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映画『進撃の巨人 後編 エンド オブ ザ ワールド』のエンドロール後のオチには町山智浩さんの本音が表れていた件(ネタバレ)

絶賛火だるま中の『進撃の巨人 エンド オブ ザ ワールド』。まさか前編を超えるバッシングが来るとはまったくもって予想どおりでしたね

本作の評価には「陳腐」「演技が大仰すぎて見るに堪えない」「ご都合主義」などのネガティブワードがゴージャスなまでに勢ぞろいしていますが、実際に映画を観てみるとそりゃしょうがないよねという気もしてきます。
冗談抜きに素晴らしい仕事しすぎの4DXで観たバイアスもあり、個人的には好きな映画なんだけど・・・)

さて、本作の賛否両論(だいたい否)の中でも、ひときわ輝いて「いらねえ」との評価を下されているブツがあります。
それは、エンドロール後のオチです。

※エンドロール後にブチ切れている人の例


本作には映画ファンから圧倒的な支持を集めていた(過去形)映画評論家の町山智浩さんが関わっているので、「こんな脚本を町山さんが書くはずがない!悪いのは樋口真嗣監督と共同脚本家の渡辺雄介だ!」と思う気持ちはとてもよくわかる(自分含む)のですが、どうやらエンドロール後のオチについては町山さんが発案の可能性が高そうです。

絶対とは言い切れないけど・・・「映画秘宝」の最新号(11月号)を読むと、そうとしか思えなかったのです。

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そんなわけで、以下にエンドロール後のオチをそのまま書いて、映画秘宝の内容を照らし合わせて分析してみます。
もちろん超絶ネタバレしていますので、鑑賞後にご覧ください。











〜町山智浩さんの本音「映画は思い通りにならないからおもしろい」〜

エンドロール後にはこんなシーンが待っていました。



シキシマがワインを飲みながら世界の秘密を語っていた真っ白な厨二病部屋で、こんな人工喉頭を使った、謎の男の声が聞こえてきます。

「驚いたな、実験体がふたりも逃げ出したぞ」
「実験は思い通りにいかないからおもしろいんだよ」
(たぶんふたりの会話)

最後はミュージックボックスが大写しになって終了。




まあ観た人みんながブチ切れた理由は「キレイに終われよ!」「続編のフラグ立てやがった!」ということですよね。
(外壁修復員のほかメンバーを置いて、エレンとミカサはふたりで旅立ったのだろうか?)
(ふたりが自由になったというハッピーエンドを否定しているとも取れる)
(ていうかこの声の主は誰なんだよ?)

で、このセリフを深読みすると町山さんの本音そのものとしか思えません。なぜかといえば・・・「映画秘宝」の最新号の1コーナー「『皆殺し映画通信』出張版!ファビュラス・バーカー・ボーイズ対談! 町山智浩 vs 柳下毅一郎『進撃の巨人』篇」に、それを裏付ける記述があったのです。

その記述とは以下のようなものです。

(1)厨二部屋に置かれてあるジュークボックスは町山さんが発案していた
(2)町山さんはいろいろと脚本と実際の映画と違ったところを挙げてから、「共同作業でどうなるのかわからないのが映画のおもしろさだから」と発言している。

<町山さん発案でした(断言)

で、人工喉頭のセリフ「実験は思い通りにいかないからおもしろいんだよ」の「実験」を(2)にならい「映画製作」に変換してみましょう。
最後にジュークボックス=町山さんが大写しになるということは・・・・・・

エンドロール後のオチ:
町山智浩さん 「(この映画ぜんぜん俺の思い通りにいかなかったんだよ!でもね)映画は思い通りにいかないからおもしろいんだよ」

にならないでしょうか?

しかも、人工喉頭とは声をなくした人のための補助具なんですよね。
つまりこの人工喉頭の声は、町山さんの「(立場上)言いたくても言えない」という気持ちを表しているんじゃないかと・・・・・・


〜評価を避ける町山さん〜

以下の記事を読めばよくわかるのですが、町山さんはその発言の中で、うまーく映画『進撃の巨人』を「評価」をすることを避けています。

<町山智浩は実写版『進撃の巨人』をどのように評価しているのか? - 1年で365本ひたすら映画を観まくる日記>

これは間違いなく大人の対応としては正しいですよね。
町山さんはひどい映画にはひどい映画だとバシッと歯に絹着せない物言いをする人なのですが、自身が関わっている作品には評価を下さないように配慮している。見習うべきことだと思います。

