2015年11月の気になる映画一覧(マイナー推し)
そんなわけで11月の気になる映画一覧です。以下の記事も参考にしましょう。
<2015年11月公開で観たいと思っている映画の覚え書き|三角絞めでつかまえて>
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11月6日(金)(公開中)
『ミケランジェロ・プロジェクト』
原題は『THE MONUMENTS MEN』。実在した、第2次世界大戦時の美術を守る特殊部隊を描いた作品。
命よりも美術が大事!な熱き男たちの物語なのかも。
マット・デイモン、ジョージ・クルーニー、ビル・マーレイ、ケイト・ブランシェットなど、キャストがやたらと豪華。
11月7日(土)(公開中)
『サヨナラの代わりに』
ヒラリー・スワンク主演、『博士と彼女のセオリー』と同じく筋萎縮性側索硬化症を描いた作品。
原題の『You're Not You』が示すものは何なのか・・・とても気になります。
『いしゃ先生』
第2次世界大戦後の無医村で、地域医療に尽くした女医・志田周子を主役にした映画です。
11月13日(金)
『ハーモニー』
『屍者の帝国』に続く、34歳でこの世を去ったSF作家・伊藤計劃原作のアニメ映画。本当は『虐殺器官』がこの日に公開予定でしたが、アニメ製作会社・マングローブが自己破産申請したために公開が延期、こちらが繰り上げで上映されることになりました。
自分は試写で観せていただいたのですが・・・とりあえず言えるのは『ミリオンダラー・ベイビー』並に死にたくなる案件でした。
作中では自殺のシーンがかなり直接的に描かれることもあり、PG12指定。個人的にはR15+でも違和感はありません。
それでも、原作者の信念が伝わる傑作ディストピア(ある意味でユートピア)SFでした。オトナにおすすめ。
11月14日(土)
『コードネーム U.N.C.L.E.(アンクル)』
『スナッチ』のガイ・リッチー監督最新作にして、1960年代の人気テレビシリーズ『0011ナポレオン・ソロ』のリメイク作品。
水と油のスパイコンビということで、バディ・ムービー的なおもしろさも期待できます。
『ムーン・ウォーカーズ』
アメリカ政府「どう考えてもアポロ計画ダメじゃん」→「じゃあスタンリー・キューブリック監督に月面着陸成功の映像を捏造してもらうぜ!」というステキ作品。地味にR15+。
しかも『ハリー・ポッター』のルパート・グリントが借金まみれのクズ青年を演じるんだって、たまんねえな。これは観る。
『ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー』
『マダガスカル』シリーズの人気キャラクター、ペンギンズを主役にしたスピンオフにて、バリバリのスパイ映画。ユナイテッド・シネマ&シネプレックスのみで独占記念上映です。
『恋人たち』
傑作『ぐるりのこと。』の橋口亮輔監督最新作。PG12指定。
オーディションで選出された新人の俳優が、通り魔事件で妻を失った男性、平凡な主婦、同性愛者で完璧主義のエリート弁護士を演じるそうです。観たい。
『牙狼〈GARO〉媚空-ビクウ-』
雨宮慶太監督・原作の特撮アクション『牙狼 GARO』シリーズの一作、主演は秋元才加。
ちょっと大人向けの特撮ものということで大期待。
『日本ローカルヒーロー大決戦』
その名の通り、日本中のローカルヒーローが集結する内容。よくこんな企画が通って、実現できたなあ・・・(褒めています)
公式サイトの日本ローカルヒーローMAPがステキ。ひとりも知らなかった(ローカルヒーロー好きの方、ごめんなさい)。
『変態団』/『自傷戦士ダメージャー』
現在、ドラマ版『監獄学園』も放送中の異才・井口昇監督のキチっている(褒め言葉)作品ふたつが同時上映。
