲスト出演しているのはゲラゲラ笑いました。お前もうちょっと仕事選べ。
あ、ちなみに誰かわからなくても大丈夫ですよ。主人公が『◯◯』の監督だ!と言ってくれますから。
そんなメタ視点のギャグ、自分が得するのでオーケーです。

↓おすすめ
『虎影』斎藤工 単独インタビュー - インタビュー - Yahoo!映画
虎影 特集: 過激で、カオスで、刺激的──あなたの「映画の常識」をブチ壊す!これぞ日本が誇る《グラインドハウス・アクション・エンターテインメント》 - 映画.com
(C) 2014「虎影」製作委員会

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

2015-06-21 : 映画感想 : コメント : 4 : トラックバック : 0
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非公開コメント

No title
観て来ました。何気に劇中歌の脳内再生率が高くて困ってます。これからもふとした時にパチンコの歌が頭をよぎりそうです。

上映が終わった後に「虎影2 ○○○の戦い 製作決定!」(○○○は失念)と出てきました。これは楽しみです。
2015-06-27 00:47 : 白菜 URL : 編集
No title
>えーとまず、本作の海外版メインビジュアルをごらんください。
>さらに予告編をごらんください。
予告のカッコイイ忍者映画は何処だよ!?グレートだぜ!○ャップ!!

>端的に言いますと、本作は井口昇監督の『片腕マシンガール』とか、『ロボゲイシャ』とか、『デッド寿司』とか、『電人ザボーガー』(傑作)と同じノリです。
>つまり、ふざけまくっているのです。
それを早く言わないでくださって、本当にありがとうございます!

>一応、本作『虎影』はG(全年齢)指定なのですが、
映倫の皆さんはお疲れだったのでしょうか。打ち首とか人体損壊描写もあるんですけど・・・(血がドロっとピンクで苺クリームみたいでしたけどね)
でも、昭和の時代劇はこんなんだったよなー・・・。お爺ちゃんと一緒に観てましたよ。平成の子ども達にも、この歴史を知って欲しいですけど、久しく慣れていないでしょうしね。

>この映画、あらゆるところに低予算のかほりがぷんぷんします。
アレが竹細工ですからね・・・。いや、むしろ竹スゲー!?

>本作のテーマ:う◯こ
今、一番悪党に止めを刺す時に言いたいセリフ一位です!

あと、本作のおかげで「くノ一エロい」が「くノ一恐い」に認識が塗り替えられました。
恐いくノ一さんが観たいドMな方は映画館へ走れ!!
2015-06-27 20:59 : 毒親育ち URL : 編集
Re: No title
> あと、本作のおかげで「くノ一エロい」が「くノ一恐い」に認識が塗り替えられました。
> 恐いくノ一さんが観たいドMな方は映画館へ走れ!!

しいなえいひの女頭領はどMな人にとってごほうびでしたね。
2015-07-05 13:27 : ヒナタカ URL : 編集
No title
全然面白く無かったよ(T0T)
いや・・人間手裏剣とかクスっと笑える部分は
あったんだけどさ、ふざけすぎもここまで度が過ぎると
引くよ・・、
ボーボボが嫌いな人は見ないほうが良いと思う
2016-01-29 21:47 : kazu URL : 編集
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<2013年上半期公開>
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