だけど・・・もしこのエンドロール後のオチがこの仮説通りに町山さん発案だとしたら、映画の最後にそんな本音を出してくるなよ!という気持ちもある。
しかも普通に解釈すれば「映画本編が酷い出来な上に続編のフラグを出す」という観客の神経を逆なでしているものだしなあ・・・。

もっとも、エンドロール後のオチを「映画は思い通りにいかないからおもしろい」と解釈しても、皮肉と捉えなければ十分肯定的なものですから、本音と捉えなくてもいいかもしれません。まあ皮肉にしか思えないけど。


〜あのセリフは町山さん発案で確定〜

ここまで書いてきましたが、エンドロール後のオチ=町山さん発案ということについては仮説の域を出ません。

しかし・・・残念ながら、バッシングを浴びていることがらのひとつに、町山さん発案であることが確定していることがあります。
それは以下のエレンのセリフです。

「俺たちは天国の奴隷よりも、地獄の自由を選ぶ!」

これは個人的に『ガッチャマン』の「俺は1千万人を助けるために、1人の命を犠牲にするという考え方を否定する!」や、『シベリア超特急』の「戦争はよくない」に匹敵するくらいにヒドく説明口調のセリフだと思うんですが、残念ながら町山さん発案なのです・・・・・・。




<そんなことジョーカーは言っていなかったよ・・・

ちなみに、映画秘宝の最新号においても、このセリフが「『ダークナイト』にちなんで、ヒース・レジャーがサタン役で『失楽園』出るはずだった話によるもの」だとしっかり書かれています。

これの何が残念って・・・町山さんは映画を「セリフで説明しないで演技や演出で登場人物の感情を伝えるもの」と評していて、柳下毅一郎さんとの対談では『ALWAYS 三丁目の夕日』は信じられないほど不自然なセリフがあることを非難していたりしているのです。

<この本では『三丁目の夕日』のセリフの不自然さをディスっていました。

その町山さんが仮にも脚本に関わった作品で、「俺たちは天国の奴隷よりも、地獄の自由を選ぶ!」っていうセリフを言わせないでほしかったよ・・・・

ちなみに、この後のエレンとクバル(國村隼)の会話「真実を知りたいんだ!」「真実にお前は堪えられない!」も町山さん発案です。
これはトム・クルーズの有名作品のセリフそのままらしく、「洋画なら気にならないんだけど、邦画だともっと自然なセリフにしないとダメなんだ」と、町山さんは思いっきり誤りだったと認めています。

※以下の意見をいただきました。
このトム様の映画はア・フュー・グッドメン (a few good men) のように思います. 台詞の英語である "I want the truth. You can't handle the truth." で検索すると、この映画が出てきます。


<これもリスクペクト


〜この事態に町山さんはどう思っているのか?〜

映画『進撃の巨人』前後篇は、映画秘宝の最新号(だけでも)を読めばいかに脚本通りにならなかったのかがわかるので、どれだけ大バッシングされようが町山さんだけを責められないところがあります。
(樋口監督がいかに脚本の意図を汲み取らなかったのかもよくわかる)

だけど、残念ながら「説明口調で大仰なセリフ」には町山さんに責任があるのも事実です。

この事態に町山さんは反省しているのか?と問えば、たぶん遠回しに反省の弁を述べていると思う。
なぜなら、これまた映画秘宝の最新号に以下のような記述があるからです。

「(また脚本を)書きたいねえ。でも、仕事来ないだろうな。来るとしたら頭おかしい人だよね
「俺、年末の秘宝の「死んで欲しい奴」に立候補するから!


映画秘宝の「死んでほしい奴」はさすがに道徳的な観点(?)から現在は廃止されているんですが、町山さんはそれに立候補すると言っています。つまりはそれくらいの大罪を犯したと認めているのではないでしょうか。

また、この記述の後に、対談相手の柳下さんが、町山さんをフォローするどころかさらに修羅の道へ落としにかかっているのが笑えるので、ぜひ読んでみることをお勧めします。


そんなわけで、自分は尊敬していた町山さんに少ーしだけ失望しましたが、大人の対応を取りつつ、反省している事実で笑いを取りに行っている町山さんのファンでい続けます。次回作に期待!
あ、でも庵野秀明総監督×樋口真嗣監督の『ゴジラ』は嫌な予感しかしないよね。


事実を知るのが怖い小説版↓

浅倉 冬至
648円
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テーマ : 映画情報
ジャンル : 映画