『変態団』は俳優ワークショップの卒業制作として撮りあげた作品。某映画祭では過去最高の途中退場社数を記録、予告編だけでも酷い。
『自傷戦士ダメージャー』は監督がサラリーマンの知人から「制作資金を出すので自分が主演する特撮ヒーロー映画を撮って欲しい」と依頼されて誕生したマゾのヒーローの物語。大丈夫かこれ(たぶん大丈夫じゃない)。
『RWBY Volume1』
スタッフの多くが日本アニメの愛好家というアメリカのアニメーションスタジオによる3DCGアニメ作品。すでに配信された1〜10話が一挙に上映。
ビジュアルだけでもジャパニメーションが大好きということはわかりまくります。
11月21日(土)
『ウーマン・イン・ブラック2 死の天使』
まさかの続編。前作から40年後、第二次世界大戦中のロンドンで、生徒と教師が新たな恐怖に出会います。
前作のレビュー→<ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館>
『ホワイト・ゴッド 少女と犬の狂詩曲』
犬版『猿の惑星』であると絶賛を浴びた作品。雑種犬だけに重税を課す法律ができた世界で、13歳の少女と犬たちが反乱を起こすんだって。なにそれ超観たい。
Rotten Tomatoesでは92%の超高評価です。
『劇場霊』
『リング』の中田秀夫監督最新作。でもじわじわ来る恐怖ではなく、スピーディーなホラー演出が多用されているらしい。
AKB48のぱるること島崎遥香が主演、4DXでの上映も決定している。
『デジモンアドベンチャー tri. 第1章「再会」』
全6章から成るアニメ作品の第1章。高校生になった主人公たちの冒険が描かれる・・・っていうのは『トイストーリー3』を思わせますね。間違いなくおっさんホイホイ。
11月27日(金)
『 亜人 第1部「衝動」 』
同名の人気コミックのアニメ映画化。全3部作。
賞金を狙うすべての人間から追われる身になる・・・という原作のプロットはそのまま、かなり気になります。
11月28日(土)
『グリーン・インフェルノ』
イーライ・ロス監督が、『食人族』をモチーフに残酷描写満載で描いたホラー。もちろん18禁です。
意識高い系の学生が食われまくるほか、監督の妻であるロレンツァ・イッツが出演しているというのもステキですね。
『サクラメント 死の楽園』
実在の集団自殺事件をモチーフとした、全編POV(主観視点)のホラー。
これもイーライ・ロスが関わっている。本当にこういう悪趣味な作品好きですよね。監督は『V/H/S シンドローム』のタイ・ウェスト。
『愛を語れば変態ですか』
べつにそれは変態じゃないよ!(タイトルへのツッコミ)
主演は黒川芽以。人妻が、世界中の男たちを幸せにするべく立ち上がるというプロットが素晴らしいですね。
『フリーキッチン』
福満しげゆきの短編漫画を実写映画化。
家族の食卓に人間の肉を使った料理が当たり前のように並ぶようになる・・・というブラックコメディ。ちょっと『肉』を思い出させますね。
メジャーどころでは、
『エベレスト 3D』(11月6日(金)(公開中))
『グラスホッパー』(11月7日(土)(公開中))
『ラストナイツ』(11月14日(土))
『ハンガー・ゲーム FINAL: レボリューション』(11月20日(金))
『リトルプリンス 星の王子さまと私』(11月21日(土))
は観ないといけないですね。
まあなんつーか、『牙狼〈GARO〉媚空-ビクウ-』、『自傷戦士ダメージャー』、『日本ローカルヒーロー大決戦』という「ちょっと(?)マイナーな特撮ヒーローもの」がすべて11月14日(土)に公開されるってどういうことですか。全部観たいのに観れねーよ!
あとはトム・ハーディ主演×『ドライヴ』の監督の『ブロンソン』が新宿シネマカリテで1週間限定上映中なので観たいところ。11月13日(金)までワンコイン(500円!)で鑑賞可能なレイトショー上映だってさ。
このムキムキマッチョだけでも劇場で堪能したいよねえ。
(C)Project Itoh/HARMONY
(C)Partizan Films - Nexus Factory - Potemkino 2015
(C)2015 株式会社ヤツルギ魂 All Rights Reserved
(C)Rooster Teeth Productions, LLC
2014 (C) Proton Cinema, Pola Pandora, Chimney
感想は一言で言うならミケランジェロは「無難に面白い」、エベレストは「映像は凄いけど…」ってとこですかね。
ミケランジェロは誰が見てもそれなりに楽しめると思います。
>グリーン・インフェルノ
ついに来ちゃいましたか…wホステルで大リバースした事があるんで正直見ようか迷っています。
>デジモンアドベンチャーtri
これもとうとう来ちゃいましたか…って感じです。このアニメには個人的に愛憎半ばすると言うか
ある一件(ヤ◯トと◯ラが…)で自分の心に重大なトラウマ植え付けられたんで
これも正直見に行くか迷ってます。
絶対見るマスト作品は今のところUNCLEとリトルプリンスってとこですね。
…でメチャ楽しみだった「劇場版MOZU」ですけど
はっきり言います。ストーリーは1ナノも面白くありません。
と言うかドラマ版熱心に見てた僕ですらちんぷんかんぷんですw
その代わりアクションは邦画にしてはと言う条件付きですけどかなり頑張ってます。
下手にCGに逃げて無いですし、まあハリウッドの真似事と言われればそれまでですけど、中盤にあるあるキャラとあるキャラの殺し合いはかなり見応えありました。これだけで劇場行って良かった!…って思えるほどです。
まあそんなとこはどうでも良くてこの作品の一番のキモは圧倒的なキャラの濃さですね。
とにかく出てくる大人がことごとく狂ってる、アウトレイジ風に言うなら「全員、狂人」ってとこでしょうかw
特に長谷川博己氏演じる東は進撃の巨人好きなヒナタカさんならきっと気に入っていただけるかと。
とにかくストーリーは意味不明、だけどとにかく狂った世界観を楽しみたいなら「劇場版 MOZU」はオススメです。
一応書いておきますが、初期の頃は堅実なスパイものでしたが、次第に明確な敵対組織との攻防になっていき、だんだんとなんかコネリー後期やロジャー・ムーアの007的な方向に突っ走ったドラマです。映画版も何作か作られました。同業者(女版ナポレオン・ソロ)のスピンオフドラマもありますね。
恐らくギリ40から上を除く殆どの世代がドラマの方を知らないと思うので(自分は来年アラサー突入の映画海外ドラマバカ)、月並みな感想が多くを占めると予想してちと心配です。
このブログはコメントも反映してくださいますし、いつも楽しんでいるので是非ともレビューしてください!
「ハーモニー」は「Project Itohは全部網羅するぞ」と息巻いてる身としては押さえなければいけませんし(虐殺器官に関しては制作会社破綻が惜しまれます)、「亜人」も「ストーリーもだがシドニアの騎士同様ポリゴンピクチュズとなれば観ない手はない」って感じです(後者に関しては2週間限定だからちゃんと練らないと…)。あとは「劇場霊」についてはその前に「女優霊」を押さえておきたいものです。
挙がってないものではガルパン劇場版と27~29日に先行上映される「007 スペクター」(評価が分かれてるもののクレイグボンドを押さえてきた身としてはどうしても押さえておきたいですも劇場観賞しておきたいところです。
あとMOZUについては自分も観賞しましたがラリーB氏の仰る通りでしょう。それに流石の自分でも感じるような穴もありましたし。
ストーリーに期待せずアクションやキャラの立った登場人物を楽しむのが吉かもしれません(そもそも元からストーリーよりそちらに重点を置いてる感はするので)。あとは自分の場合ストーリーより「あのキャラの衝動はどこに行きつくのか」という方向に関心を置いて観たせいか悪い印象はなかったりします(自分の推測が間違ってなければラリーB氏が仰っているのであろうシーンは「よくぞやってくれた」感が強かったですし)。
とりあえず観賞するならドラマ版を押さえてからの方がある程度のネタは押さえられるのでいいかもと思います。とはいえ「観るのは止めないが勧める気は起きない」って感じではあります。
> 『デジモンアドベンチャー tri. 第1章「再会」』
え、6本作るの? 映画でそれはダメじゃね?(汗
>ラリーBさん、いいこまさん
> 『MOZU』
観て参りました。
映画としては、もっとすっきりした脚本にするべきだった気がしますね。
ハリウッドの真似事…というか、香港映画? 『インファナル・アフェア』とか。
>シオンソルトさん
人様のブログで勝手に激推しした映画なのに
わざわざ見ていただいてすいません。
確かにダブルフェイス見れば分かるように羽住監督は良くも悪くも外国映画
特にインファナルアフェアとダークナイト被れな感はありますねw
まあストーリーははっきり言ってシーンとシーンを鎖で連結させたよくある邦画大作ですし
アクションも「単にハリウッド真似ただけだろ?」なシーンの羅列なのも事実です。
総合的に出来が良い映画だとは口が裂けても言いませんけど
僕個人としてはあるシーンで魂が震えちゃったんですよね…
あそこもぶっちゃけ本筋とは全然関係ないんですけどねww
確かに意味不明なとこや正直ダサいとこも沢山ありますけど
それ以上にアクの強いキャラ達の狂気にやられちゃいました。
>『ミケランジェロ・プロジェクト』(本当は春先公開予定だったそうで・・・)
いつもなら・・・
>実在した、第2次世界大戦時の美術を守る特殊部隊を描いた作品。
大好物!