2015-09-24 : いろいろコラム : コメント : 11 : トラックバック : 0
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No title

> ミュージックボックスと人工喉頭の声

これ、要するに「政府」とか「神」のメタファですよね。

結構よく使われる古典的なモティーフではありますが、自分が彷彿したのはデーモン閣下の戯曲『真説・照美事音傳來記』。
安土時代にテレビが伝来したという設定の舞台劇で、紆余曲折あった後、最後に主人公が織田信長の部屋で見たもの、信長の姿それ自体がテレビだった(世の中はマスコミュニケーションで動かされているということを示唆)というラスト。

2015-09-24 23:33 : シオンソルト URL : 編集
良いからとっととレビュー書かんかい
2015-09-25 01:12 : あ URL : 編集
No title
おっかなびっくりどこでもみれるような感想を書かれるより
素直に面白かった映画やおすすめ映画のレビューを
読みたいです
2015-09-25 10:19 : い URL : 編集
これから秘宝関連の人たちをどう見たらよいかわからなくなりそうです(苦笑)
2015-09-25 10:53 : akira URL : 編集
そろそろ叩いた方がいいと思って路線変更ですか?
2015-09-25 15:13 : URL : 編集
No title
町山さんが自分が携わった作品を批判できないのはしょうがない。なぜそれを今更ってことになるし、かつ(将来的な)飯の種をつぶすことにもなる。

ただカゲヒナタさんとかみたいな普段町山万歳してる人が明らか歯切れ悪くなるのは残念です。
というか「あえて」重箱の隅をつつくようにして、批判も非常に小さな部分的なものにしてしまうというか。

すいません、ただこの記事面白くなかったです
2015-09-25 22:06 : いや URL : 編集
みんな落ち着こう(笑)
2015-09-26 00:43 : akira URL : 編集
トム・クルーズの有名作品
指摘されているトム・クルーズの有名作品は、アフューグッドメン (a few good men) のように思います. 台詞の英語である "I want the truth. You can't handle the truth." で検索すると、この映画が出てきます.
2015-09-26 01:01 : すずき URL : 編集
Re: トム・クルーズの有名作品
> 指摘されているトム・クルーズの有名作品は、アフューグッドメン (a few good men) のように思います. 台詞の英語である "I want the truth. You can't handle the truth." で検索すると、この映画が出てきます.

ありがとうございます!追記します。
2015-09-26 15:58 : ヒナタカ URL : 編集
No title
映画作りの大変さの件は既に様々な要素が可視化された2015年からすれば
この作品の成り立ちからして考慮されても良いのでは...と思います(汗)

とは別に今回のレビューの様ないい加減「クソ映画として面白いw」みたいな揶揄の仕方
に含まれるうすら寒さに自覚的になられた方が良いのではないでしょうか。

ここは「超展開でクソ映画w逆に面白いw」っていうのは
評論ではないと思いますし今回の作品に関しては作り手への最低限の敬意を
欠いてるとも思います。(評論家ではないので、と言われたらそれまでですし
敬意を抱かせない出来なのが悪いと言われれば何もいえませんが。)

秘宝的な楽しみ方とも言えますが秘宝との違いは読み手には伝わってると思います。
「こんな酷さも楽しめる俺って通でしょ?」と捉えられてもしかないと思います。

そうした楽しみ方もこのブログの良いところですし、大事な楽しみ方だと
思いますが...最低限のところは自覚されて書かれた方が良いと思います。


2015-09-28 13:10 : 匿名 URL : 編集
No title
最後のシーンに町山氏の本音が隠されていることなど、普通に「進撃の巨人」の映画を見に来た人には
まったく関係ない上に、それをもってあのオチもありっちゃありとか、町山氏も色々苦労
したんだろうから、まああんまいってやるなよ的なことを暗に言われても(言われているように感じました)、
えええええええとしか思えないです、残念ながら。

クソ映画フリークとしてレビューはいつも興味深く読ませてもらっているし、参考にもさせてもらってます。
勿論映画は芸術作品であり、個人の感性はそれぞれ違いますから、ある人にとっては駄作、
ある人にとっては傑作と言うこともおおいにあると思います。

が、それにしても町山氏におもねっているなあという印象は拭えませんでした。
まあ色んなしがらみや利害関係があるでしょうから、そもそも色眼鏡で見てしまうでしょうし、仕方ないんでしょうが。
今後は町山氏の絡まない作品のレビューを楽しみしています。
2015-09-29 00:20 :   URL : 編集
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