>命よりも美術が大事!な熱き男たちの物語なのかも。
愛してる!
>マット・デイモン、ジョージ・クルーニー、ビル・マーレイ、ケイト・ブランシェット
抱いて!
なんですけど・・・イマイチ食指が動きません。「キャプテンアメリカ(てかスティーブ・ロジャース)」を崇拝している身でなんですが、このあらすじを聞いて最初に浮かんだのは「大岡裁き」でした。
これって「オレ達の方が大切に出来るはず!」と危険地域で大事な美術品を引っ張り回しただけなんじゃないの?・・・と。
昔日本に名画を「買った以上はオレの物、オレが死んだら一緒に火葬して」などと抜かした金満馬鹿ジジイがいましたけど、「総統美術館」はちゃんと公開も想定してましたし、ナチスは彼らなりに戦火から美術品を保護していたとも言えるのではないでしょうか。
それに加えて白けるのは現代のアメリカです。21世紀現在、ISIS支配地域の美術館や博物館で「偶像崇拝禁止」を曲解ならぬ極解したDQNどもにヒャッハー!されてる人類の歴史と英知の結晶達にも同じ事をしてやってくれよ・・・。と。
いやでも、アメリカ万歳映画を笑ってやろう。と捻くれた思いで行き、スクリーンに土下座するはめになった「ローン・サバイバー」みたいな事もあるしなあ・・・。
あ!もしかしたら「アメリカよ!今こそ「第二次ミケランジェロ・プロジェクト」を!」というメッセージなのかも!?
>『ハーモニー』
「死者の帝国」がアニメ版「リーグ・オブ・レジェンド」みたいで面白かったので、これも是非!
>『コードネーム U.N.C.L.E.(アンクル)』
迸る20世紀、冷戦時代にドリームチーム感がたまらんです!
「ローン・レンジャー」「ジョン・カーター」みたいに20世紀アメドラは失敗リメイクが続いているので頑張って欲しいです。
>『ムーン・ウォーカーズ』
アポロ計画絶対成功してる派ですが・・・
>ルパート・グリントが借金まみれのクズ青年を演じるんだって
観に行かないという選択肢が見当たりません。
>『ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー』
久々にスクリーンでやつらに会えるとあっちゃあな・・・
>『牙狼〈GARO〉媚空-ビクウ-』
クール(お寒い)ジャパンの中で、牙狼シリーズは頑張ってる方だと思います。
だから低予算で素晴らしい忍者映画を撮ってくれた人、お金の事で逆ギレしないでください。今年の映画界で一番のガッカリ発言でした。
>『日本ローカルヒーロー大決戦』
本家「スーパーヒーロー大戦」で中の人達だった方々ですね!
>『変態団』
変態なら世間様に迷惑かけないよう楽しく生きようぜ・・・(本棚に名作映画と少年漫画、クローゼットにとても隣近所様に見せられないDVDと漫画本を蒐集する者より)
>『自傷戦士ダメージャー』
この発想は無かった!
>『RWBY Volume1』
本当に日本のえらい人達は自国の文化を大事にしてほしいです。
東南アジアやヨーロッパでその国産のアニメ観たらエンドロールにYAMADAやSATOUが流れて来たって本当なんでしょうか・・・。
>ウーマン・イン・ブラック2 死の天使
ダニエル・ラドリクフ君目当てで観に行って、血涙ものの胸糞を味わってきましたので、どうせ今回も・・・あの終始無敵モードのメンヘラ悪霊が子ども相手に無双して一人勝ちなんだろうなあ・・・と思うと。
>『グリーン・インフェルノ』
すみません!予告を最後まで観れませんでした!私が今まで観たゾンビ映画なんて幼児向け絵本レベルだっ!!
個人的に、ここに無い作品では「もうひとつのアメリカン・スナイパー」と言われる「ドローン・オブ・ウォー」が気になっています。
ネタバレは伏せますけど、犬の演出は確かに凄かったですが人間ドラマが凄まじく陳腐過ぎて幾らなんでもあんまりでした。
正直今年一番の「期待値からの落差が酷かった映画」と言わざるを得ません。
ヒナタカさんがもうご覧になったかどうかは存じませんが
もしご覧になったのなら是非感想をお聞きしたいです。